花後に枯れ枝が目立ってはいました。早咲きなので花は5月下旬には終わっていたとすると2ヶ月。
キャリエールは枯れてしまいました。 バラをはじめて初めての年に買った記憶があるので、かれこれ10年以上は経っているわけです。 前の家から移植して持ってきました。主幹は直径5センチほどにもなっていたかもしれません。 これを枯らさずにすむために何ができたろうかと考えます。 主幹の地上部の下の方で思いきり切る。根の周辺の土を替える。 そのぐらいしか浮かびません。 2011年5月 満開の頃 長年連れ添ってきたバラの枯死は痛いに決まってはいるけれど、自分でも意外なほど冷静なことがわかります。 それはやはり、今年甚大な被害をもたらした大震災、原発事故のせいかもしれません。恐ろしいほど多くの犠牲者を出したこと、家も仕事も奪われてしまった人々のこと、大地も海も台無しにしたことなどを考えると、わたしのバラの1本は驚くほど軽いものです。 さりとて一つのいのちはいのち。大切であったことは間違いはありません。 しかし、、、なくなったものはかえってはこないし、べつのバラでもいいかなという想いもあります。 これまで何千という花を咲かせて楽しませてくれたこと、軽やかで甘い匂いを運んでくれたこと、さまざまなことに感謝をしています。 マダム・アルフレッド・キャリエールはまちがいなくすばらしいバラです。 ありがとうございました。 そして私が長生きすれば、また出会うこともあるでしょう。 その日までさようなら! 同じく2011年5月 ********************* ☆memo 枯れ込んだキャリエールと左側にはオノリーヌ・ドゥ・ブラバン 掘り上げた根 少しガンシュはあったがそれだけの理由ではなさそう。 元気な時は深く根を張っていたはずだが、おどろくほど貧相になっていた。 はっきりとした理由はよくわからない。 複合的かも。 ここは軒下で猫などもよく排泄する場所、そんなことも理由のひとつかも。 これまで格子を覆っていたキャリエールがなくなったが風景が寂しいというわけではない。 格子の左翼にはパークスイエローがのしてきている。 この薔薇だけでも、格子全部を覆えるだけの勢いがあるのだ。 このあと植えなくてもいいぐらいだが、でも何か植えよう。 ****************** はるか Mme Alfred Carrièreへのレクイエム Anna Maria Jopek " Daleko"
by sakillus
| 2011-07-30 23:24
| 薔薇
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Comments(8)
おおっなんと!枯れてしまたのですか!
これからもずっとあの格子とともにあるのだと思っていましたが。 大切ないのちでしたね。 うちでも規模はぜんぜん小さいですが、大きく育っていたレッドカスケードが急に枯れてしまいました。ガンシュでした。 葉が黄色くなって枝が茶色くなっていく姿をどうすることもできなく見ていました。 ふだんから根元を気にかけておけばよかったのですが。
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sakillus at 2011-08-02 00:18
plumさん、枯れてしまいました〜〜!
枯れたバラは多々ありましたけれど、これは長かったし量的にもすごかったのでなんというか不思議な感覚でした。 ついこの間はあんなに花が咲いていたのに・・・ でも、今年は例年にくらべ開花時期が短いなぁとは思っていたんですよ。去年なんかは1ヶ月ぐらい咲いていたのがその半分ぐらいかなぁ。 1日では片付かなくて2日にわたってかたづけました。 でも、そのうちすっきりとしてきて、まぁ、しかたないなぁっておもいました。 レッドカスケード、そうでしたか〜!愛らしい色でしたのにね。 地植えだと思い切って今の時期はどうもできないのでむずかしいですね。でも、不思議なのは、クロマテラってかなり大きくなっているつるバラがあるのですが、これ(地植え)癌腫なんですよ。それがね、すっごい元気なんですよ。まれにこういう現象が起こるんですねぇ。 さぁて、この時期はテッポウムシにも要注意ですね。見て回らなければ!。
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sakae
at 2011-08-02 15:57
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sakillus at 2011-08-02 21:27
sakaeさん、そうですね〜、引っ越しの時の移植はうまくいったとおもうんです。掘り上げたのプロだし。その後の勢いもあったのでうまくいっていたのですが、その猫ねぇ、ちょっと影響あったかも。
家の土台ってコンクリートなのでどうしてもアルカリに傾いてしまいますよね。それが勢いのあるうちはそんなこと関係ないのだけれど、 植物が痛んでくると影響が出てくるんですかねぇ? よくわからないことですが。 あ、救済はしなかったです。花後枯れ枝が多いなぁとおもったらあっという間でした。あの根の状態みたら、ちょっとやそっとでは無理のような気がしました。
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at 2011-08-03 20:36
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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toki
at 2011-08-03 20:51
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sakiさん、こんばんは。
私も原因が分からないで、 急に夏に元気が無くなって枯れたバラが有ります。 マダム・アルフレッド・キャリエールとスタンウエル・パーペチュアルの2本です。 何故元気が無くなったのか分からないで、枝をカットして小さくしたりしてみたのですが、駄目でした。 掘り起こしてみると、根がほとんど無い状態で・・・何故こんな状態になったのか、狐につままれた気持ちでした。 この頃見たブログで白モンパ病を知り、もしかしたらこれかもしれないと思っています。土をフカフカにするために腐葉土を多くすき込みましたが、未成熟の物も混ざっていたかもしれない??? 深く穴を掘るのが好きなのでそれも嫌気発酵を促したのかもしれないと思っています。何が正解か分からないのですが、大事にしていたバラが元気が無くなると、辛いですよね。
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sakillus at 2011-08-03 23:17
鍵コメさん、こんばんは。
こちらこそ今日はお会いできてよかったです! 初めてなのにそんな感じでもなくすんなりお話ができてよかったです!細部にわたる眼力、しかと堪能させていただきました〜。 いえいえ〜、たいしたおもてなしもできなくてすみませんです。 そうおっしゃっていただけるとうれしいです。 キタノもあれから7時すぎに戻って参りました。 明日は病院なのでしっかり室内で寝かしています。 なかなかおりこうさんなのです。 今の時期は庭として人に見せるにはかなり辛いですし、このところあまり手をかけられずにいるのでまずいなぁとおもっているところです。それでもまぁいろいろあるので、みつけるとそれなりには楽しめますでしょうか? 移植、、笑。 本当はまたそういったこともネット上で見せていただけるとうれしいのですけれどね。^^。 またどうぞおいでください!
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sakillus at 2011-08-03 23:30
tokiさん、こんばんは!
そうでしたか〜。tokiさんのところも夏なのですね。 同じような状態ですね。 白モンパ病、うちでも北側で枯れていったのはおそらくモンパ病のせいで、やはり夏なんです。この菌って夏になると勢いづくのでしょうかね?これでやられた場合、根のわまりに白いもわもわっとしたものがついているんです。 わたしの今回のキャリエールはそうではなかったんです。 有機物もものによってはかえってまずい菌を増幅させてしまうこともありますよね〜?癌腫病の菌なども有機物の豊富なところのほうがふえると読んだことがあります。 まったくあの根にはまいりますね。バラって強いところもあるのだけれど、理由がわからず枯れてしまうこともけっこうあるのでがっかりします。 地中での出来事はなかなか読めないことが多いです。 でも、めげずにまたすこしでも究明できるようにがんばります。 エイエイオー。
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