わたしはヤマシャクヤクを二株持っています。 ひと株は先日咲いた、ことし加えたもの。 もう一株は3年ぐらい前からあったものですが、一度も咲いたことがありませんでした。 今年は蕾をもち、それがずいぶんと赤かったのでてっきり赤花のヤマシャクヤクかとおもっていたらとんだ勘違いでした。 やはりこれも白花でしたが、先に咲いたものとは個体差が感じられるものでした。 白とも乳白色ともいえる地の色に浅緑とかすかに薄紅色が溶けこみ、 黄金色のたっぷりのしべをもった・・・なんとも高貴なもの 高貴はそのまま香気をふりまき、このような女性になれたらどんなにいいだろうとおもいました。 あたりいちめんを変えてしまうその力 静かな微笑みなのか、鎮魂なのか でも、二日目になり、このような女性になりたいなどという願望はすっかり消え失せました。 だって、これは菩薩のようじゃないですか。 でも、胸がしめつけられるような、泣きたくなるようなその姿。 救いの手がさしのべられるとしたらこんなもの? どうかさしのべてあげてください。 たいへんなところに。
by sakillus
| 2008-05-14 02:42
| 植物
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Comments(16)
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クミン
at 2008-05-14 19:13
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sakiさん、素敵なヤマシャクヤクを見せていただき、有難うございます。
そして、それに感動するsakiさんの文章を読んで、 『sakiさんって、何て可愛いんだろう!』と思いました。 瑞々しい感受性が、まるで二十歳の女の子のようです^^。
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sakillus at 2008-05-14 22:32
クミンさん、こんばんは。
ホント、すっごく素敵だったんですよ〜!きれいに咲いているのは2日間ぐらいなんですけれど、 一年のうちその2日に凝縮させた美しさがありましたね。散ったあとも余韻を残して・・。 実もいいらしんですよ。種まいてみようかなぁ?でたらさしあげますね。^^。でも咲くまで何年? 可愛いですか・・いやぁ、それほどでも、ってなんというかどぎまぎしますね。*^^* そういったことは女性からいわれてもうれしいもんですね、ってここんとこ女性からしか言われたことありませんが.... 感受性が二十歳・・どもどもでございます。実年齢はそれに○、○倍と計算してしまうところがややかなしいですが〜。^^。 どうもありがとうございました。
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katataka
at 2008-05-15 00:37
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ヤマシャクヤク 私も大好きです。
こちらにもあるのですが、お花が咲ていたのを買った筈なのに、 その後お花を見ていません。 環境になじむまで、時間が掛かるのかも知れませんね。 sakiさんのお話を聞いて、希望が持てました。 ヤマシャクヤクは、肥料食いだとも聞きました。。 普通のシャクヤクやボタンは、大根を沢山あげると、よく咲くとも聞きました。 本当の所は、どうなのでしょうか?
最後の写真が好きです。
ミャンマーも四川省も、とんでもないことになっていますね。 人力を越えた事態には、人力を越えた救いの手も必要ですね... 数年前友人に(漫画版『風の谷のナウシカ』の) 「ナウシカになりたい」と言ったら、 「わたしはなりたくない」と言われたのを思い出しました。 最近はわたしも、あまりなりたくなくなりました。 ちょっとまっとうになってきたかな。
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sakillus at 2008-05-15 13:31
katatakaさん、こんにちは。
ヤマシャクヤク、お好きでしたか!わたしは以前の家では鉢栽培だったんです。ほとんど肥料はやっていなかったとおもいます。 それもちょっと日陰すぎたかなぁというところにおいていて。^^; 去年、引っ越しを機に地植したんです。そしたらやっと咲いてくれたという・・ katatakaさんのところもぜひ来年は咲いてくれるといいですね! >普通のシャクヤクやボタンは、大根を沢山あげると、よく咲く へぇ、そうなんですか!大根・・・千切りとか?まさかおろしてとか?(笑) たしかに肥料好きですよね。 つい先日エンレイソウも入手しましたが、これもよかったです。♪ 品良く清楚で、けっして派手じゃないんですが、とても人目につきます。 katatakaさんはこれの雰囲気があるとおもうのですが・・・
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sakillus at 2008-05-15 13:49
ぴぴんさん、こんにちは。
最後の写真、お、なかなかの目線、感覚ですね!。 全体の姿の中で光っている様子が感じられて私も好きです。 ミャンマーも四川省も、本当にひどそうですね。想像を絶します。 祈ることしかできません。 >漫画版『風の谷のナウシカ』 わたしも漫画版は最後まで読みましたが、「映画」のあとのナウシカは作者のスケールの大きさをあらわすとともに、作者の意図以上のものができあがっているような気がします。変な言い方ですが。 ナウシカにはすさまじさがありますね。世界の不幸を一身で背負った、戦士であるとともに母性の結晶のような。 宮崎アニメのキャラとしてはやはりナウシカが一番好きですね。2番手はアシタカ。 >最近はわたしも、あまりなりたくなくなりました。 アハハ、そうですか。 わたしは爪のアカじゃなくて、たとえば傷ができたとすると。 ナウシカの遺伝子入れましょうか? と言われれば、入れてくださいと、言うかな?(笑)
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MiscellaneousOGRs at 2008-05-16 08:52
sakiさん、おはようございます。
ヤマシャク...なんと素敵な佇まいなんでしょう。 sakiさんが時間を忘れてこの花と向かい合った記録がここにありますね。 僕は数年前に深紅のヤマシャクを見て以来... 今でもその姿が忘れられずにいますが そんな記憶を忘れさせてくれるほど... 今回のお写真は素敵だなぁ...と感じた次第です。 水も土も光もなくてはならないもの。 ふくよかな大地と遥か地底を流れる水の匂いがします。 あの恐ろしく素敵な秋の姿も...。 是非また拝見させてくださいね。 G d D
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sakillus at 2008-05-16 20:22
G d Dさん、こんにちは!
この白、素敵でした。 はい。 深紅のヤマシャク、それって中国のなのでしょうかね?写真ではみたことがあります。たぶんわたし、これを購入したとき、それと勘違いしていたのだとおもいます。 でも、これでよかったです。ほわ〜ん。 あと、写真(画像)でみせてもらったのですが、糸葉の・・・ワインレッドの深い色のもありますね。 ウクライナだそうです。 すばらしいらしいですよ。 日本でも紅花があるのですよね。それもよさそうだなぁ・・・ 水の匂いですね。たしかに 水の匂いです。 花後の今、とてもユーモラスな姿になっております。(笑)
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b
at 2008-05-16 21:06
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こんばんは。 ヤマシャクヤク。 花は光に向かうものなんですね。 里の山ではヤブデマリがやはり光のように咲いてますね。 今日園芸店で紅ドウダンの花を見ました。 実物ははじめてでしたが。 うーん、これはいいですね。 使いたいとおもいました。
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sakillus at 2008-05-16 22:24
bさん、こんばんは。
以前、光と色の話をしましたね。 わたしは発現する色はそのものの質、なりをあらわすものだとおもうと言ったとおもいますが、 光を浴びて素晴らしい色、姿を見せる花はたくさんありますが、なんだかこのヤマシャクヤクは その中にあっても特別だったような気がします。 このヤマシャクにとってもその光との一期一会だったのですね。 光を浴びて光となる そんな感じです。 ヤブデマリ、そうですか。この時期はこのような花が多いですね。 ムシカリはきっと来年は咲くでしょうね。 うちにもともとあったガマズミはもう少しのようです。 紅ドウダン、bさんでもはじめて見る木の花があるんですね。 なるほどかわいい紅色の花をたくさんつける。 うちのサラサドウダンも今が見頃ですが、花のつきかたや縁のあたりの形が少し違うんですね。 紅の方はギザギザ。 使いたいね。ふぅん。 昨日は買っておいた杭を柿渋で塗ってすごく茂っていたバラの支柱にしました。 3本使って。ハンマーをおもいきりたたいて腕が痛いです。 例の梅の寄せ鉢に植えていない花が咲いて可愛い。さてなんだろう?とか。
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ぴぴん
at 2008-05-17 19:42
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>ナウシカの遺伝子入れましょうか?
う〜ん... もうこどもを授からないなら、遺伝子入れてもらおうかなぁ... 他のひとに負わせるのはちょっとなぁ... という感じですかね、わたしは。 宮崎アニメでもうひとキャラ上げるとすると、わたしはカオナシです。 「好き」というのとはちょっと違いますが、惹かれます。 わたしの黒いリュックには、カオナシのストラップが下がってます。
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sakillus at 2008-05-17 22:12
ぴぴんさん、ジャンヌ・ダルクもそうですが、ナウシカのような役目は年齢制限も必要でしょうか?
やはり、遺伝子注入ぐらいで少しパワーアップがいいですね。 でも、こわいのは、、、「ジュラシックパーク 」読みました? 琥珀の中の蚊が吸った血液、これが恐竜のものですが、それのDNAの欠損部分には虫類の遺伝子を入れたら・・・暴走しちゃうんですよね。暴走・・・ われらもいっしょに暴走しますか?(笑) カオナシね。「千と千尋・・・」は熱心には観ていませんでしたが、おもしろいキャラですね。 どこか哀愁が漂ってて。 >黒いリュックには、カオナシのストラップが下がってます。 あ!、では、どこかでそれを見たらぴぴんさんとおもえ!ですね。
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ぴぴん
at 2008-05-18 14:25
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う〜ん... ナウシカのあの役目は若い時ですが、
彼女はばあさんになっても素敵だと思います。 腐海の中で「森の人」と一緒に、彼女らしく生きていそう。 「ジュラシックパーク」はあらすじしか知りませんが、 遺伝子操作で「善人」となるはずだった「卵」を、ナウシカは殺しましたから、 ナウシカの遺伝子入って暴走すると、ナウシカに殺されそうですね。 >それを見たらぴぴんさんとおもえ! おおっと! その可能性大です。 いまどきカオナシのストラップ下げてるひとも、あんまりいないでしょうからねぇ。^_^;)
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sakillus at 2008-05-18 15:42
ぴぴんさん、もちろん!ナウシカはどの年代でも素敵なひとでありつづけるでしょう。
森の人・・・いいですね。人名ではないにもかかわらず、作者の愛情を感じます。 平安がおとずれているといいですね。^^。 カオスの中で自分がナウシカのような「深み」に殺されることを夢想することは悪いことでは ありませんが、ただでさえ手を汚さずにはいられないさだめにいるナウシカに無用に手を汚させる ことは本意ではありませんから、やはり我らは自力で(ナウシカ遺伝子なしで)がんばりましょう!^^v カオナシのストラップ、いつかご対面したいですね!
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ぴぴん
at 2008-05-19 09:01
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sakillus at 2008-05-19 13:45
ぴぴんさん、カオナシはナウシカのアナグラム!
たしかに!並べてみるとよくわかりますね〜。 ぴぴんさんは言葉や文章に視覚的なおもしろさも見出すのですね。 わたしはどうかなぁ?少しはあるかなぁ。 ぴぴんさんとぴんぴ、こちらはずばりですね!
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