夏の庭はどうしても緑がうっそうとして花は少ない。
この時期、花をなんとかしようという希望はとっくになくなってはいます。 であるからして、花はありがたき添えものぐらいな気持ちで、 いかに緑の庭をなんとか、なんとか鑑賞できるレベルまでにもっていきたいというのが 今のわたしの課題でしょうか。 うちの辺りの暑さは、街中の耐え難い暑さに比べればまだましというもの。 時間さえあれば、早朝などにでもできないわけではありません。 このところやることが多く、気持ちはあっても思い切って時間をとれないつらさがあります。 夏の花といって特筆すべきものはいくつかあります。 また、バラ好きにしてみれば、ほかのどんな花よりも、夏であってもバラが一番と思う 方も少なくはないでしょう。 わたしはそうではなくなってしまったかもしれません。 今日蓮が咲きました。(それは後日に) 蓮の気高さ、明るさは特別です。 そしてユリ、なかでもやっぱりヤマユリ ヤマユリはこの辺でも自生しています。 崖のようなところによく生えています。 草刈りの時に、あえなく草と一緒に刈られてしまうこともあるようですが、 大事に守られているところもあります。 少なくとも日本においてはヤマユリこそがユリの女王ではないかと わたしはおもいます。 その大きさ、優美さ、おおらかさにおいて。 もちろんササユリの繊細さもはっとさせられるものがあります。 また、ササユリの変種といわれるジンリョウユリも機会があれば見てみたいものです。 でも、バラが記憶にひっかからないわけはありません。 Le Vesuve は、何度も繰り返し咲くすばらしいバラですが、 この時期これだけ咲いてくれることはやはりありがたいことです。 十六夜バラ 夏に咲いてこそ本領発揮 The Night 一輪のみですが、くっきりと。 Alister Stella Gray 高いところでふたつクラスターになって咲いていました。
by sakillus
| 2010-07-23 23:53
| 庭づくり
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Comments(5)
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Noir-Z at 2010-07-24 22:55
sakiさん
こんばんは。 僕はたった今、 普段なら夕刻時に行う水遣りを終えたところです。 時折閃光の光る暗い闇の中で、 白い薔薇が房になり、ふわふわ長い枝を風に靡かせるままに 揺れて.....なんとも不思議な光景でした。 ヤマユリはいいですよね。 僕もユリの中ではいちばん好きです。 ちょっとビックリしたのは『Le Vesuve』。 地植えでしょうか?こんな枝ぶりになるのですか? そしてこんなに伸びるものなのですか?笑 僕もこの薔薇に寄せる想いは特別で そのゆるやかな花弁とおおらかさがとても好ましく よく咲く薔薇とはいえ、毎回様々な感情を抱くこと多々です。 『Alister Stella Gray』は思いきって7号の鉢に植え替えました。 これは野生種の薔薇の10号鉢を除き、 ほぼすべての薔薇を5号にまとめた僕としては快挙なのですよ。 オールドローズ花図譜で見られるような海老茶の枝に 育てていながらもまだ出会っていません。 ホントにあのような色に茎が染まるのでしょうか?笑 sakiさんのお宅では如何ですか? 「ジンリョウユリ」、これも未だ見た事はないユリです...。 G d D
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すみごん
at 2010-07-24 23:13
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「ヤマユリ、いいですよね。一番好きです」と書こうと
思っていたら、GdD さんに先を越されてしまいました(^.^;) あの野趣あふれる姿はいかにも夏らしくて好きです。 濃厚な香りも、あの花にはぴったりですね。 sakiさんの書いていらっしゃることを読んで、あらためて 考えてしまったのですが、私はこれだけ!バラを育てて いるけれど、一番好きな花がバラかと問われたら、たぶん 答えは否、になりそうです。 では何が一番好きか・・・となるとなかなか出てきません。 うーん・・・(^.^;)
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sakillus at 2010-07-25 19:43
G d Dさん、こんばんは。
今日も雷雨が降り、涼しい夕刻を迎えています。 また、夕焼けがきれいでした。 ヤマユリ談義、しましたね!やはりG d Dさんは色とか形とかの記憶がはっきりしていますね。それは特技ですねぇ・・・ はは、『Le Vesuve』、地植えです。 わたしもちょっとおどろいているのですが、よくあるのは、斜めにシュートを伸ばすこと。だから場所もとります。 今年のサイドシュートは、縦にのびて、結局1,5mほどになっています。花付きもいいですよね?一番花は出遅れたんです。それで、それを挽回するように今がんばっている。笑。季節を問わずいい花が咲きますね。優れたバラだとおもいます。これの葉の丈夫さってすごいと思うんですよ! 『Alister Stella Gray』はうちではつるとしてではなくシュラブとしての樹形を守ろうと思っているのですが、油断しているとサイドシュートがすごく伸びてしまいます。 伸びやかにさせてあげると喜んでいるようですね〜。
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sakillus at 2010-07-25 20:08
G d Dさん、つづきです。
>オールドローズ花図譜で見られるような海老茶の枝に あれっ、本当だ!あれ〜?そんな色になったことありませんよ!個体差なんでしょうか? ジンリョウユリは今年迎えようかどうかかなり迷ったんです。 このユリは、徳島のごく限られた地域のみに生育し、ほかの地域では栽培がやや難しいというようなことがネットで散見されました。それで、ことしは見送りましたが、まだ完全にあきらめたわけではありません。^^。
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sakillus at 2010-07-25 20:08
すみごんさん、覚えています。すみごんさんがヤマユリをものすごく好きだということを!
そうそう、G d Dさんともお話していたのですが、優美でおおらかで洗練されている。そのうえ野性的なところがぐっとくる、すばらしいゆりですよね。! 濃厚な香りも、とても夏に似合うとおもうんですよね。香りってとても記憶に残りますから。 すみごんさんは山野草など、可憐であったり野趣あふれる植物もお好きなわけでしょうし、一番何が好きというのはむずかしいですよね。わたしも順番というのはなかなか・・・ 私の場合は、量も含めて、縁という意味ではやはりバラとのつきあいが濃いのだとおもうのです。 でも、ある時、ある花への驚きという意味では、蓮やうちのヤマシャクヤク、それにゆりなどは強いです。あぁ、ほかにもいくつか・・・ムシカリもよかったなぁ・・・ まぁ、バラも・・・こころに突き刺さってくるものはありますけれどね。そういうバラをもっとみたいという欲求はあります。^^;
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