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ROSASOLIS

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浄化
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   コブシ 
   我が家のコブシは、前の土地の持ち主によって幹をバッサリ切られたのがおそらく5年ほど前
   それからしばらく花はすこししか咲かせられなかった。
   今年はようやく大量。
   飛びたがっている鳥のようだ。


バラ友のkimiさんの4月3日のブログを興味深く読んだ。
今たいへんなことになっている、放射能で汚染されている土壌を少しでも早く浄化させることはできないものかとおもう。

kimiさんのブログで紹介されている
「チェルノブイリ原発から70キロ離れたナロジチ区において
放射線により汚染された土壌を浄化するために菜の花を植える取り組み」
ナロジナ再生・菜の花プロジェクトと、チェルノブイリで放射線を食べる菌が見つかるなどを紹介しておこうと思う。

今回の事故で福島第一原発の周辺地域がそれぞれの場所でどれぐらいの放射能を浴びたか、
これからも浴び続けるかはまだわからない。
半減期が30年ぐらいのものが多いわけであるし、半減期を過ぎてもその後も長いわけだ。
人がそこで暮らすことはいろいろな意味で難しい。
その土壌をなんとかすこしでも早くひと、動物の住めるところに戻せるものならどんなにいいだろうかとおもう。

上のリンクしたものは、その浄化のためのヒントになるかもしれない。

そしてやはり微生物はおもしろいとおもう。
微生物は人間の考察をはるかに超えるふるまい、性質を持っているものだ。
わたしが最初に思った廃菌床も、きのこを培養したあとの培養くずなので、
微生物がわんさかいるのである。


話は横にそれるが、わたしが土壌や微生物のことに興味を持ったのはバラの栽培があったからだ。
バラがなければ興味を持たなかったか? いや、そうではないだろう、しかし、
バラがあってこそ、それへの求心力を持ち得たのだ。
いや、でも、微生物世界の深淵にはまだまだ全然到達できないのだが・・・


それから、雑草はその土地に必要なものを与える。
いいかえれば、雑草はそこに必然性をもって生えてくると言われている。
例えばスギナは酸性土壌だから生えるのだが、酸性土壌の中和の一役をかっているとも
言えるのである。

これが本当なのかどうなのかは実のところわたしにはわからない。
しかしながら、人の体も地球も同じなのだとしたら、
人が、病気や怪我をした時に自己治癒力(ホメオスタシス)を持ち回復させていくように、
土地も何かで汚染されたときには、そこに生えるものによって回復を早めていると
かんがえられないだろうか?

こういう恐ろしい事故は二度とあってほしくないものだが、
土壌の浄化は試してもらいたいし、
データとして濃度の変遷をとっておいてもらいたいものだとおもう。


   *************

自然エネルギーについてちょっとくわしい友人に聞いたところ、
日本においては「地熱発電」が一番効果的なのではないかと言われた。
日本は火山国なので、地中深くマグマだまりがあり、それを熱源にするのは
原発をつくるよりはるかに簡単なのだと言う。たしかに!
政府は、これへの研究は申し訳程度にしかやってはいなかったらしい。
なぜ?という強い疑問が湧く。


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   ショウジョウバカマ
   数年経って充実してきた。
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   カタクリ
   今年はようやく花を見られそう。
   もしかしたら消えちゃったかなと思っていたけれど何とかなってうれしい。
   葉のあるうちに肥培じゃぁ
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   ハルオコシ
   これも思いのほか丈夫なんだね。
   もうすぐ咲くのがたのしみ・・・
by sakillus | 2011-04-04 21:48 | 自然物 | Comments(2)
Commented by fairyhatskyoko at 2011-04-05 13:48
こんにちは。
何か落ち着かない不安定さを、皆どこかで感じているんじゃないかな・・・と思う毎日、余震もまだあるしね。

さて、いつも気持ち良い写真と記事とありがとう。

コブシが青い空を仰いでいる一枚目、元気もらいましたよ。

そして、私の知らない事、そして教えられる事、興味を引っ張る事、リンク先に飛んで、一回りして、すごいな・・・と思っています。

そして、思い出したんですよね、確か・・・何か頂けるんじゃなかった?なんちゃって、それは冗談(笑)。

でも、会いに行くわね^^出来るだけお邪魔にならない時を選んで遊びに行くわ♪まずは、こちらの予定を見て、また連絡します。
Commented by sakillus at 2011-04-06 00:00
kyokoさん、こんばんは。

そうですね・・・まだ以前の日常に戻るにはかかりそうですね。
私自身は、気持ち的には平常心を保っていられるのですが。

そうですか、そういうふうに見ていただけるとわたしもうれしいです。
このコブシ、ばきっと切られているのを見た時は痛々しかったんですが、だんだんたてなおしてきました。こうやってバランスを自ら保とうとしている姿は見ていてほっとしますね。

リンク先も見ていただいてありがとう。
それぞれがこのコブシのように、傷を負ってもそれを補おうとする力もあるのだろうということ、わたしたち人間も地球に異常を働いてしまうだけではなくて、してしまったことへの補いをできたらいいですね。

あはは、そうです。さしあげる約束をしていましたよ。

はいはい〜。また連絡してくださいね。
電話した日以来こんなことになってしまってね。出ばなをくじかれてしまいましたね。
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