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ROSASOLIS

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女神
今年は蓮根を数種類いただいていて、そのうちひとつはとても大きかったので
近所に住む陶芸家のヴェロニカさんにおすそわけをしていた。

ヴェロニカさんは蓮を育てることをずっとおもっていた、というよりかなり前、
窯のそばに池を掘る男性がいて、その池に蓮が育つという夢を見ていたのだそうだ。
でも蓮はずっと手に入れることができないでいた。
それでわたしがさしあげたときたいへん喜んでいた。
蓮は聖なる植物としてみられることもあるが、ヴェロニカさんもその根をみたとたん、
それに聖なる感触をつかんでいた。

先日お宅に伺うと大きな水鉢に入っている蓮を見せてもらった。
まだ開いていない葉が水の上にのぼっていた。
ヴェロニカさんはその蓮に真東に伸びる銀色の線が見えるという。
すごいエナジーを感じるという。

残念ながらわたしはその銀色の線を見ることはできなかったし、
それほどまでのエナジーを感じることもできなかった。


しかし、その後まもなくわたしにとって聖なる花が顕れた。
それはバラではなく・・・

植物の開花は唐突にやってくる。
それを見たのは朝の10時すぎだった。
ヤマシャクヤクの開花である。
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     4月30日
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 すごい存在感をもって立ち上がっていた。
いや、もちろんその前から茎はあがっていたし蕾も大きくなっていた。
そろそろ開花ということもわかっていた。
しかし、それ以前とその時の様とは格段の違いがあった。
それは神々しいまでの気を放っており特別な全く特別な花となっていた。

この株は数年前から鉢で持っていて、去年地植えして初めて咲いたものだ。
去年もその姿に感動したが、今年はそれ以上だった。
ほかにも去年入手したものもあった。
それは今年蕾を持たなかった。野生のものは毎年咲くとは限らないので、それはそれでよいと思っている。

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     5月1日

花の直径も大きく、肥料のやりすぎと思うかもしれないがそうではない。
また、お気づきの方もおられるかと思うが、蘂の色がことさらに赤いのである。(普通は黄色)
この花はなにかわたしにとって特別な存在だと感じている。
自分となにかつながりをもっており、その放つものは言葉というような明確なものではなく、
「ひびき」としか言いようがなく、その姿は女神としか言いようがなかった。
大木ならいざしらず、草本類の植物にそれだけの力があるのか?
しかし、おそろしいまでの強く気高い雰囲気でわたしの深いところに問いかけるものがある。

問いかけるというのは言葉としてではない。
わたしが自分を問うのだ。余計なものを取り払ってその前に立たなければならない。

葉も大きく全体の姿も堂々としている。
やはり女神としか言いようがないのである。

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     5月2日
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    5月3日   花弁はいよいよ白く、透明感を増してくる。

このヤマシャクヤクは4日夕刻、わたしが外出から帰ってくると、
花びらの半分を落としていた。
ほぼ5日間咲いてくれたわけである。
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このような姿に出逢わせてくれて、とてもありがたい気持ちでいる。
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by sakillus | 2009-05-05 21:34 | 植物 | Trackback | Comments(4)
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Commented by seedsbook at 2009-05-06 05:42 x
女神様のお姿拝見できてうれしいです。
品格のある。。。という表現をしたい花ですね。
人それぞれエネルギーの交感ができる植物を持っているのでしょうか?
Commented by sakillus at 2009-05-06 14:03
seedsbookさん、昨日、今日はこちらはよく雨が降っています。

どうしてこのヤマシャクヤクはこうなのか、よくわかりません。
説明する必要もないのかもしれませんが不思議です。
それぞれあるのでしょうかね。わかりませんが今回は貴重な体験でした。
たった1年のうち5日間だけでもずっと心に残ります。
Commented by ローズYUKI at 2009-05-06 21:43 x
お花もそうですが、この立ち姿(茎葉)も凜としていて気品がありますね。
至福の時が5日も!羨ましいです。

隣の葉は石蕗ではなく蕗のように見えますが、これはどういう意図で植えられたの?
左手前には一重のバラがみえますね。奥のバラは?
sakiさんのお庭何時も興味津々♪♪♪
Commented by sakillus at 2009-05-06 22:11
YUKIさん、どうもです〜。
そう、茎葉もすばらしいんですよ。知性をもっているみたいでしょう?
一般的に3日間ぐらいでしょうかね? 5日というのは長いですよね。

ははは・・まさしく蕗です。きたるべき食糧難に備えて。って違います!
元々この庭にあったんです。そこかしこにあります!先日も料理しました。^^V
他の場所のセンノウもこれの陰になってきたので、またあしたにでも採ろうかなとおもっていたところです。
これの繁殖力はすごいですね。畑はほぼあきらめたわが庭ですが、案外食べ物になるものがあります。
^^;
左のも奥のバラもサクライバラなんです。右のゴツゴツしている幹は「枝垂れ」梅なのですが、
根が張って地植できないので、これも鉢ごと地植えなんですが、今年はいっそう伸びました!
これわりに早咲きなんですね。もう数輪咲いてきました。

そうそう、うちの庭にもサトイモ科のなんでしょう? YUKIさんちのムさんのような迫力はありませんが、
なにかいましたよ。テンナンショウの仲間かな? 今年は見ていないけれどいるかしら?
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