ROSASOLIS

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共謀罪 採決直前の今
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湖北ヤマシャクヤク

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アマギシャクナゲ

 
わたしにとってとてもとても大切なこの二つのいきものをアップすることにより、
わたしの祈りとして捧げたいと思います。

 

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ジョージ・オーウェルの「1984」を読んだのはちょうど1984年でした。メディアでもとりあげられていたし、私の周辺でもけっこう話題になっていました.強い衝撃と不快感、読後の無力感はしばらくつづき、もうあらためて読み直すことはないだろうから記憶もおぼろげです。

周知のようにそこは「ビッグブラザー」の支配する世界、政府への忠誠は絶対であり、反抗心、疑問を持つ者は捕らえられ二度と帰って来ることはなく、監視社会は隅々まで張り巡らされ人々は常に行動や言動に注意を払わなくてはならなくなっています。

内心そんな国家のやり方に反発を持っている主人公は、きっと同じように反発心を持っていると思われる「この人なら信頼できるだろう」人と出会い地下組織へと促される。が、結局その信じていた人はスパイであり彼は裏切られ捕らえられることになります。

「ビッグブラザー」、監視社会、もの言えぬ時代、それは、コンピュータによる情報管理はべつにしても、スターリン時代のソ連がそうであり、秘密警察「シュタージ」の監視する東ドイツがそれに近いものだったでしょう。その暗い世界のことは、読んだ当時こんなことは絶対にあってはならない、しかし、いつかそういう日が来る可能性を、もちろんそんな旧態ではないだろうが、否定することはできませんでした。なぜか。そうしたい人々がいて、予告めいた本であることをおぼろげに感じていたからでしょう。

あぁなんて暗い世界!

バラ愛好家なら一年で最も歓喜する季節にこんなことは書きたくない、が、今が、いえ、前からずっとひどい危機が続いていて、今国会でさかんに審議されている「共謀罪」が成立してしまえば、「1984」のような世界になりかねないからです。我々のメール、電話、パソコンの検索などもすでにアメリカに情報がすべて渡り管理されています。

そうはいってもそこまでは、、そうかもしれない、けれど、この法律の目的は「めんどうなことを言うヤツ、オレたちに反抗するヤツ」を逮捕拘禁し、人々の間にある信頼関係にくさびを打つことだと私は思っています。

数の論理で言えば成立する可能性は高い、しかし、これはなんとしても食い止めなければならないものだと強く思います。

「一般市民には関係のないものですから」

彼らの言う「一般市民」はデモなど決して行かない人、政府に反抗心など決して持たない人です。デモに参加したあなた、わたしはすでに一般市民ではないのですよ。

しかもずるいことに、この法案の対象犯罪277の中に権力者や経済的上位者に関する罪は取り除かれています。そのことは日本の刑法学者、京都大学教授の高山佳奈子氏が共謀罪法案についての参考人意見陳述(2017年4月25日)で証言しました。

ついでに、共謀罪には強く危惧を抱き反対している小林よしのり氏の参考人意見陳述

保守である小林氏、すべての考えではないが、意外とわたしは最近の小林氏とは共通する考えをもっています。
「右」とか「左」とかは関係ないけれど、わたしは保守なんだ、そうとらえると落ち着きました。保守とはなにかということは今は割愛します。


それまでなにも政治的思想も持つこともなく、なにも反抗心を持つこともなかった一般市民がなにかのきっかけで「モノ言う人」になることはあります。
民主主義は「モノ言う人」によって下支えられていると考えます。
民主主義は多数決ではなく、少数者の意見を聞くものでなければなりません。


政府の言う「これが締結されなければTOC条約に入れない」というのも嘘であることが証明されています。

安倍政権のやっていることはことごとく日本の身売りと破壊でしかないように思えます。
なぜそこまでやらなければならないのか?

スノーデンが証言したように、「日本の特定秘密法はアメリカからの圧力で成り立ったものだ」(小笠原みどり著 「スノーデン」他インタビューなどで証言。オリバー・ストーン監督 映画「スノーデン」)
と同時に、この共謀罪もアメリカからの圧力があってととある官僚が漏らしたとの情報もあります。

日本政府は、アメリカの高度な監視システムに憧れをいだき、自分たちもその恩恵にあやかりたいがため、どうぞどうぞとあらゆる日本の資材を放り投げているようです。このことはわたしの推測ではなく政府、官僚筋からの情報でまちがいないことですし、スノーデンもそのことを強く危惧しています。

わたしは美しい日本を取り戻したい!笑

この法律をスルーしてはいけないし、もし成立されたとしても政権を変え廃棄し、表現の自由、信頼できる人間関係を維持し、文化を守らなければいけないと強く思います。


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by sakillus | 2017-05-18 09:16 | 世界、社会 | Trackback | Comments(2)
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Commented by kusuo522 at 2017-05-20 11:49
本当にその通りです。最近もある有名な翻訳家のSさんがある人の作品に解説を書く際、小さく覚悟した、とありました。
作品はすばらしく、その作品には、全く問題はないのに、書いた人の過去の履歴に問題があるということらしいのです。
こんなふうに、ものを言えなくなることは、断じて許せません。「負けないで頑張りましょう」とお伝えしたものの、無名な私ごときとは、注目度が違いますから、やはり覚悟をなさったのだと思います。
先日、父の戦中日記を活字化すると言ってきかない親友と東京で会いました。私たちが、義母の法事に行っている間に、彼女は靖国神社に行って来て、「知らない人は、たやすく、洗脳されてしまう」とその巧妙さに驚いていました。
とにもかくにも、騙されないように、心ある人たちと手を組み、私は私のやり方で頑張るしかありません。
愚かな戦争に突入し、何百万人も犠牲にした終戦へと突き進んだ悲劇を、リアルタイムでありのまま書いた父の日記は、身内としては耐えられないプライバシーも含んでいて辛いのですが、「今この時代だからこそ」という彼女の情熱に押されて協力しています。一般の流通に乗せるつもりはありませんが、彼女の自費出版として、心ある人に読んでもらうつもりです。
Commented by sakillus at 2017-05-22 05:25
kusuoさん、返事がおそくなり失礼いたしました。
でかけたり、この時期は植物関係の仕事もばたばたとやらねばならないことが多く、いつものことながらバタバタです。

>書いた人の過去の履歴に問題がある
それで、滞りがあったということなのですね。
すでに、共謀罪を前にしても、思想狩りのようなことが行われていますね。沖縄の山城さんや、選挙参謀の有名な方も、逮捕されるはずのない件で逮捕されるという事態があります。

今や安倍政権のやろうとしている共謀罪は国連からも「プライバシーや表現の自由を不当に制約する恐れがある」と懸念を表明されています。
日本国民も多くの人は未来に対する責任よりも今の自分の欲、幸せを優先させています。今後、ひとりでは生活できないひとが多くなるのは必至で、社会保障を充実させなければならないのはあきらか、国民の財を私物化させるアイツにはなんのメリットもありません。

kusuoさんはお父上とも関係が深かったのですね。それもご縁ですね。戦争のリアルを知る世代はどんどん少なくなっています。今は日本を戦場にするわけにはいきません。
どうぞ良きお仕事をなさってくださいませ。
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