ROSASOLIS

カテゴリ:自然物( 74 )
ヴェロニカさんの窯焚き〜展示会
大地窯(おおちがま)のヴェロニカさんの窯焚きが先日行われた。

ここまで来るまでが本当に長かった。
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これは素焼きが終わり、本焼きのための窯つめ。
まさにこれから窯に詰められようとしている湯飲みなど。
お地蔵さんのように並んでいる。

わたしはこの窯つめを手伝ったのだった。
いやぁ、しかしたいへんだった。
ヴェロニカさんは今ではろくろを使わない。すべて手びねりでつくり、気に入らなければすぐ壊す。
ゆのみでも一日でせいぜい2個しか作れないから、その大切さをひしひしと感じているからこそ
誠心誠意お手伝いしたのだが、2個壊してしまったのだ。

自分がどういう動きをしたら役に立つのか?
ヴェロニカさんのために次の動きを読んでいたりして、頭がフル回転。
また、足場の悪い傾斜を往復し、焼き物を緊張しながら運ぶので肉体的にも疲れる。
午後3時頃にはもう心身ともにへとへとだった。
失敗をしたのはそんなとき。

帰ってからも、なぜそうなったか?そのことの意味をずっと考えていた。
翌日も考え、ひとつの結論を導いた。

わたし:「娘が2年前に手伝った時も壊しました。今回は私が壊しました。
     こちらのいたらなさもありますが、ヴェロニカさんのほうの課題でもあるのではないです     か?」

翌日、話の流れでわたしはそう言った。

ヴェロニカ:「わかります。私もそう思っていた。」

なにげない日常の中に心に訴えかけてくることはある。
問いは、しばしばやってきて、錯綜とした中から手がかりがつかめることがある。
時には劇的なことさえも。
ヴェロニカさんとの関わりはそういうおもしろさがあること、心の琴線に訴えかけてくることが多いのだった。
今回私が学んだことは、言うべき時にはっきり言わなければならないことがあるということだ。
実はそれはヴェロニカさんにとってもそうだった。
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     ************************

そして本焼き
以下の写真は娘が撮ったものです。
わたしは仕事のためにあまり顔を出すことはできなかった。
娘は全日、食事当番にあたっていた。
ヴェロニカさんは、肉魚を食べないのでメニューもたいへんだ。そのうえ、窯焚きという
特別な日々の食事は一食一食が重要で、疲れ具合やどんなものを食べられるかを観察しながら
臨機応変に対処しなければならない。
おかげさまで食事はみなさんから好評でよかった。
娘も今回はたいへん学んだことが大きかったようで、これまでもそうだったと思うが、それ以上に感動的でもあったという。
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ここからは、薪がなくなり、もう終わろうとするところ。
カメラマンが間に合わないので、娘が急いで帰ってきて、ひったくるようにカメラを持ち去った。
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赤松の薪をくべている。
くべているのは、府中のF造園さん。F造園さんはこの近くに資材置き場兼
道楽で創っているすばらしい庭がある。以前から窯焚きに興味があり、手伝いをかってでてくれたのだった。
ヴェロニカさんと同い年、60代後半というのにすばらしい身のこなし。
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角のような炎 温度は1200度を超えている。

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窯焚きが終わり、疲れもピークを越えているだろうに晴れ晴れとした顔
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満身創痍、ほとんど不眠不休の1週間、やることはやった。あとは祈るしかないのだ。
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すべての口を閉じ、灰で隙間を埋めているところ
後ろにいるのは林業のFさん。薪割りでたいへん活躍してくれた。
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蓮も見ていた。


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大きなアクシデントもあったのだが、でもとにかく、いいものができているとの娘の伝。
展示会やります!

「土の音 - sound of earth-」

2010.10.9(土)ー 10.24(日)
※24日はヴェロニカさんのバースデー!
11:00amー7:00pm (月曜定休)

初日pm5:00よりお茶を飲みながら笙の演奏をお楽しみ下さい。

ヴェロニカ・シュトラッサーの在廊日は
9(土)、10(日)、16(土)、24(日)です。
上記以外の日程で彼女にご面会を希望される方はご一報
ください。
メールはこちら→oochigama@excite.co.jp


会場:「LIBRE」
〒113−0031
東京都文京区根津2-29-4
(東京メトロ千代田線根津駅より徒歩5分)
tel.03-3827-1925

今回はギャラリーのご厚意で3週間の展示です。
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by sakillus | 2010-09-27 22:22 | 自然物 | Trackback | Comments(11)
睡魔
最近夕食後、ものすごい睡魔がやってきます。
もんのすごく眠いです。
私の体は正直なので、おそらくずっと突っ走ってきたので、この辺で休んでおいた方がよいという
知らせなのでしょう。

とはいえ、しばらく居眠りしたあと、こんな時間にコーヒー飲みたくて飲んでます。

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Devoniensis(T)

このバラを育てるのは二回目です。
育てやすいバラではないというほかの方からの情報もあります。
しかしながら、このバラの忘れがたさは何かな?
たとえば白のこの色合い、
純白でないのはおわかりいただけるでしょう。
緑がかるでもない、ベージュがかるというのが、なんともノスタルジックで惹きつけられるんです。

でも、いつもそうだったかどうか・・・記憶が定かではありません。
この花は夏の花なのでこんなものですが、ほかの季節であればもっとよいはずです。
これも悪くはないですが。

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Mrs.B.R.Cant
うちでは四季咲きといえば、なんといってもティー!
ゴー、ゴー、ティー ・・・う〜ん、わたしは眠いはずなのに・・・

このMrs.B.R.Cantも春はカメラに収めることもそこそこでしたが、これからが良いのです。


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フシグロセンノウは遠くからでも咲いているのがわかります。
鈍い緋色の花が横たわりながら咲いています。
茎のもろさを持ちながら。

この花にはっとするのは、
女性ならばいくつになっても、自分の中に紅を持っている、
その紅の部分に気づいた時のような小さな驚きに似ています。
センノウの類にはそういうところがあります。

* 緋色(ひいろ)・・・茜で染めた色。黄味の赤


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咲季山草軒、新商品入荷!
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by sakillus | 2010-08-23 00:17 | 自然物 | Trackback | Comments(10)
蓮に蕾ができて、それから咲くまではまだだいぶかかるだろうとおもっていましたが、
ある頃を過ぎるとそれは一気にやってきて、
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7月23日 4:54
わたしはこれの開花の音も聞くことはできませんでしたが・・・
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淀姫蓮という蓮です。
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山に向かって咲いていました。
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同日 5:15
朝陽を一身に受けていました。

はじめての蓮の開花は鮮烈なものですが、わたしは蓮の姿を見て、
涙がぼろぼろと抑えようもなく流れていきました。

なぜそんなに流れるのか?自然な心の動きとしてただ受けとめてもよいことですが、
わたしの何に、どうして訴えたのか考えてみました。
しかし、たとえばなにか思い出があり、それを呼び覚ませたというようなこともなく、
自分の日常になにか悲しいとか、感極まるものがあり、それが刺激されたというようなことも
ありませんでした。
とは言いつつも、同時にわたしは、ふたりの人間と一本の木について祈っていました。
ふたりの人間はそれぞれ、わたしと娘の友人であり、確率的には非常に少ない難病と言われる病気にかかっており、
一本の木は理由がわからず枯れ込みがきたものです。
わたしにとっては唯一無二の木なのでとても悲しいのです。

であるけれど、それらに関する祈りは、涙を流させるものと同じ理由から発生したものだと感じました。

つまり、あまりに神々しいものを見たときに出る素直な反応なのではないかとおもうのです。
いや、それでしかありません。


そして翌日

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7月24日 4:54
仏像のような姿をしている。
仏像が蓮の形をしている。

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7月25日 5:15
こうして崩れゆく様も美しく
昼には散ってゆきました。

あと2種類の蓮があります。
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by sakillus | 2010-08-02 22:34 | 自然物 | Trackback | Comments(2)
多孔質
先日帰って来るなり明るい声で、
「おかぁさん、いいものもってきたよ〜。」という娘。

遺跡発掘バイトの彼女の持ち帰ってきたものはというと、
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これです。
平安時代シリーズ、第二弾
竈(かまど)にあった土です。

ご覧の通り粒がそろってますね。だいたい直径が2〜3ミリです。
何度も火を通っただけあってとても硬そうです。立派な焼成土。
その上多孔質で、これは保水力、保肥力に富んでいそう。
硬質鹿沼土と硬質赤玉土、富士砂の多孔性などそれぞれの良さもありそうで、
これはいいですね。

水を撒けばじゅわ〜っと音がしそう、微生物の良い住処にもなりそうと、
見ているだけでも笑みが漏れてきます。
もちろん薔薇の用土に使います!
あと何回か持ち帰ってくれるようなので、それなりの量になるかもしれません。

遺跡の発掘されたものは「遺物」と呼ぶようですが、丹念に文字や数字が書き入れられます。
(さすがにこの土一粒一粒にはありませんが。)
以前も江戸城の砕けた瓦があり、もらえるとのことでしたが、
その書かれた文字を消さなければならないということで見送りました。

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こちらは、寒さをおしやる暖かさにはなっていません。
薔薇の新芽は足止めを食っています。
それでも日々少しづつ何かが現れてきたり、色が増してくるのがわかるのはうれしいものですね。

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雨上がりの小径のあたり
なんとはなしにいいなぁとおもった次第

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真ん中あたりにぼんやり見えている薔薇は、The Night
去年は移植をしたダメージがあったけれど、今年は復活してくれそう。


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アネモネ・ブランダ ‘ホワイトスプレンダー’(Anemone blanda cv.white splendour )
イチゲのような花です。

 
関係ないけれど、日本も白熱電球がなくなるのはとても困ります。
蛍光灯、苦手なんですよね。LEDも明るすぎます。
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by sakillus | 2010-03-19 21:35 | 自然物 | Trackback | Comments(4)
地中深くから
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地上の枯れ草を少し整理したらすっきりと見えてくるものがあった。

シュンラン、クリスマスローズ、ゲラニウムも。


また山野草の種をたくさん播いた。
今日は夕方ヴェロニカさんに話をするために伺った。
終わりの方でその種まきの話も話題に上がる。

園芸品種と違い山野草の発芽はいっせいに行われないものも多々あるという。
それは、自然の干ばつなど不測の事態に備えて、絶滅から逃れるために種の保存をはかっているのだ。

その種のことを、我々人間の潜在意識のようだという話をした。
わたしたちの潜在意識には生まれてからこのかた、自分では忘れているようなことも
地中に埋まっている種のようにたくさん持っている。
もしかすると、自分が経験していないこと、遠い過去の記憶も積もっているかもしれない。
別の生物であったことも。

それらひとつひとつの種が何かをきっかけとして、地上に小さな芽を出す。
ほんの小さな。

既存の経済システム、価値観が大きく崩れていくこのような時代には小さな芽がひょこっと出てもおかしくはない。
苦境にあって逆に大切なことが見えることもある。

小さな芽のうちのたったひとつでもいい、豊かな実ができてくれればいい。
たとえ実がならなくても、それはそれでいい。
とにかく長い年月をともに過ごさなければいけない。ゆっくりと。


ヴェロニカさんに話したかったことは森林再生の話だった。
以前からヴェロニカさんが願っていたことである。



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去年の秋あたりからずっと咲く気満々の様子のショウジョウバカマ。
でも、本当に咲くまであとしばらく待たなければならない。
常緑の葉をロゼット状に広げて、寒さの中けなげである。
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by sakillus | 2010-02-01 22:33 | 自然物 | Trackback | Comments(6)
台風のあと
台風一過の空はあくまでも澄んでいて空気も清いものだが、今日の特別は
光だった。
季節にあてはまらない光が燦々と射し込み、明るさが広がっていた。
水をためている葉、水が乾いた葉にそれが反射し希望のような明るさが
満ちていた。
不安な夜を消し去るような。
おもいがけない景色はおもいがけない天の力がもたらしてくれる。

嵐はなにもかもなぎ倒すような威力もあり、人々に驚異をもたらすものでもあるが、
同時にエネルギーを与えてくれるものでもある。
すべてのものにエネルギーを!


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紅葉しはじめたホウキグサ
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アキギリ
大きくなりすぎかも
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猫害でダメになったとおもっていた 白山菊かもしれない
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これもカントウヨメナかなぁ?
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イワシャジン
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アマ(リナム)の発芽率は抜群。 シャ〜っと伸びていたのでびっくり
カワラナデシコもすでに15ポットぐらいある。
種蒔きバンザイ !
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by sakillus | 2009-10-08 23:05 | 自然物 | Trackback | Comments(2)
池の平湿原 3
三方ヶ峰をくだって、また湿原の木道を歩きました。
帰りはべつの道を通って。

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ウメバチソウも見つけて感激!


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写真はやはり霧につつまれていて、わかりづらいとおもいますが、
湿原を囲む周囲の斜面では、過去の噴火の時に出たのかと思われる巨石がごろごろっとあり、
木々と下草がそれら巨石を取り囲んで見事な立派な庭園のような趣を醸し出しています。

いい仕事してるね! とおもわず言いたくなりました。


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彩りがうまいなぁとおもって写した一枚
ウメバチソウやフウロソウ、たぶん、ちいさなツツジ科の植物、クマツヅラのような植物、・・・
いちいちわからないのが残念ですが、自然の作りだす風景は、大きなところも
こんな小さなところもすごいです。
大事なものは身近にあると感じさせてくれる瞬間です。
日本って植物が本当に豊かですね。

庭の植栽にもとても勉強になります。
一種類が群生しているところももちろんありますが、数種類の混じり合う様、
一つの種類があちこちと点々としている様がなるほどなぁとつくづく感心しました。

湿原を去る頃になって、一瞬霧が晴れました。
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芝生じゃありませんよ。
これが全部植物なわけですから、ものすごい密植です。
蒸れるなんてことはないわけですね。

というわけで、湿原を後にして、帰路につきました。
さすがに駐車場に着く頃にはトレッキングシューズの重さを身に染みて感じていました。

   *****************************

ところで! どうしても欲しいと思った植物があり、そんな時は行動のはやいわたしです。

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ハクサンフウロ、3苗購入!
そしたら、白花のハクサンフウロもおまけにくれました〜♪


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マツムシソウ
あれだけ感動したと言っていたのだから当然です!

マツムシソウは種を蒔かないとだめですね。なんて話はしていたのですが、どうにも生態がよくわからない。
そこで山野草店に問い合わせてみました。
すると、「越年草」という答えが返ってきました。
聞き慣れない言葉だったのですが、
「秋に発芽して翌年咲き、枯れる。」要するに2年草と言っているものと同じのようです。
ただし、
「株に力がつくと、今の時期に株元に小さな葉が出てくる場合があり、それが翌年の
開花株になる。」ということです。

で、購入した株を見てみると、2株そのようになっているのがありました。
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by sakillus | 2009-09-12 23:10 | 自然物 | Trackback | Comments(4)
池の平湿原 2
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コバイケイソウの名前をはじめて聞いたのは、たしか登山の先輩から。
「芽出しの頃の若葉がギボウシに似ているから気をつけなければいけない、毒草だから。」
そう言いつつギボウシを摘んで、あとで皆でゆでて食べたことがありました。
今ではもったいなくてできませんが。


このきれいに紅葉している葉をみるだけでは、コバイケイソウ  なのか バイケイソウなのかわかりません。
成熟している葉はシランにも似ています。


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こちらの方が標高の高いところにあったにもかかわらず、紅葉していません。
花を見ると、バイケイソウのようです。

コバイケイソウの花はコップを洗うブラシのような花だからです。

毒草でなければ庭植えもおもしろいのだけれど・・・。
とはいえ、庭にも毒になる植物は案外多いのですけれどね。

三方ヶ峰にはほどなくして着きます。

それほど広くない山頂は地面の様子が一変しています。
土が洗われ、ごろごろの砂礫地になっています。


ふと見るとフェンスが!
理由がわかりました。フェンスの向こうにはコマクサが群生しているからです。
複雑な気持ちもしますが、簡単に盗掘できそうなのでやむを得ないのかもしれません。

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フェンスの所々に目の大きなところがあり、そこからカメラを向けています。


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残念ながら花は終わっています。
他の植物が育たないようなところでひっそりと咲いているこの花はまさに“高嶺の花”
高山でこそ見る価値のある花なのかもしれません。


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しかしながら、ここでもやはり私の心をとらえたのは、マツムシソウ。

こんなところでもすっくと立って咲いています。

下の湿地帯にあるマツムシソウよりも背が低いです。
実際の標高の高さ(2040m)よりももっと高山帯のようなこの場所で、
背を低くしてしっかりと耐えて、しかも普通に在る様が今思いおこしても心に残ります。

紫外線は強いだろう、吹く風も降る雨も容赦ないだろう、その中で自らのさだめを生きている
かのような姿に打たれます。


ところで、マツムシソウは基本種のマツムシソウと、高山帯に生えるタカネマツムシソウとある
とのことですが、では、両者の違いは?そして、この辺りに生えているのはどちらなのでしょう?

 
 マツムシソウ:草丈は60〜90cmが標準だが、生育環境によって20cm以下のマツムシソウでも花をつける。頭花は上向きに咲き、その大きさは4〜5cmで多数の小花からなる。
花の色は淡青紫色。

 タカネマツムシソウ:草丈は15〜40cmと低く、頭花は5cmくらいとほぼ一定している。花の特徴は基本的にマツムシソウと同じだが、「花びら」の幅が広い。マツムシソウに比べて「花びら」がつまっているように見えて隙間がほとんどない。花の色は濃紫色。

以上のようにタカネ・・・のほうが花色も濃く、豪華な感じで草丈が低いということがわかりました。

高山性のほうが目立つ色、形であるということはあきらかにポリネーター(花粉媒介者)の
注意をひくためです。
植物の生き残りをかけた戦略であります。

これを人間の世界におきかえるとなにやら興味深いのですが、
でも、人間はそういった本能だけのいきものではないでしょう。

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これは池の平湿原に至るちょっとまえの林道で撮ったもの。

高峰高原〜池の平湿原にあるものは色も淡青紫色で、草丈も50cmぐらいあり、どうもマツムシソウの
ように見えます。

三方ヶ峰のもやや低いものの花は同じなので、これもやはりマツムシソウかとおもわれるのですがどうでしょう?

というわけで、ちょっと勉強してみました。
あぁ、今回で終わらなかった!
あと一回続きます。
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by sakillus | 2009-09-05 22:36 | 自然物 | Trackback | Comments(2)
池の平湿原
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池の平湿原は、標高2000m.数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原です。浅間山系の急峻な地形と内陸性気候のもたらす昼夜の気温差、年間の気温差がとても大きく、特色ある気候条件にあるということです。

そのため里山に生息する動植物から、本来ならば3000m級山岳地帯に見られるような高山性の動植物までが,この一帯に混在し生息しているというとてもお得な、喩えて言うなら天丼に・・・あぁ、だめです。そういう卑近な例を持ち出してはいけません。
とにかく、そのような特異な環境が、池の平湿原を多様な自然がおりなす、“高山植物の宝庫“としてくれたのだそうです。


では、湿原に降りていってみましょう!



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ここでは植物保護のため道がつくられています。
植物帯の中に人ははいれないことになっています。

霧にけむる樹木

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枝を横に伸ばすコメツガ
カッコイイですね。いっそう神秘的です。

いよいよ湿原です。
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マツムシソウ
今回、この花ほどあらためて見直した花はありません。
とにかくかわいい!愛らしい! これもあちこち、というレベルではなく、方々にた〜くさん咲いていました。
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ツリガネニンジンの白花も数は少ないけれどありました。

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お花畑です。

まことに、・・・ぼやけて残念、恐縮なのですけれど、雰囲気つかんでいただけるでしょうか?
実際はすご〜く広いのです!
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薄紫色の花がマツムシソウです。
この花はマツムシが鳴く頃に咲くからというのが由来なのですが、マツムシというのは
鈴虫のことなんだそうですね。

   追加: Wikipediaによると、「古くはスズムシのことを「マツムシ」、マツムシのことを「スズムシ」と呼んでいた、あるいは混同されることが多かったといわれる。 形態は、スズムシに似ているが体長は19〜33mmとより大型で、体色は淡褐色。」とありました。

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リンドウに笹が入り込んでいます。
乾燥してきているところにこうやって笹が茂るのだそうです。
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ヤナギラン
これもここでは有名らしいです。はじめて見ました。

人の歩くところは全て木道ができており、東御市の丁寧な管理によって、湿原も復元してきているそうです。
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木道の一つの終点にあるのは、「鏡池」です。
その日のような霧に包まれたときにはいっそう幻想的な風景が広がっていました。

  
湿原を囲む外側は外輪山があり、その一つのピークが三方ヶ峰です。
ほどなくして山頂につくのでそこも登ってみました。
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ここはハクサンシャクナゲがたくさん生えています。花の季節は見事だったでしょうね!
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右側の植物はハリブキというのでしょうか?
葉に細い針が出ています。
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ハクサンフウロの葉がこんなにきれいに紅葉しています!
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ナナカマドの葉はこんなにまだみずみずしく・・・うちのは強光のせいか落葉しちゃったというのに・・
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 ガマズミ? でいいのかな?

つづく
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by sakillus | 2009-09-02 13:47 | 自然物 | Trackback | Comments(12)
画眉鳥
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音程がはなはだしく変わる鳥の声がする
よく通る高音の声だ
わたしは鳥に詳しくないので声の主を見定めようとする
あまり見たことのない鳥だ
赤茶色の毛、大きくも小さすぎもしない大きさ、
よくつがいでいる。
水浴びをしに水場で、サワフタギの枝で、ヒメシャラの枝で、
ムシカリの枝で

こんな声で鳴く鳥はなんだろう?と問うと
ガビチョウではないかと言う
目のところに白い筋がひゅっとはいっているなら

鳴き声がきれいなので中国から輸入されたのが人の手を離れ
近年繁殖しているという

オスとメスは同じ模様で若干色が違う、そして、オスの方が少し大きい

ガビチョウは画眉鳥
目の周りをしろい縁取り
昔エジプト人の目の黒い縁取りのようだ

オスはメスがそばにいてもいなくてもよく鳴く
そんなに懸命に鳴かなくてもわかるのに

同じ印を持ったものはそうはいないのだから
遠くにいてもわかるのに
どこにいても
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by sakillus | 2009-04-21 14:54 | 自然物 | Trackback | Comments(0)