ROSASOLIS

2017年 08月 25日 ( 1 )
大鹿村とリニア
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サルスベリは元々この庭にあって、正直あまり好きじゃないので、初期、大胆に伐って細い枝だけを残していた。
桃色の花がたくさん集まって咲く様子は、猛暑の中では暑すぎる気がしていた。

が、今年この窓から、花の少ない今の季節にぱらぱらとまばらに咲いている景色はなかなか良いなぁ。


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国道152号線は、長野県上田市から、同県内の八ヶ岳や茅野を経由し、南アルプスの山間部を縦断して、静岡県の天竜川や支流の水窪川に沿って浜松市街に下る国道で、かつての杖突街道および、「塩の道」として物資交流があった秋葉街道を踏襲しています。

特に茅野から長野と静岡の県境までは、日本最大級の断層である中央構造線の深い峡谷に沿って走っています。

わたしは先日、その長野のおよそ南端から152号線で茅野を経由して家路につきました。
この道を通るなら見ておきたい地域がありました。それが大鹿村です
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この地図は今回の唯一のおみやげ、南アルプスを中心に俯瞰した立体的視点の描かれた秀逸な地図で地図好きとしては買って正解でした。

大鹿村は、これで見ると「中央構造線」の「中」という文字の少し右上に位置します。
大鹿歌舞伎については、近年映画にもなりましたので、ご存知の方も多いかと思います。

わたしが大鹿村のことを知ったのはリニアに関わることからで、そのリニアの予定ルートであり、
南アルプスという巨大な山塊に穴をあけることから、その2000万トンとも言われる掘り出された大量の土砂は、静岡側では大井川上流の谷に高さ70m盛り土される計画があります。そういった大きな問題もさることながら、大鹿村にて、それを運搬するトラックの轟音が絶えざるを得ないことも指摘されていました。
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大鹿村は思っていたよりも大きな村で、のどかな美しい山村でしょう。でしょうというのは、私は時間の制約のため中をほとんど見ていないからですが。

おそらくここがトンネル予定地と思われるところは樹木がすっかりなくなり裸にされリニアのために開けられる可能性の高い穴が示されていました。一般的な電車のそれとは比較にならない大きさです。
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あらためてこの地図を見れば南アルプスがどれだけ日本国の面積の中で巨大であるかがわかります。
八ヶ岳もそれなりに大きいですが小さく見えます。
そこを大鹿村からまっすぐ東にトンネルを掘り、早川町、南アルプス市へと・・・
唖然とし、悲しくなり胸が締めつけられます。
こんなことあってはならない、許してはならない。

南アルプスと一口で言って欲しくないのです。
正確ではないけれど、ざっくり山の名前で、鳥倉山、豊口山、烏帽子岳、塩見岳、蝙蝠岳、白峰三山、農鳥岳の南、笹山とあるのです。そして、早川町へと・・・

南アルプスは今でも隆起していると言われています。そんなところにトンネルを掘ってどうするというのでしょう?また、避難口はどれだけ長くなるかとか、そのとき冬で雪だったらどうするのかとか、不安要素は数えきれません。

どうしてそんなひどいことができ、また、マスメディアはだんまりなのか。
これは原発と同じだし、先般経済産業省がだした、
日本の国土の3割は原発の放射性廃棄物の埋設に適している」というクレイジーで無責任な発言により、日本を核のゴミ捨て場にすると決めたのだと確信しました。「日本なんてどうなってもいい」と言ったのは甘利明ですが、甘利明はおおぜいいるのですね。そういった人たちはいざというとき、日本を脱出するのでしょう。

リニアは採算もとれないと言われています。なぜそんな無茶なことをするのでしょう?


このままでいいわけはない。どうかこのリニアに関心をもってください。
今、加計学園設計図があきらかにされ、国民の税金で悪巧みが許されるか許されないかの大事な時ですが、構造は同じ、彼らは日本がどうなろうと、国民がどうなろうと知ったこっちゃないのです。
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by sakillus | 2017-08-25 22:36 | 世界、社会 | Trackback | Comments(0)