事前の情報が少ない中、わたしが十勝千年の森でもっとも見たかったところは、Forest Gardenでした。なので、ダン・ピアソン氏デザインのアースガーデンは急ぎ足で駆け抜けて、
ひっそりしたたたずまいの沼をちらっと覗き、 目的地のForest Gardenヘ 元々の森がどうであったかは知りませんが、どう間引き、どう加え、管理しているか、 とても興味があったんですね。 Forest Gardenをデザインした高野ランドスケーププランニングは、台湾、マレーシア、パリに活動拠点を有し、世界を舞台に活躍するランドスケープアーキテクト集団で、1990年に十勝に拠点を移したのだそうです。やはりかなりの実力を感じました。コンセプトがしっかりしていて、見せ場があり、繊細さも同時にあります。 平日のせいもあるのか、この時ここを訪れていたのはわたしだけ、 エントランスの森よりもいっそう深い森でどきどきしてきます。 聞こえるのは鳥たちのさえずりばかり。 間伐材の広場 ミズバショウ この翡翠色の美人系テンナンショウはコウライテンナンショウとうのだそうで、 北海道、南千島、本州、九州 ・ 朝鮮半島、満州、東アジアと分布は広いようです。 時間の関係上、すべては見れなかったのですが、平坦で道もしっかりとしていて見やすく、清々しく、デザインも管理も精度の高さが伺えました。四季折々の姿を見たいものです。 スケールは全く違うので比較にもならないのですが、小さなわたしの庭でも木が生い茂り、つたがからまり、意図しない草がぼうぼう生える。庭の維持管理は圧倒的に「切る、抜く、間引く」ほうが多いのです。これだけの広さの森を維持管理する手間はいかばかりかと思います。すばらしいです。 たぶんあと1回続きます。
by sakillus
| 2015-06-30 23:57
| 庭
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Comments(4)
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hako
at 2015-07-02 14:12
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sakiさん、こんにちは。
北海道へ行ってらしたんですか。いいな~。 今回は春菊の花に反応してしまいました!(笑) これから種を取るんですね。 種取り→種まき→芽が出る これ大好きです! 子供の頃から、近所の雑草の種を自宅の庭に蒔いてしかられていたのを思い出しました。 うちもようやく固定種の種を蒔きはじめました。 いただきもののの苗(おそらくF1)でほぼ埋まっていたので、これからが楽しみです。 F1でも種を取って選抜を繰り返せば、その土地の固定種になるのだとか。 せっかくF1の苗があるのだからやってみようかな。
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sakillus at 2015-07-02 20:26
hakoさん、こんばんは。
北海道は高校三年の時以来です。父母と。そのときは摩周湖はやはり霧で、北の果て原生花園はなんだここ?でした。 北海道は本当はもっと時間をかけられればよいのですけれどね。 今回は、わたしの胃もたれがなければより良かったですが、 このメンバーでの遠出はレアでした。感謝です。 hakoさん、野菜に萌えていますね! 春菊、これから種ができるまでしばらくかかりそうですが、 野口種苗の野口さんはTPPが妥結したら、うちみたいな固定種、在来種を扱うところは邪魔ものでやっていられるかどうかわからないので、みなさん種を採ってくださいねと言っておられました。 F1は交配親がどうなのかで種がなるか?また、種ができても本当に発芽するかがやってみないとわからないですね。 でも、やってみるのもいいですね。なにごともtryです。^^v
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hako
at 2015-07-03 13:52
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sakiさん、こんにちは。
野口さん、そうおっしゃっていましたか。 もうすでにアメリカには自家菜園禁止法がありますからね。 ごく小規模なものは許されたとしても、農薬使用を義務付けるかもしれません。 デング熱騒動のようなマッチポンプもありでしょう。 それに、周囲の畑が遺伝子組み換えやF1種だと自然交配する可能性もありますよね。 先日、農家の人が購入してから4年目の種を使っていると言っていました。 きちんと保管すれば、何年も保管できるということです。 そのうち、固定種を育てていると役場の人が来て抜いて行ったりするのかなぁ。 華氏451度みたいです~。
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sakillus at 2015-07-03 19:58
hakoさん、こんばんは。
そうですね、野口さんのようにずっと種と関わってきた方からすると昨今の流れは看過できないと思いますね。 本当にいやだいやだ、その点でアメリカの追随だけは避けたいです。 モンサントの手法として、自分とこの遺伝子組み換え種子と近隣の組み換え種子ではないのが混ざった場合、後者の農家を訴えているというのをやってますね。だから世界的ブラック企業としてEUでも拒否している。 モンサントの種子を使って綿花栽培で散々な目にあって来たインドでも慧眼なヴァンダナ シヴァさんのようにたくさんの種子を自家採取しているところもあります。 「種を支配することが世界を支配する」とも言われていますね。だからビル ゲイツも・・・ わたしが読んだわけではないのですが、聖書、創世記に「種のできる植物を植えなさい」というのがあるそうです。 深い言葉ですね。 F1種ではまぁ、個人的に思うことですが、遺伝子組み換えでない雑種種子だったらまだよいのですが、遺伝子組み換え種子は後追いしないほうがベターかなぁって思います。 役場の人、ふふ、その違いがわかるかどうか。
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