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雨落ち


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うちの屋根には雨樋がない。
建築家は屋根の縁から雨滴が落ちる様がきれいなので雨樋はつけないこととした。
たしかにその様は雨の日家の内部から見ても趣があっていいものだとおもう。
次々にポタポタ不規則に落ちる様子はなんということもなく見ていても飽きることがない。
雪の日にはこのように雪がぞぞっと流れてきたりして。

ただ、問題はその雨滴の行く末が定まらないということだ。
定まらないというのはおおげさかもしれない。
砂利を多めに敷いて自然浸透をさせているのだが、

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が、しかし、ひとたび雨が降るともなれば、このように水溜まりとなる。

「これ、大丈夫なんですか? 家に悪影響ないのかなぁ?。」
と心配する声があった。

「そう言われても・・・どういう方法があるの?」 と私

「最初に庭をつくるときなら(機械があったときなら)勾配をつけて排水溝か排水マスに
流し込むのはそうむずかしいことじゃなかったんですけど、今となってはそれはたいへんなので、深く掘って多めに砂利を入れるだけでも違うとおもいますよ。」 と言う。

それは和風建築でよく見られる雨落ちというものだ。

「あぁ、なるほど。それってその両側になにか埋めた方がいいの?。」
「そうですね。」

と、そういうわけで、雨落ちをつくる方向で考えていた。
これは、わたしがするわけである。自分でできることは自分で。
(彼には私にはできないあることを頼むことを決めていた。それはまたあとで)

今ある材料は敷石の時に使った砕けた重厚なレンガと石。
造園の本や立派な庭園の本などを参考にして(最近はガーデン系の本よりこちらの方がおもしろいとおもう。) 考えてみると、瓦を縦に埋めるのもかっこいいかなとおもい解体屋さんにも声をかけてみたが、足で踏みしめられて硬い土をその深さに掘るのは全く気が進まない。

心配してくれたひとが以前、「雨水も利用できたらいいのですけれどね。」
と言っていたように、雨水利用についても考えてみた。

しかし、雨樋のない状態では雨水タンクを使うことはむずかしいし高い。
以前は大きな瓶もあったが今はひとに譲ってない。

こうなるとどうするかというと!
勾配をつけて雨水を集め、池をつくるか?とおもう。

心配してくれたひとに「池はどうだろう?」と聞くと、「いいんじゃないですか。」と言う。

雨落ちについては、
「たとえば、レンガをこうやって敷いて、掘ったところはセメントで固め、砂利か何かを敷く。
レンガから家の方は犬走りにして人も通れるようにするのがいいとおもいます。」
と教えてくれる。

「犬走りはどうやってつくるの?」
「壁をつくったときのように土を練って。」
「・・・あれをまたやるの? (いやだなぁ・・・だってものすごく疲れるんだもん)
それにこの土やら資材の山、どうしよう〜?」
「かたずけてくださいね。」
「はぁ・・・」

というわけで、いろいろかんがえると頭の痛いことやまだまだわからないことはあるものの、
とにかく池のことは後回しにして掘ってみた。

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こんな水準器を買ってみたりして。

掘るだけではつまらないので石をすこしばかり埋めてみた。

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わたしはこういう作業は大好きなのであった!

今回の石の埋め方では溝の方はなるべくまっすぐしようとおもった。
でも、すこしぐらい乱れがあってもいいかなと。
「美は乱調にあり」だからなどといって・・・

この工事は長くかかる予感がする。


ところで、ネコヤナギが開いてきましたね。
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by sakillus | 2009-01-30 22:31 | 庭づくり | Trackback | Comments(15)
酢になる

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去年の11月末に仕込んだ第1回の発酵肥料は順調な経過を経て、その1ヶ月後にはダンボール箱に入れられ、物置では第2回の発酵肥料仕込みに入った。
今現在、第1回目の肥料は写真のような姿になっている。
すでに水分はなくなりサラサラとした状態で匂いはきのこ菌のようなものが漂う。

なるべく明日には第3回目の仕込みを済ませたい。
ほぼ毎月仕込んでいるのは、生ゴミがたまるということと仕込みに新月の時期を狙っているからだ。
仕込みに前回にできた発酵肥料も残し加えたり、生ゴミもダンボール箱の中である程度発酵が進んでいるため、温度上昇はじきにやってくる。

しかし、2回目の時はわたしに慣れが生じてしまったためか、繁茂に見にいかず高温の時期を維持できなかった。
だから、1ヶ月経ったいまでも塊がまだ残っている。
完成を100%とすれば、60%ぐらいの状態だ。
たとえば、これを土づくりに利用するというなら、微生物がまだ活動著しいことを鑑みれば、
効率は良いのかもしれない。
でも、3回目の作りに関してはもっと気合いをいれよう!


ところで、酵母菌の増殖を狙って瓶の中で寝かせていた (2回目)
ワイン、水、ぬか、黒砂糖であるが、仕込みから3週間〜1ヶ月ぐらい経っておもしろいことがおこった!
酢のようなものに変化していたのである。
この一連の変化はおもしろい。
3,4日ほど前、瓶の中の匂いが今までの甘い香りからなにか、「あれ、まずいかな?」
というような匂いになった。それが2日ほど続き、その翌日である。
酢になったのは!

ネットで簡単に調べてみると、酢は穀物や果物からできる。
果物は柿や葡萄、りんごなどが有効らしく、「ワイン、水、ぬか、黒砂糖」というレシピで酢ができたということは、元々のアルコールに酢酸が作用したということなのだろう。

これを基に思ったことは、今年果物で自家製の酢をつくるのも一興かということと、
こうやってできた酢を水で薄めて(どれぐらいかな?)バラの病気予防、また病気の拡散予防に葉面散布に使えるのではないかということ。

そういえばはっきりと覚えてはいないけれど、たしか無農薬りんご栽培農家の木村秋則さんも
病気の予防に自家製の酢を使っていたとおもう。(何で作ったのかな?←りんごに決まっておったわ!)
ほかにも農家のなかにはやはり酢で葉面散布をしている方もいるようだ。

しかし、わたしにはひとつクリアーしなければいけないことがあった。
噴霧器の調子が悪いのだ。

 ところで、わたしは「ワイン、水、ぬか、黒砂糖」の酵母組を寝る前などに顔や手に塗っていたのだが、わりに良いような気がする。
すぐに効果がどうとは言えないけれど、砂糖が入っているわりにはベタベタしないし、使用感が良い。
あと気休めかもしれないけれど、わたしは外で庭仕事をするときも化粧を殆どしないのだが、紫外線予防にたまにつけることがある。なにも根拠はないのだが。


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1月25日朝はうっすらと雪化粧

土の中からかすかに春の気配を感じさせてくれるものも登場する。

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福寿草に蕗の薹である。


追記

くだものの酢に興味のあった私は、去年利用しているパ○システムで林檎酢を買っていた。
少量で値段も高いことから普段遣いというよりドレッシングにたまに使っていたのだが、
今日ふと思い出し、それを冷蔵庫から取りだし、説明を読んでみると、なんと
木村秋則さんの無肥料、無農薬で育てた完熟りんごをつかった林檎酢だった!
説明にはこうある。
「丸ごとすりおろし、水を一滴も加えずにゆっくりと丁寧に造ったりんご酢です。」

ガラス瓶のなかにはたしかにりんごのおろしかすがある。
これをただなめてもとてもおいしい。

これだったらすぐにでもできそう。
食用としてもちょっとつくってみようかなとおもう。

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そのりんご酢
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by sakillus | 2009-01-27 22:20 | 微生物 | Trackback | Comments(20)
常緑

冬は冬枯れでもちろんかまわないのだが、そこに常緑の木などがあると安心感があるというのか、ほっとするものがある。

冬の山を散策すると、意外なほど常緑樹の多いことに感慨を新たにする。
里に近い山だから当然人の手の入ったものではあるけれど。
ひとつひとつ特定はできないけれど、カシの類はとても多い。
あれだけどんぐりを落とすのだから当たり前だけれど、実生の小さな木があちらこちらに生えている。
もっともそれらの中で生存競争に勝ち抜いて大木になれるのはほんの数%にすぎない、いやもっと少ないかもしれない。
まるで魚の卵のようだとおもう。


話は変わり、ナンテンは元々うちの庭に数カ所生えていた。

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とりたてて強く惹かれるというのではないのだけれど、朝日をあびた時の葉姿や秋に色づく姿、紅い実がおいしそうになっている(鳥にすれば)ことなど、主役ではないけれど、名脇役のように時にしみいるものがある。

庭は好きなものだけを植えれば良いというわけではないとよく言われるけれど、近頃はとみにそうおもう。
好ましくおもわないものをわざわざ植えることまではしないが、芝居にも脇役やエキストラが必要なように、一つの植物をきれいに見せるには庭にもそういったものがあるとよいのかもしれない。
お互いをひきたてあえれば、脇役だってエキストラだって悪くは思わないのではないか?


先日ホームセンターで見かけた 細葉ヒイラギナンテンというもの。

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この頃は秋に紅葉、黄葉するものがたくさんあるとうれしいとおもい、これは通常は緑葉なのだが、このように紅葉し、また葉の趣もさらさらとしていて悪くなさそうだったので買ってみた。
この手のものはやたら大きくならないのもいいとおもう。




ところで、苔の養生には松を使うとのことなので、山で少しだけ拾ってきた。

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手前で咲いている原種スイセンはナルキサス・カンタブリクス・モノフィルスとおもうのだが、よくわからない。

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(販売元の示した名はおそらくまちがっているので)


苔のその後はけっこう悪戦苦闘している。
霜であがったり、育つ環境が違ったりで・・・
でも、雨のあとでは復活するので可能性はあると観ているが予断は許さない状況だ。


常緑の話をしながらも、また、こういう枯れ姿もやはり新鮮である。

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by sakillus | 2009-01-21 02:16 | 植物 | Trackback | Comments(8)
膨れあがる土

もぐらの生態を調べておかなければとおもいつつ、それがさしせまった問題ではないので、
まだ実行していない。

こちらが調べようと調べまいとあちらはいっこうに関係なく行動している。

寒くなってきてから甚だしくなってきているようだが、モグラの動きが活発だ。
あちこちにふわふわの塚のようなものができている。

足で踏んで低くするものの、不思議と元通りにはならない・・・
モグラは地中深いところから土をプレゼントしてくれているかのようだ。
しかし喜んでばかりはいられない。(少しも喜んではいないが)
大事なリリウム ランコンゲンセの辺りをもちあげてくれたときは冷や汗をかいたが、どうやら
球根は無事だった。


もうひとつ土をもちあげてくれるのはやはり霜。
3㎝ぐらいは隆起し、今や庭全体がボヨボヨしている。


土が盛り上がろうが、雪が降ろうが生理現象は普通通り。

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こういう姿って好きなんだなぁ・・・

藁ボッチは去年のを再利用。
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水鉢にはニューフェイスがお仲間入り。
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先日買ったヒトツバオモダカ
カキツバタ、トクサと


ニューフェイスといえばもうひとつ、いやふたつなのだが、ひとまずひとつ。
椿 ‘紅妙蓮寺’
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開花まであともう少し。

 紅妙蓮寺という椿はわたしは初めて見るのだが、幅広の豊かな雰囲気の葉と、少し朱色を帯びたような暖かく微妙な雰囲気の色合いが珍しい。
持ってきてくれた庭師さんによると、茶花であって、お茶をやる人の間では絶大な人気を誇るのだそうで、彼本人も大好きのもよう。

これをどこに植えたかというと、
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雑木のマンサクとコナラの間。
さらに密植になるのだが、椿は生長が遅く、ほかの雑木は生長が早い。
今は椿が大きいような感じでも、じきにバランスがとれてくるだろうとのこと。

ここには、椿 ‘炉開き’を入れるか、クロフネツツジをいれるかと候補はいくつかあったのだが、
彼としては是非、中輪一重の椿、それも 紅妙蓮寺を入れたいということでそうなった。

本格的に咲くのは2月、その時がたのしみだ。
壁水栓との馴染みも良く。
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by sakillus | 2009-01-13 21:43 | 庭づくり | Trackback | Comments(18)
冬の水色

去年、いやおととしいただいたたくさんのクサギの実。
その時染めた木綿のショールは月日が経ち色が退色していた。

クサギで染めるときは基本的には媒染なしで大丈夫である。
絹を染めれば堅牢度は高かった。
しかし、木綿のショールが退色したのは、一度しか染めなかったから、というのと、
絹やウールなど、タンパク質のあるものと違って、染まりにくいものであることなどが
原因しているのだとおもう。
ひとによっては木綿を染める場合、ご汁を使ってタンパク成分を吸着させることもあるのだが、
そこまでやる必要もないのではとおもい、わたしはやらない。


クサギの実は冷凍保存が可能で、たくさんいただいたそれはまだ冷凍室で眠っていた。
それを揺り起こし、また染め重ねることにした。

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格子の陰が落ちている。べつに縞々に染めたわけではない。

さすがに2度目とあって、今度はそこそこ堅牢度も上がってくれるのではないだろうか?


冬の水色


二枚染めたので、一枚はこのままのいろを残すことにして、もう一枚は黄色を重ねて黄緑色にしてみるのもいいかもしれない。

黄色の染材ならば、やまもも、キハダ、クチナシ、コブナグサなど・・・
やまももは優秀な材で、染料屋には幹をチップにしたものが売られている。
これは20回以上染め出すことが可能で、最初はアクが強いので捨てる。
3回目ぐらいから使用する。

山吹色から次第にきれいな黄色へとうつりかわる。そのうちレモンイエローへと。
これがあったかどうか・・・物置を調べなければ。

そういえば、以前東京に居たときは、主に染色が目的でやまももの木を育てていた。
枝や葉でも染まる。それはやや若々しい色になる。
 
耐寒性の点でどうかと思い、引っ越しの時点でひとにあげてしまった。
やまももの実は食することができ、悪くはない味だ。


この程度のことなのに余裕がないとできないのがもうひとつ、

椅子の座布団、そして、カバーである。

もう着なくてもよいスカートを解体し作った。
一つは数ヶ月前につくったのだが、勢いがとぎれ、もうひとつできたのがやっとこの正月。

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自分としては、これの面白さがあるとしたら、ボタンだとおもう。
(布は元々こういう布だったから)

知りあいの古道具屋から古いミシンの引き出しをもらって、その中に入っていたものだ。
木でできた大きなボタン。

昭和の匂いがする。
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by sakillus | 2009-01-09 00:04 | 創作物 | Trackback | Comments(10)
新春の慶び

みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もまたよろしくお願いいたします。

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椿 本白玉

椿は一重咲きの中でも、筒咲き、抱え咲き、平開咲き、ラッパ咲き、腕咲き、杯状咲き、
唐子咲き、猪口咲きなどなどいろいろな咲き方があり、この本白玉は筒〜ラッパ咲きに
なるようですが、まだ全開していないこれぐらいの姿は抱え咲きにも近いと感じられ、
この感じはとても好ましくおもいます。

実はこれ、きのう初詣に出かけた寺の側の山野草店で見かけて買ったものでした!
ほかにも、ショウジョウバカマやカタクリ、ヒトツバオモダカ、ハルリンドウ、ツルリンドウなどを買いました。

この時期になると落葉植物の多くは葉を落とします。
だからというのもあるかもしれませんが、常緑ものもいいなぁとおもいます。

椿は常緑ものの中でも重さや湿度、情念のようなものが感じられますが、他の植物が芽吹く前の力を蓄えるこの時期に、人間でもじっと耐えなければならないときがあるように、重心を低くしてるような椿を感じることは悪くはありません。
そんな椿でも、あるものはうぶな乙女のように軽やかに可憐に咲くものがあったり、聖母マリアのように清楚に咲くものがあったりと、どの植物でも幅があるのはおもしろいことですね。


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落ち葉をかきわけると、シラネアオイやエンレイソウも芽を出しているのがわかります。
今年もたのしめそうです。
寒さから守るためにまた落ち葉をのせておきました。

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いただいたセリンセは軒下に植えたらここの寒さでも大丈夫そうですね。


ところで、誘引に手間のかかったフランソワ・ジュランビルはこのようになりました。
皆さん、笑って下さってけっこうですからね。

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分かりにくいかもしれませんが、竹の高さは3メートルぐらいあります。
フランソワ・Jもこの写真ではそうは見えませんが、かなりボリュームはあります。
脚立から落ちないように気をつけてやりました。

最初は真っ直ぐに竹を立てたかったのですが、なかなかそうはなってくれず・・・
でも、それがむしろよかったのではとおもっています。
強がりではありません。

土着的との感想もあるように、どうもなにか意味があるようなモニュメントのようでもありますが、べつに意味を加えているわけではありません。

しかし、土着的なるものとバラが6月にどうコラボするかは私も興味津々です。
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by sakillus | 2009-01-02 22:28 | 植物 | Trackback | Comments(12)