ROSASOLIS

カテゴリ:自然物( 74 )
仙台へ
先日、毎年恒例となっている仙台への墓参りに行ってきました。

墓、大丈夫なのか?一応お寺に前もって電話したところ、ひどいところの家には電話したというので、
実家にはなかったということで、一応大丈夫だったのだろうということにして・・・

で、現地は、大丈夫でした。ほっ。一応お父さんにもお願いしといたけん。^^。
ここは青葉城の隠し砦だったから地盤は強いと姉語る。

それで、話は変わり、その日は仙台七夕だった。忘れていた。
仙台は旧暦でやるので1ヶ月遅いのだった。
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前準備もたいへんだったろうとおもう。
正直なところ、これまでこのお祭りはそれほどそそられなかったが、
今年の七夕飾りは気合いが入っているとおもう。

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ぶれてしまったのでたいへん残念だが、この飾りは一番下にたくさんの学校の名前が書かれてある。
たくさんの生徒たちが祈りを込めて折った折り鶴なのだ。
銀一色の鶴が厳かである。





それから、自分ではなにもできないけれど、かつて幾度かは遊びに行ったところだから
見ておこうとおもっていた。閖上の浜の辺りを。

海に近づくにつれどきどきしてくる。
だいぶ離れたところにも船が乗り上げ横倒しになっているところもあり一瞬目を疑ったが、
それが今では日常の姿なのだ。
カメラを使う気にはほとんどなれなかった。
かつて、それぞれの家でそれぞれの営みがあった所は、そのほとんどがかたずけられ
大地がむきだしになっていた。
新興住宅地が、区画割りが済んでさてこれから家を、という真っ白な状態と似て非なる
重い更地である。

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二枚だけ撮った写真

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あまりにも美しい夕日だったから。
空から射し込む光はそれでも普通に、もしくは奇跡のように
現実をさらすのだね。
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by sakillus | 2011-08-11 18:41 | 自然物 | Trackback | Comments(4)
栂池自然園 3
花の中では今回一番強烈な印象を抱いたキヌガサソウ
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群生していました。
水につかっているのではなく、
シラネアオイと同じように半日陰で斜面のところに。
でも、かなり水を含んでいるでしょう。
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花数は少なかったけれど、たいへん清楚なムラサキヤシオ
これも見たかったのです。

ムラサキヤシオ:Rhododendron Albrechtii


さて!この景色は知らなかったです。
自然園の中で一番奥まったところに「展望湿原」なるものがありました。
そこにたどりつくと、
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おぉ〜!!これはすごい!
目の前に広がるのは白馬岳の大雪渓
なかなか写真だと迫力が伝わらないかもしれませんが、
皆、感嘆の声をあげます。
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前日まで連日雨が降っていたせいもあり、山から蒸気がもうもうと立っています。
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それらが雲になり流れてゆきます。

帰宅後、この大雪渓にも歩くルートがあることが判明。

私「娘よ、なぜかうちにはアイゼンが二つもあるのよ。」
娘「危ないって〜。雪崩とかあるよ〜。」
私「危ないとわかっていても進むのが登山よ。」
娘「遺書書かなきゃならないじゃない〜。」
私「我が人生に悔いなし。」
娘「あるよ〜。」
私「わたしも〜。」

てなわけで大雪渓は行かないでしょう。

展望湿原は、
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イワイチョウの群生
葉がおもしろいですね。水辺の葉をしています。

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イワイチョウの花

イワイチョウ:Fauria crista-galli ssp. japonica


展望湿原をあとに道を戻ります。

やや、この花はもしかして!?
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チングルマではないですか〜!
感激。これも見たかったのです。
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チングルマ 群生 かわいい〜
なぜか木道の脇にたくさん生えていました。

チングルマ:Geum pentapetalum
学名、ゲウムなんだぁ・・・なるほど、ダイコンソウ属なんだね。
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今回ここを訪れたのは第一に単純に見たい植物があったから。
第二は、高山植物を育てることを念頭に入れて、
それをどうすれば可能にすることができるかを考えるにあたり、
とにかく自生地を見ないことには話にならないかなとおもったからです。

湿地でも、流れる水であることから、停滞したところではよくないだろうこと、
斜面の方がよいかもしれないこと。ロックガーデンなどのように。
鉢栽培の方が低地では無難かもしれないこと。
水のやり方注意。
と、つぶやいてみました。


長らく見てくださってどうもありがとうございました。^^。
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by sakillus | 2011-07-09 23:43 | 自然物 | Trackback | Comments(10)
栂池自然園 2
栂池自然園

データ
白馬乗鞍岳の東南山脈に位置する。
標高:1860~2020m
広さ:約100ha

高層湿原とは、分解されず堆積した泥炭や枯れた植物などが、周囲よりも高くなったため、
地下水の供給を受けず、雨水のみで維持されるようになった湿原のこと。


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山にはまだ所々雪が残っています。
雪解け水と雨水が滝となって落ちているのがわかります。

栂池の積雪は6mを超えると言われているそうで、それが完全に解けるのが例年6月なのだそうです。
その頃、雪解け水と雨水によって育っている、ような植物たちが目を覚まします。
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ここから先は山道
登山靴でなければ危険です。
7月に雪の上を歩くことになるとは!

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これも見たかった植物
エンレイソウ
なんと、ここのエンレイソウは白花ではなくて黒花!
渋いです。

エンレイソウ:Trillium smallii

葉を大きく四方に広げている植物が多いですね。

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ベニバナイチゴ

これは落葉低木です。
色合いが素敵です。

ベニバナイチゴ:Rubus vernus
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ムシカリもいました。
あまり大きく育ってはいません。
我が家にあったムシカリの方がずっと大きかったのに・・・

ムシカリ:Viburnum furcatum
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後ろを振り返るとビジターセンターが見えます。

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ミツバオウレン

ミツバオウレン:Coptis trifolia
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シナノキンバイが明るく愛らしい

シナノキンバイ:Trollius riederianus var. japonicus
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ズダヤクシュをここで見るとは!
けっこう暗いところに生えていました。

ズダヤクシュ:Tiarella polyphylla
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イワカガミ
これもあちこちにありました。
鮮やかな色がよく目立ちます。

イワカガミ:Schizocodon soldanelloides

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ひっそりとしているモウセン池

もうちょっとつづく
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by sakillus | 2011-07-07 21:40 | 自然物 | Trackback | Comments(2)
栂池自然園 1
どうしても自生地で見たい植物がありました。

当初予定していた場所は上高地辺りの土砂崩れで通行止めになり、
急遽ほかの場所を探すことに。
候補地は見つかったものの、なかなかぐずついた天気続き、仕事の都合で行けませんでした。
それと今回は娘と行く予定で、二人の行ける日が限られていてそれもなかなか決行できない理由でした。

が、行ってきましたよ〜。
栂池自然園です。
長野県小谷村にありますが、新潟、富山との県境の辺りでもあります。
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見える山は小蓮華岳
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一帯は湿原になっており、木道がよく整備されています。
しばらくはアップダウンのない楽な道が続きます。
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一面のリュウキンカ

リュウキンカ:Caltha palustris var. nipponica
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ミズバショウがまだあちらこちらに群生していました。
本当に清い水の中で育っています。

ミズバショウ:Lysichiton camtschatcense
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コバイケイソウの葉はよくできています。

コバイケイソウ:Veratrum stamineum
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見たかった花、その1
シラネアオイです。
笹の葉の根元など、半日陰のところに生えていました。
斜面などに。

シラネアオイ:Glaucidium palmatum
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見たかった花、その2
キヌガサソウです。
葉が本当に大きくかっこよく花もとても美しいです!
美人だぁ・・・

キヌガサソウ:Paris japonica
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見たかった花、その3
サンカヨウの開き始め
ユニークでしょ?
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そしてその花
これもいいなぁ

サンカヨウ:Diphylleia grayi

葉の感触が皆似ています。
やわらかいんです。
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ダケカンバ
風雪に遭って斜めに生えています。
ここの樹木はみなまっすぐに育つことはできません。
深い雪に覆われるのでしょうね。
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ダケカンバの樹肌はすべらかでとても気持ちいいです。

ダケカンバ;Betula ermanii
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オオシラビソこそ栂
今年は数年に一度の花が咲く年なのだそうです。

オオシラビソ:Abies mariesi


   つづく
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by sakillus | 2011-07-07 00:17 | 自然物 | Trackback | Comments(4)
変化には変化を
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  北側の庭にて
  なにげない勝手にできたこんな風景が気に入りました。

   *******************

3、11以降、世界は変わってしまった。
日本だけではなく世界中がその変化を余儀なくされました。
放射能の汚染は空へも海にも想像できないほどの量が流れてしまいました。

ヨーロッパなどでの脱原発の動きが進む中で当の日本の動きは、まだ鈍いといえるのではないでしょうか?

今日のネットのニュースでも、中部電力社長は、津波の防護壁ができたら浜岡原発を再運転させたい旨を述べていました。そんな壁は直下型の地震がきたら何も意味はないのに。
それだけではなく、赤字覚悟で値上げはしないなどとと、あたかも犠牲を負っているかのように善人ぶっていました。今までさんざん電力会社は、どうしたって儲かるように仕組んでいたというのに!

この間不幸中の幸いですが、自然エネルギーはかなりいろいろと可能性も能力があること、
日本の技術が世界でも群を抜いていることが発信されています。

もしこれらのエネルギーが自由に参入できて、われわれが選ぶことができたら
世界はまた変わってくるに違いありません。
雇用の促進も見込めるということです。

そこで署名のお願いです。

  送電線国有化を願う1000万人署名


締め切りは7月4日、祈りをこめて7月7日に提出するのだそうです。
よろしくお願いいたします。


    ******************
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 コリダリス・フレクスオサ ‘ペレデヴィッド’やツクシカラマツのある風景
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  七段花かな?
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by sakillus | 2011-06-17 16:40 | 自然物 | Trackback | Comments(8)
たくさんのご来場、ご協力、どうもありがとうございました。
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Rosa spinosissima lutea


昨日は「野花 咲き続けてほしい —大地窯から被災地へー」のイベントがありました。思いがけずたくさんの人々が訪れてくださり感謝に堪えません。
どうもありがとうございました。


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また、遠方よりつくられた品々を持って参加してくださった方々、演奏をしてくださった方々、本当にどうもありがとうございました。


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それから、被災地からわたしの親友が、これもまたおもいがけず駆けつけてくれました。彼女は前日から我が家に泊まっていたので、この間のことをたくさん話してくれました。


被災地でも道1本を隔ててなんでもないところと言葉にもならない惨状が広がっていること、人々がどうやって耐えてきたか、子供たちはどうしていたか、彼女自身がどうやって暮らしてきたか・・・


その友人は高校1年で同じクラスになったときからのつきあいですが、特別な光をもっていた人でした。自分自身の苦しみはほとんど語らない、でも、その全身から被災した東北の人々がどれだけ耐えてきたかを代弁しているようでした。おもえば、私にはとても大切な友人が宮城県には何人かいるのでした。そのことは自分にとってもなにか象徴的なことのようにおもえました。

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今回の多大な損害を、謙虚で粘り強い東北の方々が引き受けてくれたとおもえるのです。であるならば、そのはかりしれない喪失や苦労、努力を、生きているわたしは生かさないといけないとおもいました。

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また、それほどひどかった原発や電力の仕組み、政治、経済、学者のどうしようもなくひどい癒着もこのひどい被害によってあぶり出されました。今後ももっとあぶり出されなければならないとおもいます。


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放射能は粒、でも、わたしたちひとりひとりの人間もまた「粒」であるように今回のイベントを通して感じました。


ヴェロニカさんという精神的支柱を核に、しかし、それを支えるまわりの陰の力なしにはこのようなイベントは成立しませんでした。また、おでかけくださった人々の志なくしては。
ネットで、ハンドルネームでしか知らなかった方々との出会い、以前植物苗を買ってくださった方々との出会いも貴重でした。


そのようなひとりひとりのおもいはたしかに「粒」であると感じました。
放射能の粒は利権の粒。どちらも粒でありながら、比較できないほどの違いがあります。

であるならば、祈りによって利権の粒を消さなくてはなりません。と、そうおもいます。
それは簡単ではないかもしれませんが、ものづくり手がひとひとつものをつくりあげてゆくその行程にも似て、かならずや不可能なことではないとおもうのです。
また、この機会を逃してはならないとおもうのです。


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そういう流れで、先日ネットで紹介されていた田中優さんの提案はとてもおもしろく有意義だと感じましたのでここに貼ることにします。
原発やその利権にからむ仕組みにくわしい氏の説明は端的でわかりやすく、また、この国の産業の空洞化も電磁波の危険さも、そして、これからどういう社会が実は可能なのかを説いています。ちょっと長いですがぜひ見ていただきたいとおもっています。




では、ということでいろいろありがとうございましたということでこの報告を終わりにしたいとおもいます。
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by sakillus | 2011-05-16 06:21 | 自然物 | Trackback | Comments(12)
呪詛のような美しいことば
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   クサソテツとゲラニウム ファエウムローズマダー

わたしはそれほど暇なわけではありませんし、そう情報収集に時間を費やせるわけでもありません。
しかしこの間少し、いつもよりは情報収集をしてきました。
時間のわりには知りたい情報にぶつかるのはわたしに関わる死者たちが応援してくれるからに違いない。ならばわたしはできることをしよう。
それと、テレビを見なかったことは良かったと思いました。テレビは情報の刷り込み装置だから。


夕方池田香代子さんのブログを見てとても共感を得ました。自分の今の心境がぴったりはまりました。
ペンを持ち生業を得ているこの方はさすがに文章がうまくキレがある。
この呪詛のような美しい言葉を勝手ながらすべて引用させていただきます。

わたしは植物栽培者だから、それに撮った写真をつけましょう。
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   ギリア・カピタータ



 「続々 福島原発で作業にあたっている人の状況は」
「若葉に照る陽光に目が眩(くら)みます。光の奥に暗闇を感知する瞬間です。進学進級した子どもたちに目を細め、幸多かれと願う心の奥にどうしようもない鬱屈が居座っています。耳の奥では、「ラ・ソ・ミ」とゆっくりと念を押すように降下する音程にのせて歌われる「よん・に・さん」という声がエンドレスに繰り返しています。

これは、1996年の暮れに発生し、およそ4カ月後の97年4月22日に解決を見たペルー日本大使館占拠事件を歌った中島みゆきの「4・2・3」という作品です。なぞめいた数字は、事件終結の日本時間の日付。歴史に記録される日付ではなく、作者があくまでもわがこととして引きつけた結果、選ばれたのかこの日付ということだろうと思います。中島みゆきは、テレビの実況中継を見ている人の視点から、犠牲となった兵士が担ぎ出されていく画面にかぶせられるリポーターの興奮した声、「日本人が助けられました」「人質が手を振っています、元気そうです、笑顔です」への異和感を表現しています。

「しかし見知らぬ日本人の無事を喜ぶ心がある人たちがなぜ
助け出してくれた見知らぬ人には心を払うことがないのだろう
この国は危ない
何度でも同じあやまちを繰り返すだろう 平和を望むと言いながらも
日本と名のついていないものにならば いくらだって冷たくなれるのだろう
慌てた時に 人は正体を顕すね
あの国の中で事件は終わり
私の中ではこの国への怖れが黒い炎を噴きあげはじめた」

そのとおりです。付け加えるとすれば、「日本と名のついていないものにならば、いくらだって冷たくなれる」ことと、日本と名がつくものだからこそ「いくらだって冷たくなれる」ことは等価であり、それが近代国民国家の「正体」だ、ということです。

ドイツには、悪魔と契約していっとき栄耀栄華を楽しみ、その代償に地獄に連れ去られる人間の伝説があります。ゲーテの『ファウスト』は、この伝説をもとにしています。これはあくまでも見かけ上ですが、今現在の私たち、とくに原発を誘致した地域の人びとにぴったり当てはまってしまいます(見かけ上と言う意味は、あとで書きます)。なかでも、この地域をふるさととし、原発に職を得た人びとに。なぜなら、原発による地域振興も、人びとの人生設計も、事故が起きたらすべてを失ってもらおうという暗黙の約束のもと、その見返りにあたえられた時限つきのものだったことが明らかになったのですから。今このくにの美しい春の空には、悪魔の勝利の哄笑が響いているのではないでしょうか。

原発をうけいれるとは、そういうことだったのです。約束どおり、人びとはふるさとを失いました。さまざまな花がいっせいに咲く春爛漫のふるさとで、丹精こめた牛たち豚たちが餓死していく遠い空を、人びとは今どんな思いで仰ぎ見ているのでしょう。交付金で建ったりっぱな公民館も体育館も、おいしい米や野菜をつくってきた田畑も失われました。原発で働いてローンを返していくはずだったわが家も失われました。

福島原発で働く人びとは、原発の安全を信じ、国のエネルギー政策の一端を担うことを誇りとしてきました。今なお使命感に突き動かされ、家族を避難所に置いて、体育館の床に仮寝の夜々を過ごしています。その人びとの年間許容被爆線量は、かつては50mSvでした。そんな低線量では経済的に見合わないと、90年代に世界の原発を取り仕切る人びとが2倍の100mSvに変えました。それがこのたびの事態をうけて、100mSvから250mSvへ引き上げられたのも束の間、さらに500mSvへと引き上げられるという話が出ています。

そこに一貫しているのは、国民の生命財産を守る国家の厳粛な責任でもなんでもありません。むきだしの経済合理性です。それを国と東電は一体となって、日本のエネルギー政策にかかわる事故に日本人なら立ち向かうべきだと、個々人の倫理観の問題にすり替えている、私にはそう見えます。みずから被災しているにもかかわらず緊張した労働に耐えている人びとを、固い床に寝かせ、レトルトの夕食を食べさせ、お風呂にも入れないで平気な神経は、悪魔のそれにも匹敵します。子どもたちの許容被爆量を原発労働者並みにひきあげるのも、経済合理性にもとづいており、悪魔の所業です。悪魔のエージェントがかれらです。

原発誘致が悪魔との契約だと腹をくくっていた人が、地元にいるわけがありません。けれど人びとは、ふるさとを奪われ、家や田畑を奪われ、仕事を奪われました。人生を奪われました。子どもたちの未来まで奪われるのではないかと怯えています。原発は棄民棄土を担保にしなければなりたたない、ろくでもないしろものです。担保を差し出させられるのは、原発を推進したい国家や企業ではありません。悪魔と契約するファウスト伝説と違って原発という悪魔と契約する国家や企業が汚いのは、リスクを支払わされるのが契約した者ではなく、そうではない人びとだということです。それが最初からわかったうえでの、悪魔との契約だということです。しかもそれを、原発を誘致した地域こそが悪魔と契約したかのように、はした金を地域に落として偽装していることです。原発を推進することで真の利益をあげているのは、地域の人びとではありません。国家と原発の関係には、二重底の下に隠された暗黒の事実がわだかまっています。

東電は、逆さにして鼻血も出ないほどすっからかんにして、人びとに償うべきです。それでも、人生もふるさとももとどおりにはならない以上、生身の人間の心に深く残ってしまった傷は消えない以上、東電がリスクをとったとは言えません。国家しかり。国家は、日本と名のつく土地だからこそ、人だからこそ、自らが使用できるリソースと考えてこれを担保に原発を推進し、切り捨てうる原資と考えて事故の処理をしているのです。私企業の事故処理に、私たちの税金を増やして注ぎ込もうとするのです。日本と名のつかないものに冷たい国家は、いざとなったら日本と名のつくものにこそ冷たい。このたび日本という国家は、慌てた時に正体を顕しました。

あまりの怒りに、呪詛のような文章になってしまいました。」

                    以上、池田香代子さんのブログより。

*池田香代子:日本のドイツ文学者・児童文学者・翻訳家・口承文学および都市伝説研究家・エッセイスト、平和運動家。

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   ヒメシャラの中の一重山吹
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   カエデ
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by sakillus | 2011-04-25 00:23 | 自然物 | Trackback | Comments(5)
北側の桜
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実はうちには桜の木が二本ありました。
おそらく山桜の類いかとおもわれます。
北側にあるそれを家から覗く、
その向こうには山並み、その山にも山桜がぼぉっとかすんで見えます。
そして山を越え、はるか北のことを思わざるをえません。


この春関東では計画停電なるものがおこなわれました。
福島第一だけの被害によるものではありません。
火力発電が破壊されたからそうせざるをえなかったということです。
しかし、政府は原発がだめになったからといういい方をします。
この期に及んで、まだ原発擁護の姿勢を崩そうとしていないことに
注目をすべきです。

現在日本の発電は火力、水力をすべて稼働すれば夏のピーク時でも、
原発が一つも稼働しなくても十分足りるというデータがあることも
覚えておかなければなりません。

関東の電気をつくるために東北の福島の土地が選ばれ、そこで大切な土地が奪われ
海が汚された、これからも...
新潟の柏崎刈羽も関東のためであるということも忘れてはいけません。

そのことがもうしわけなくてしかたがないのです。

また、死の灰とよばれる使用済み核燃料も、人間の尺度では永遠という年月(100万年とも)を
冷やし続け、見守らなければならないということに、
危なくてどこへも捨てることのできないものを、
どうおとしまえをつけなければならないのか、
・・・途方に暮れてしまいます。
そんなものをこれからも作り続けて許されるはずはありません。

今も必死で現場で作業をされている方々のこと、
そのような方々をほかの地で出してはいけません。


はっきりと「もういらない!」と言うべきではないでしょうか?
原発を一刻も早くやすらかに眠りにつかせるべきではないでしょうか?


  ★そして本日の花
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ヒカゲツツジ
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姫ケマンソウ
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糸葉シャクヤク


  ★岩上安身オフィシャルサイトの中の4/21 福島瑞穂社民党党首へのインタビュー、
   おもしろいです。

  ・危なすぎる浜岡原発は即刻停止すべし
  ・電力は原発なしでも十分足りる
  ・これからの電力への提言
     >発電と送電とをわけるべし(このことにより地域独占から自然エネルギーの電力参加が                   可能になる)
  ・「電力村」と呼ばれる既得権益ゆずらないひとびとの嘘
  ・原発の非合理的な(金かかる)発電について
  (最悪の例として、もんじゅは14年稼働していないが、維持費だけで年間200億円かかる)
   などなど。
   福島さん、がんばってます。(なお、わたしは特定の支持政党はありません)
   
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by sakillus | 2011-04-23 16:35 | 自然物 | Trackback | Comments(4)
サンギナリア・カナデンシス
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   サンギナリア・カナデンシス

  数年前に植え付けたサンギナリア・カナデンシスは年々少しずつふえてゆき、
  ことしは5体の花が咲いた。そのユーモラスな体は「もののけ姫」に出てくる
  こだまに似ているといつもおもう。華奢なようでいて意外に強い。


私はこのごろ地球の深いところのことをよくおもいます。
どろどろに溶解している鉄のかたまりが大きな音をたててうねっているようなことなど。
旧友はよくそのことを語っていました。
だから地球は巨大な磁石なのだと。だからオーロラが見えるのだと。

そして地球はこれから大きな動きを見せる。
それはよいとか悪いとかじゃなくて当たり前の仕業におもえます。
ただ人間の働きによってそのことに影響を与えてしまっていると
わたしも感じます。
腹立たしいのは一部の人間の仕業

大きく動く地球のプレート
しかし、私の心はおだやかです。

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by sakillus | 2011-04-19 08:56 | 自然物 | Trackback | Comments(2)
なにか良い方法があればとおもいます。
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   とても愛らしい姫イカリソウ
   花々がずっと咲いていられますように

わたしは、原発に対しては、ずっと40年間反原発だった小出裕章先生の見解を支持しています。

原発がひどいものだとは思っていましたが、正直これほどまでとは思っていませんでした。

少し長いですがご紹介したいです。

原子力発電とはどういうものか? 【大切な人に伝えてください】


そして現在、福島第一原発はまったく危険な状態にあること、これからもしばらく続くだろうとの
指摘はそうなのだろうとおもいます。


被ばく覚悟で必死で作業されている方々、本当にたいへんだろうとおもいます。
そんな中で冷静でいられることのほうがありえないでしょう。
いまはただ祈るばかりです。


そして、水蒸気爆発が起こらないよう何か良い方法がありますように!!
見つけられた(る)方法がなんとしてでもうまくいきますように!!
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by sakillus | 2011-04-13 09:27 | 自然物 | Trackback | Comments(2)