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ROSASOLIS

<   2009年 04月 ( 11 )   > この月の画像一覧
初開花
わが庭の環境ではバラの開花は東京より10日、もしくはそれ以上の遅さでの開花となります。
草ぶえの丘とはいい勝負です。

特別早咲きのバラを所有していないそんなわが庭でもやっと今期、
初めてのバラを見ることができました!
モッコウバラを抑えて、Mme. Alfred Carriere の開花です。

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上の方で一輪だけ咲いています。


 ☆ 続いて病虫害情報

病気はまだほとんど出ていません。
バラを栽培してからうどん粉病にはほとんど悩まされることのなかったわたしですが、
今年もそれは同じです。
例外的に極一部に出ています。
それは理由がはっきりしていて、その初開花の、Mme. Alfred Carriereは冒険好きで、
格子を内側に抜け、二階のベランダの板の隙間をくぐり抜けていますが、

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ここは斜めの屋根のため、雨にあたらないばかりか風もだいぶさえぎられています。
でもそれも取るに足りないことです。

黒点病(黒星病)はまだありません。

  ☆ 追記

今朝(30日)見回ったら2株ぐらいにわずかにベト病の発生が見られました。
ワイン酢(ワインと水、黒砂糖に少々のぬかをまぜておいておいたらそのうち酢になったもの)
を適当に希釈してまいておきました。



ところで、農薬を使ったことののないわたしですが、そのことは特別なことともおもいませんし、
それで十分いけるとおもっています。
今後も使うことはないでしょう。
何か農薬的なものを使うとすれば、テッポウムシに入られた時などに、そこへのみ
殺虫スプレーを使うぐらいでしょう。

農薬を使わないことは、わたし自身がそれを嫌いなことと、使わなくてもわたしとしては
問題ないことと、製薬会社の研究では人体に影響はないとはいえ、
環境を攪乱するおそれがあるからです。

  (わたしは頭痛がする場合があります。 もっとも製薬会社の言う「人体に影響はない」とは、
  しっかり防備して 規定通りに使えば死ぬことはないし、奇形児も出さないということで、
  頭痛を引き起こさないとは言っていません。)

生きものの世界、生態系は連鎖のうえに成り立っているので、
何かを大量に殺すことは必ず生態系を変えてしまうことだとおもっています。

もちろん何かを植えることも環境を変えることであることは否定しませんが、
それは悪い方向へ変わるも良い方向へ変わるも植える人間次第であり、
生態系を豊かにすることもできるわけであります。

土地は法律上は区切られていても空間には壁があるわけではありません。
うちのようなちっぽけな庭でも外とつながっています。
この狭い空間は外界と関係性を持っていると思いまた感じています。

農薬を使い、バラを咲かせること、病気を出さないことのみに目的を集中させることは
本意ではありません。

さて、虫です。

ことしは暖冬のせいなのかアブラムシが多発しています。
テントウムシやヒラタアブの幼虫はいますが、それらが食欲を発揮してくれても
とうてい間に合うものではありませんでした。

でも、先日の雨でなぜかだいぶ減ってくれました。
それまでを10とすると2〜3にまで減りました。
晴天が何日か続き、少し増えているようです。

バラゾウムシは(まだ?)それほどいません。いままで数匹確認したぐらいです。
バラクキバチの被害に遭っている枝はいくつかありました。
ハダニは雨のあたらない軒下などで発生していますが仕方のないことだと思っています。
バラの生長に被害を与えるほどのことではありません。

                 以上


ところで、冒険好きのマダムは狭い所にはいるのも好きなようで、
斜めの屋根の波板と垂木の間に入っているものがあります。

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なかなかの激戦区
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by sakillus | 2009-04-29 23:41 | 薔薇 | Trackback | Comments(0)
今年の藤は豊作である。

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たちこめる甘い香り
なぜかなつかしい・・・ 何か思い出があるわけではないのに

これはノムラモミジの下にある。
それの根がすごくて掘れないので大きな鉢に植えたままにしてある。
根が鉢の下地面に伸びているのは確実だから、「鉢ごと地植え」なのである。

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奥の方に見えるのがそれ
手前のシャクナゲは開花まであともう少し
ノムラモミジは赤い葉にまぎれて小さく花をつけている。
それが実になりあちこちに発芽する 、あっちにもこっちにもそっちにも・・・

藤の匂いにつられて近くに行ってみると近頃忘れていたスズランがあり、
蕾を見つけたので、もう少し目立つところに植えてあげようとほりあげる
なにかとやることはあるね


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丁子草はなにも目新しいものではないけれど、
雨上がりの朝に雨滴などをつけている様をみつけると
途端に評価がアップする
宝石みたいだね
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by sakillus | 2009-04-27 15:04 | 植物 | Trackback | Comments(6)
眠りにつく前に
ここのところ山野草を、山野草ばっかりとも言えるほど山野草を植え込んでいた。
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4月19日
家から前庭を臨む
見た目はまだ控えめである。
華々しくあればよいというわけでもなく、花があればよいというわけではまったくなく
緑自体が好きだ。
まだ隙間はあるが、伊達に植え込めばよいわけではないのでいろいろ頭を四苦八苦させているが
ゆっくりいこうとおもう。

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シャクナゲ  クレーターレイクは、シャクナゲというより
見た目はツツジにい近い。
名前も神秘的だがこの青は写真ではむずかしく
実際にはもっと素敵だ。

バラ、ジェネラス・ガーデナーの濃い葉の前で涼しげに咲いている。


ジェネラス・ガーデナーといえば、この樹勢はすごくて、花もよく咲き、何を文句をつけようか
ともおもうのだが、花色に今ひとつ深みがないようにも思える。
とはいえ、花自体は趣もある。
これをもう一歩冴えて見せたいとおもい、ふとおもいつく。

クレマチスである。
深い紫のクレマチスがいい。
ということで、昨日今日はわたしの中で急にクレマチスがブームになった。


あれこれ考えるのはたのしい
庭作りはなんておもしろいのだろう・・・

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新たにできた駐車場まわり

この辺にもたくさん植え込んだのだが、こうしてみると緑が濃くなっただけにも見える。
でも、わたしは満足だ。

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ツリバナも今年はたくさん咲くだろうことはわかっているし、

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シランも少しずつ咲いてきた。


昼はいったん庭に出ると2時間なんてあっという間だ。
どれだけ割いているかなんて聞かないで欲しい・・・
さすがにまずいので深夜まで仕事をして(効率は悪いけれど)
眠りにつく前にここはこうしよう、あそこはどうしようと考えながら眠ろう、
と思えるときがしあわせだ。

疲れて床に入ると考えるまもなく眠りに入っている。
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by sakillus | 2009-04-23 19:05 | 庭づくり | Trackback | Comments(6)
わたしを創ったのは誰ですか?
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オオバナノエンレイソウ
ハルオコシ (アネモネ・ネモローサ)

今朝はカメラの設定をマニュアルにして撮ってみた。
現物と自分の心象風景(この言葉はよくいったものだなぁとおもう)とがうまく折り合った
点を見つけるにはマニュアルの方がやりやすいかもしれない

少しの明るさ、暗さによっておおいに変化するので、いろいろダイヤルをまわして何度か撮ってみた。

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バンクシアエ・ノルマリスとロサ・モスカータ
クレマチス・モンタナ・ローズバッド
ノルマリスの葉がさわやか

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シャクナゲ クレーターレイク  咲いてきましたよ。

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ヤマシャクヤク 開花まで秒読み

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サワフタギも蕾をいっぱいつけて

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レーヴ・ドールはどうしてそんなに蕾をつけられるのかわからない
スタンウェル・パーペチュアル 

それにしても植物のかたちはおもしろい、
いったいだれが創ったの?と聞いてみたいほど

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ギボウシ おしくらまんじゅうしているみたいでおかしくて

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キバナイカリソウ
この葉の縁取り

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最後は マダム・アルフレッド・キャリエール
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by sakillus | 2009-04-21 14:59 | 植物 | Trackback | Comments(2)
画眉鳥
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音程がはなはだしく変わる鳥の声がする
よく通る高音の声だ
わたしは鳥に詳しくないので声の主を見定めようとする
あまり見たことのない鳥だ
赤茶色の毛、大きくも小さすぎもしない大きさ、
よくつがいでいる。
水浴びをしに水場で、サワフタギの枝で、ヒメシャラの枝で、
ムシカリの枝で

こんな声で鳴く鳥はなんだろう?と問うと
ガビチョウではないかと言う
目のところに白い筋がひゅっとはいっているなら

鳴き声がきれいなので中国から輸入されたのが人の手を離れ
近年繁殖しているという

オスとメスは同じ模様で若干色が違う、そして、オスの方が少し大きい

ガビチョウは画眉鳥
目の周りをしろい縁取り
昔エジプト人の目の黒い縁取りのようだ

オスはメスがそばにいてもいなくてもよく鳴く
そんなに懸命に鳴かなくてもわかるのに

同じ印を持ったものはそうはいないのだから
遠くにいてもわかるのに
どこにいても
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by sakillus | 2009-04-21 14:54 | 自然物 | Trackback | Comments(0)
光まぶしく山笑う
今年はバラに気持ちが傾く前にすっかりほかの植物に引き寄せられている。
おもえばすばらしい植物はいくらでもあり、それぞれの愛らしさ、すばらしさ、みずみずしさなどに
感動するのはもっともなことかとおもう。

と、冷静に言っているが気持ちはずいぶん高揚している。
だってそんな季節なのだから。

ヒカゲツツジのことしの開花もすばらしかった。
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何日も雨が降らず乾燥していた折、待ちに待った雨の中で、そして、
きょうも雨上がりの清い大気の中で輝いていた。
決して派手ではない抑えた色合い
改造後の場所の移動でここが気に入ってくれたようだ。

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このイカリソウもいい感じに石にはまっている。
うしろのギボウシはジューンフィーバーというもの


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いただきもののヤマブキ一重が一輪だけ咲いた。
やや淡い色である。
来年はもっと咲いてくれるだろう。



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地植で育てるのはむずかしいかもしれないけれどやってみて、と言われたミチノクコザクラ
Primula cuneifolia var.heterodonta (エゾコザクラの変種)
青森県の岩木山の亜高山帯に分布。雪田の融雪地や湿った草地に生える。

水はけに気をつけた用土で植えてみた。
さて、どうなるだろう?
小さくて愛らしい

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またまた小さくて愛らしいものが続く
四国カッコウソウ伊予紅
Primura kisoana var.sikokiana "Iyobeni" 

去年植えた日本クリンソウの色に似ているけれど、
背丈は低い。
見やすいところに植えた。
まだ淡いトーンの中でひときわ目立つ

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去年初めて植えて、そのみずみずしさにまいってしまって今年ふやした
オオバナノエンレイソウ
Trillium kamtschaticum

葉も花も柔らかい
その根塊(と言っていいのかな?)は大きく丈夫そうだけれど、
シラネアオイと同じく、雪解け水を多量に含みながら生長していく植物なので、
環境の違う我が家で、毎年良いコンディションに持ってゆくのは簡単ではないだろう。


ムシカリがあんまりすばらしいのでまたアップします。
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なんておおらかな枝ぶり


ハナは静かに光を感じ、ローズマリーの香りを感じているのだろうか?
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うしろのエビネ、踏まないでね。





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by sakillus | 2009-04-16 00:18 | 植物 | Trackback | Comments(6)
春もやっぱり工事中

ムシカリ(オオカメノキ)ときたらすばらしいとしか言いようがない。
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ネットなどでガクアジサイのようという言葉を受け、もっと素朴な花をおもっていたが、
これは個体差なのだろうか? おもっていたよりふくよかでかわいらしい。
純白ではなくややクリームがかったオフホワイトといったところ。
毎日少しづつ開いてゆく花から目が離せない。

中世の貴婦人の着るようなロングドレスにこんな花飾りがついていても素敵だろうな、
なんておもった。
松虫草を大きくしたようにも見える。
これにあの大きな葉がつくのだから面白くすばらしいとしか言いようがない。

ムシカリ Viburnum furcatum スイカズラ科 ガマズミ属


さて、庭づくりではまだまだ力仕事がたくさん残っている。
石を相手にちょこちょこしたこともやっている。
改造したヒメシャラの前、道路に面したオープンなところに土留めに小さな石をおいた。
とはいえ、わたしも伊達にプロの仕事を見てきたわけではないので、見た目も考えて
いい感じに見えるようにしたつもりなのだが、いい感じにできたかどうかは定かではない。

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手前にある木はいずれ柵のようなものを作ろうとおいてあるもの。
これがなかなかできずにいる。

改造の時に一部こわしたレンガの道も修復している。
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レンガがすっかりほこりをかぶっている。そのうちもう少しきれいにしよう。


ヤマボウシの下あたりに大きな石が埋められていることはわかっていた。
しかし、とても重いのであきらめかけていたのだが、重い石に慣れてきたり、
重い石を扱うコツも見よう見まねで少しはわかってきたので、もしかしたら今だったら
動かせるかもしれないとおもいトライしてみると・・・

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なせばなる!
多少無理しても使いたかったのは、雨落ちのところに
人が渡るところ、足踏み場として
大きな石を据えるといいと教えてもらっていたので、
それには有効な石だったから。

ここまでくればできたも同然。
なにも持ち上げる必要はないのだから、転がしていけばいいのだから。

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微調整もできるようになったので、そんな自分に感動していた。
じわ〜ん、わたしだってできるのね・・・

ところで、左に見える小さな石群は、やり直しするように言われていた。
なぜかというと、石の厚み(深さ)がたりないので、雨で土がながされたりして、
不安定になってしまうからだ。人間の歯みたいに地中に深くしないとね。
要するにもっと厚みのある石を使わなければならないということでやれやれだ。

気分転換に足踏み石を加える。これも重くてたいへんだったのだが・・・
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でも、苦労の甲斐あって渡りやすくなった。
これは娘にもうまくいったねと言われ、自分としても満足かな。
でも、まだまだこれの間に石を据えなければならないから、先は長い。

いただいた蓮はとりあえず土を練って容器に入れている。
はやく池も掘らないといけないのだが!
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こう見るとただの泥水みたい。アオコも発生してきている今日この頃。

今日の東側の庭
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水場前、雑木の下
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まだこの時点では植物が少ない、けれど、イカリソウ アケボノがいい感じ
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姫リュウキンカも植えた。
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シラユキキンバイはよく咲いている。
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by sakillus | 2009-04-11 19:40 | 庭づくり | Trackback | Comments(17)
バレリーナ
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     Magnolia stellata 'Ballerina'
コブシ×シデコブシ

以前育てていたバレリーナは残念なことに枯らしてしまった。
鉢から地に降ろしてからだから植え付け方がいけなかったのかもしれない。

香りも良くて大好きだった。
いつかまた育てようとおもい、今年まだひょろひょろの苗木を買い植え付けた。
たった一輪、今日、西日の中で咲いていた。

南を向き、西を向き、西日の中で輝くように
朝日とどちらが似合うかな
愛しいひとにやっと逢えたような胸のときめき
息がつまる

家の中から
ヒメシャラの間から
スピノシッシマルテアの向こうに見える
ただ一輪のバレリーナ


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by sakillus | 2009-04-08 17:14 | 植物 | Trackback | Comments(2)
格子を昇るもの

ここに植え付けて2年、Mme.Alfred Carriere もここまで伸びました!
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葉の展開も上々。さすがです。
なにもやらなくても花はたくさん咲くので今年も無肥料です。


一方、左側の Reve d'Or も健闘しています。
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わかりにくいとおもいますが、後方の赤っぽい葉がそれです。
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左手前にジューンベリーが写っています。もうすぐ咲きそうです。

Reve d'Or の横には Parks' Yellow Tea-scented Chinaもあり、まだ負けてはいますが、
今株もとからシュートが何本か出ていて末恐ろしい、いえ、将来がたのしみです〜。^^;


格子の東面(正面からは見えない)には Clematis armandii 'Apple Blossom'
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このクレマチスは 原種 Clematis armandii を元にした園芸品種のようです。
ということを最近知りました。

笹の葉のような常緑を持ち、うちでは植え付けて2年なので、まだそこそこしか咲きませんが、
たわわに咲く日が来るのではないかと思います。

 Clematis armandii は、中国原産、南部から西部にかけて広く分布するといいます。
Armand David (アルマン・ダヴィッド)神父(あのチベタヌスを発見した。パンダを紹介したり。)
にちなんだ学名なので、
armandiiはアルマンディイと発音するのが正解です。

その隣にはシロモッコウバラもあって、やっと蕾を確認しました。
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     その他

家の北側の植物も動きを見せています。

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ムシカリの蕾がぶちぶちっと・・・
やっと見られる。  うれしい

シャクナゲ、何とかの装いはフライング気味にひらきかけています。
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by sakillus | 2009-04-07 16:40 | 植物 | Trackback | Comments(4)
母の結婚 2

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ヒメシャラの新芽がほころびかけています。
白いそれは小さな灯りのようです。


母の背中の痛みもだいぶ楽になり、頭のケガは化膿することもなく、順調に
経過しています。頭というのはずいぶん治りが早いものなのですね。
当初の予定よりだいぶ延長しましたが、きのう無事に母を実家に送り届けました。皆様ご心配をおかけしました。そして、どうもありがとうございました。

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Reve d'Or の新芽の展開。
これもすばらしいです。

         **************************************************

そうして父の役にたった母であったが、ふたりはほどなくして結婚したという。
それにしてもその頃の母の気持ちはどうだったのだろう?
たいしたことではないと思っていたとはいえ、やはり大金である。
そこであらためて問う。

私 「もし、ありがとう、ではさようならと去ってしまったらそれでもいいと
おもったの?。」
母 「それは思わなかった。そのまま去ってしまうような人には思えなかったもの。」

父にはその時、母のことを天使のように見えただろうか?
お地蔵さんのように見えただろうか?(どちらかというとこっち)

誰かが誰かに何かをしてあげるということを考えさせられた。
母の行為はわたしにはできないだろうし、理解もできかねることでもあるが、
母にとってもそのようなことは一生のうちでもほかにできる時は
そうあるものではなかったろうとおもう。

できるか、できないか、するか、しないかということはいろいろな条件が整っていたからともいえるし、
それは、偶然のようでもあるが、うまく用意されていたことのようにも思える。
誰かが誰かのために何かをするということは、それがたいしたことでないことでも、
相手のことを考え心を傾けることである。
それはやはりたいしたことであるとおもう。

娘が素直な質問をぶつける。
娘 「おじいちゃんはもてた?。」
母 「もてたんじゃないの。」

事実、父は結婚後もそこそこもてたようであった。
おしゃれで身だしなみにも気をつけていた。家でくつろいでいるときでも
だらしないとかみっともないとかのない人だった。
父の母(祖母)ゆずりの端正な顔立ちと品の良さは老いても健在で実年齢よりも
10才は若く見えた。(わたしは、祖母ー父のラインからははずれている。)

それにひきかえ母は美人ではないし、気だてが良いかというとそうでもない。
気の利いたことができるわけではない。
趣味は「いなご捕り」というのだから、やはり田舎の人だなぁとおもう。

ただ、わたしがおもうに母のおもしろいところは、(人間以外の)動物っぽくもあり、
植物っぽくもあるところだとおもう。
策略ということからほど遠いひとなのである。
未来を考えるというより、その時その時感じることに忠実なひとなのである。
(年をとったせいもある。だからいっそう)
それは社会生活を送るには有能ではないかもしれないけれど、ある種の清々しさがある。

ということも今回いろいろ母と話して感じたことなのであるから、わたしは娘として失格であるとおもう。
母のケガがなければ、母といろいろ話さなければ、母は結婚のいきさつについても
生涯誰にも話さなかったかもしれない。
なぜ今まで話さなかったのか?
「だって、話す必要なんかないものね。」
べつに父に口止めされていたわけではない。
男性のメンツを考えるとうことは少しはあったかもしれないが、
母にとってはそのことを誰かに話し、話すことで満足したり、
自分の価値を認めてもらうことの意味はなかったのである。

私 「お父さんとの結婚生活はたのしかった?」
母 「たのしかったよ。」
私 「お父さんは優しかった?」
母 「そりゃぁ、そうだよぉ。」

この言葉を聞いて私は目頭が熱くなった。
母を植物にたとえるなら、路傍のどこにでも生えているすみれのようなひとだとおもう。
風に吹かれて小さく揺れているありふれた薄紫のすみれである。
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by sakillus | 2009-04-05 00:28 | Trackback | Comments(12)