ROSASOLIS

カテゴリ:植物( 175 )
常緑

冬は冬枯れでもちろんかまわないのだが、そこに常緑の木などがあると安心感があるというのか、ほっとするものがある。

冬の山を散策すると、意外なほど常緑樹の多いことに感慨を新たにする。
里に近い山だから当然人の手の入ったものではあるけれど。
ひとつひとつ特定はできないけれど、カシの類はとても多い。
あれだけどんぐりを落とすのだから当たり前だけれど、実生の小さな木があちらこちらに生えている。
もっともそれらの中で生存競争に勝ち抜いて大木になれるのはほんの数%にすぎない、いやもっと少ないかもしれない。
まるで魚の卵のようだとおもう。


話は変わり、ナンテンは元々うちの庭に数カ所生えていた。

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とりたてて強く惹かれるというのではないのだけれど、朝日をあびた時の葉姿や秋に色づく姿、紅い実がおいしそうになっている(鳥にすれば)ことなど、主役ではないけれど、名脇役のように時にしみいるものがある。

庭は好きなものだけを植えれば良いというわけではないとよく言われるけれど、近頃はとみにそうおもう。
好ましくおもわないものをわざわざ植えることまではしないが、芝居にも脇役やエキストラが必要なように、一つの植物をきれいに見せるには庭にもそういったものがあるとよいのかもしれない。
お互いをひきたてあえれば、脇役だってエキストラだって悪くは思わないのではないか?


先日ホームセンターで見かけた 細葉ヒイラギナンテンというもの。

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この頃は秋に紅葉、黄葉するものがたくさんあるとうれしいとおもい、これは通常は緑葉なのだが、このように紅葉し、また葉の趣もさらさらとしていて悪くなさそうだったので買ってみた。
この手のものはやたら大きくならないのもいいとおもう。




ところで、苔の養生には松を使うとのことなので、山で少しだけ拾ってきた。

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手前で咲いている原種スイセンはナルキサス・カンタブリクス・モノフィルスとおもうのだが、よくわからない。

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(販売元の示した名はおそらくまちがっているので)


苔のその後はけっこう悪戦苦闘している。
霜であがったり、育つ環境が違ったりで・・・
でも、雨のあとでは復活するので可能性はあると観ているが予断は許さない状況だ。


常緑の話をしながらも、また、こういう枯れ姿もやはり新鮮である。

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by sakillus | 2009-01-21 02:16 | 植物 | Trackback | Comments(8)
新春の慶び

みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もまたよろしくお願いいたします。

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椿 本白玉

椿は一重咲きの中でも、筒咲き、抱え咲き、平開咲き、ラッパ咲き、腕咲き、杯状咲き、
唐子咲き、猪口咲きなどなどいろいろな咲き方があり、この本白玉は筒〜ラッパ咲きに
なるようですが、まだ全開していないこれぐらいの姿は抱え咲きにも近いと感じられ、
この感じはとても好ましくおもいます。

実はこれ、きのう初詣に出かけた寺の側の山野草店で見かけて買ったものでした!
ほかにも、ショウジョウバカマやカタクリ、ヒトツバオモダカ、ハルリンドウ、ツルリンドウなどを買いました。

この時期になると落葉植物の多くは葉を落とします。
だからというのもあるかもしれませんが、常緑ものもいいなぁとおもいます。

椿は常緑ものの中でも重さや湿度、情念のようなものが感じられますが、他の植物が芽吹く前の力を蓄えるこの時期に、人間でもじっと耐えなければならないときがあるように、重心を低くしてるような椿を感じることは悪くはありません。
そんな椿でも、あるものはうぶな乙女のように軽やかに可憐に咲くものがあったり、聖母マリアのように清楚に咲くものがあったりと、どの植物でも幅があるのはおもしろいことですね。


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落ち葉をかきわけると、シラネアオイやエンレイソウも芽を出しているのがわかります。
今年もたのしめそうです。
寒さから守るためにまた落ち葉をのせておきました。

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いただいたセリンセは軒下に植えたらここの寒さでも大丈夫そうですね。


ところで、誘引に手間のかかったフランソワ・ジュランビルはこのようになりました。
皆さん、笑って下さってけっこうですからね。

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分かりにくいかもしれませんが、竹の高さは3メートルぐらいあります。
フランソワ・Jもこの写真ではそうは見えませんが、かなりボリュームはあります。
脚立から落ちないように気をつけてやりました。

最初は真っ直ぐに竹を立てたかったのですが、なかなかそうはなってくれず・・・
でも、それがむしろよかったのではとおもっています。
強がりではありません。

土着的との感想もあるように、どうもなにか意味があるようなモニュメントのようでもありますが、べつに意味を加えているわけではありません。

しかし、土着的なるものとバラが6月にどうコラボするかは私も興味津々です。
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by sakillus | 2009-01-02 22:28 | 植物 | Trackback | Comments(12)
またしてもいただきもの・・・

西の方からまたまた、まるでクリスマスプレゼントのように植物苗が届きました。

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いろいろな野菊と斑入りヤブヘビイチゴ、バラ Gilbert Nabonnand

今年は野菊の可憐さにしみじみと良さを感じる年でした。
そんなことを感知してくださったか・・・?
本当にうれしいです。どうもありがとうございます。
来年の秋、どんな風景をかもしだしてくれるのかとおもうと胸がじわ〜んときます。

これは家菊ですが、これもかわいいですね!
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なつかしきジュズダマといっしょに。


そして、噂のRosa palustrisも到着しました。
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これをどこに植えようか考え込んでいます。
話せば長くなりそうな話で・・・
ことの始まりはうちの屋根の樋がないことでした・・・
雨落ちのところに水がたまるので大丈夫なのかと心配する声があり、
ではそれをどうすればよいのかというのがちょっとたいへんなのと・・・

それと Rosa palustrisの植え付けとどう関係があるのかと問われれば、関係ないかもしれないのですが、あるかもしれず、そこが悩みの種でして・・・簡単には解決しそうもありません。


そんなことはおかまいなしに、クリスマスの頃に咲くというお約束のクリスマスローズ、
パウロが咲きました。
開花株を買ったわけではありませんよ。

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今年も残すところあとわずか。
年末まであと一息! 仕事がんばります!
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by sakillus | 2008-12-25 00:54 | 植物 | Trackback | Comments(3)
土黒く、苔は緑に

先日の庭仕事です。

苔を採取し、
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苔を貼る。
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ツリバナの下と、
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アオハダ、コナラの下
これからも植物を植えるので全部は覆わない。

この貼り方はまだまだ満足できない出来ですな。

  **********************

買って間もないクレマチス シルホサ、ウィズレー・クリームと
いただいた Rosa Nitida と 「テリック」を鉢に植える。

「テリック」というのはツクシイバラとテリハノイバラの交雑なのだそうで・・・
送ってくださった方の命名です。
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このところ気に入っているのは竹の名札(ネームプレート)
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めだたないのがよいとおもう。
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by sakillus | 2008-12-19 00:55 | 植物 | Trackback | Comments(4)
冬の朝便り

朝めざめると一面の霜
屋根が陽光を浴び霜が溶け落ちる音
ぽとっ、ぽとっと

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クリスマスローズ
シモツケ

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ラベンダー
スタンウェル・パーペチュアル

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植えたばかりのユキワリイチゲ
原種スイセン

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ときおり鳥のさえずる音
わたしの凍った土を踏みしめる音
かつっかつっと

ほかにはなにもありません

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アルケミラ・モリス

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水道管は破裂してはおりません
カワラナデシコはまだ元気です

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かわいい白菜
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by sakillus | 2008-12-15 22:52 | 植物 | Trackback | Comments(6)
枯色、紅い色、白い色
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ナツツバキ、うしろにホウキグサ


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シランの葉がこんなふうになるなんて・・・今年初めて気づいた。

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銅葉サラシナショウマ
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コブシ
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コブシの葉  木から離れて落ちて エビネの下
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カラフトイバラ
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タムシバ は小さくなりましたが元気です
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ギボウシ
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ムシカリ 地面にうずくまり

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紅い色 これは・・・
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彼岸の色のよう・・・
ノムラモミジ

じゃぁこれは?
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此岸の色?  この世はどんな色にもなりうる
The Nun
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コレハ?
天使の羽
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by sakillus | 2008-11-17 14:53 | 植物 | Trackback | Comments(4)
秋色はほんのり赤い明るい色

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ヤマボウシがはやくも色づきはじめた。

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秋明菊を背景にホトトギスも

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その秋明菊も
これから迎える寒さ対策でほんのり赤い明るい色をしている。

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ミカは何を見ているのかな?

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ヤマシャクヤクの種がはじけた音を聴いた?
わたしは聴いていないけれど・・・

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洋種オダマキに入り込むヒノミサキギク
たのしみだなぁ・・・初めて見るので

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夏中咲いていたYoland e D'Aragon は形良くなり、芳醇な香りも戻ってきた。

秋の色は穏やかな色

そしておめでとう。
                      
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by sakillus | 2008-09-17 17:04 | 植物 | Trackback | Comments(8)
エゾリンドウ

今年2年目のエゾリンドウです。
去年より多花になりました。
透明感のある涼しげな青色がとてもすばらしいとおもいます。
写真でも、ほぼそのままの色が出ています。

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7月31日

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2枚とも8月6日

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8月7日

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8月8日

花が咲かなくても十分たのしめます。
端正な蕾ですね。


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これはタカネビランジです。
南アルプスの固有種だそうです。
鳳凰山に登ったひとが種を採取して蒔き、育ててくれたものをいただきました。
高山系の植物ですが、うち程度の標高のところでも大丈夫のようです。
かんかん陽にあてても今のところ大丈夫です。(自生地では開けたところに生えているようです。)
http://www.yin.or.jp/user/houousan/gallary/bira2.htm
こんな花が咲くのでしょうか? 個体差はあるかもしれません。
咲くのがたのしみです。
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by sakillus | 2008-08-08 09:26 | 植物 | Trackback | Comments(5)
避暑地になれるか?


東京では暑くて育てるのが難しいということでうちにやってきたタカネイバラのその後の状況です。

その1
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その2
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その3
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いずれも新たに葉を展開させていて、なんとか環境には順応しているようです。

そして、九州からやってきたチングルマ
あの、、、チングルマは高山系の植物です。
一夏九州で過ごしたというのは驚異かもしれません。
しかも、これは草ではなく木だそうで、うちにやってきたときは木質でしたが、
今は草っぽい様な・・・

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うちの辺りでも花を咲かせるのは難しいらしく、それが咲いたらほめてやってください。
わたしじゃなくて、チングルマをね。

以前戸隠で見ていいなぁと思って育てたカライトソウ、これは難しくないようです。

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これの側によるとなにか香るので振り向いて鼻を近づけるとたしかに香っていました。
ふわふわの花が。
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by sakillus | 2008-07-21 07:39 | 植物 | Trackback | Comments(4)
茎 (ステム)

まだテレビを観ていた頃でも、歌番組を観るということはほとんどなかったのだが、たまたまついていたとか、チャンネルを変える時にひっかかったぐらいのことだとおもう。
椎名林檎は嫌いではなかった。その時飛び込んできた歌は「茎(ステム)」というものだった。
それがどんな歌詞でどんなことが歌われているのかはほとんどわからなかったが、なにかとても切実な感じがした。
わたしは視覚的な情報よりも聴覚的な情報に反応するタイプだとおもう。どちらかといえば、だが。
花をうたうひとはたくさんいると思うが、茎だなんて・・・そんなことをうたうひとを嫌いにはなれないなぁ。

それもいつしか忘却の彼方にしずむ。

You Tubeで捜し物をしていたとき、突然椎名林檎が乱入してきた。
記憶が蘇り、ついでだから「茎(ステム)」聴いておこうかなという気になる。
この曲は日本語盤と英語盤があることをこの時に知る。

日本語盤を聴いてわかったことだが、その茎とはなんと仙人草(クレマチス)のことだった。

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ビチセラ ルブラ

そのはかなさ、たよりなさは夏の薔薇にも通じるものがあるように感じた。
それは茎の、ということではなく、花姿のということであるが。

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夏の薔薇にはとまどいがある。
そのとまどいは薔薇のとまどいなのか、わたしのとまどいなのかわからない。
咲いて良いのかわるいのかわからない。
良い、わるいではなく、ある種の薔薇はそのように繰り返し咲く性(さが)をもっているにすぎないのだが・・・

夏の薔薇など、咲いてもとるに足らないものと高をくくってみても・・・
それを覆すだけの輝きがあった。
誰の何のためでもない。本能に依って咲いている。
それだのに咲いては翌日か翌々日にはハラリと堕ちる。
暑い太陽を身に受け崩れずにはいられない。
その時まで全身全霊で咲いている。

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椎名林檎 「茎(ステム)」のサビの部分のみ抜粋

  
   喩へ蒔いても育っても仙人草(クレマチス)
   咲いても強く色付かうとも
   瞬時に黙って堕ちて逝きます
   如何して 何故 哀しくなったの
   現実の夢

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   斯くてないては 惑っては生りませぬ
   立ったら強く進まなくては
   やっと呼吸に成ってきました
   如何して 何故 うなされているの
   現実が夢

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   今日からは生えても芽吹いても仙人草(クレマチス)
   咲いても悦び過ぎないから
   大事な生命 壱ツだけ
   だうか持って行かれませぬ様に
   ないたり 惑ったり致しませぬ
   立ったら弐度と倒れないから
   何も要らないただ壱ツだけ
   だうか 誰か 鳴呼


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イントリカータ ボタニッシュアート

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椎名林檎の「茎(ステム)」はここ。英語盤です。おもいきりB級映画のようです。


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by sakillus | 2008-07-19 23:11 | 植物 | Trackback | Comments(13)