三分一湧水は山梨の八ヶ岳南麓、甲斐小泉駅に近いところにある湧水で、 山梨に住む人ならほとんどの人が知っているのではないだろうか。 戦国時代の頃、水争いをしていた三つの村に等配分するために武田信玄が築いたという伝説が残っている。豊富な水量を誇り、名水百選にもなっている清らかな水は1年を通して10度なのだという。 三角の石が水を均等に分け三方向に水を流す仕組みである。 ここへはだいぶ前にも行ったことがあるのだが、周囲をよく見なかったため一帯の良さがわからなかった。今回は水の流れももちろん、周囲の雑木林などにもふれることができ、清らかな水の与える清らかな地を堪能することができた。 三方向へ分かれるところ 子ども達も楽しく遊んでいる。ただ10度の水温は冷たく長い間は入って入られない、かも。 湧水の出るところは人間は入ってはいけないことになっている。 いい景色である。 今はほぼどこでも蛇口をひねれば水が出てくるけれど、数十年前まではどこでも水を確保するのはたいへんだった。 大きな山や雨水をためこむ落葉樹、わたしたちに恩恵を与えてくれるものを大切にしたいものである。 ここに来たのはそば屋を探していて、地図を見たら「三分一湧水そば」というのと目が合ったから。 湧水のすぐ隣りにある。そこの十割そばはたいへん美味しかった♪
by sakillus
| 2016-08-24 22:43
| 自然物
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Comments(2)
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kusuo522 at 2016-08-26 12:52
三分一湧水。噂には、聞いたことがあります。素敵な場所ですね。
私たちの集落の湧水が地震のため濁って、しばらくの間、別の水源から、もらい水をしていました。幸い今は、枯れることもなく、水も澄み、ふつうに蛇口から水が使えるようになりました。こうなって初めて水のありがたさを、再認識しております。 それにしてもこの暑さ、ほんとに、いい加減にして!と叫びたいくらいです。
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sakillus at 2016-08-26 22:25
kusuo様
三分一湧水の噂は九州まで届いていたのですね。良い場所です。この日は山梨でもすんごく暑くて日射しも強くまいりましたが、この一帯は木もれ日で30度もいかないぐらいの快適さでした。 お宅の近くの湧き水復活したのですね。よかったですね。 うちは湧き水ではないのですが、壁から台風を経てようやく水が出るようになりました。これも先人の方が長いパイプを引いたようです。 夏ももうじき終わると言う頃の残暑は厳しいですよね。 あとそちらは半月ぐらい厳しいでしょうか。 ほんとうに体力奪ったり体調を崩しますからなんとかおさまってくれるといいですね!
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