ROSASOLIS

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待ち針
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待ち針の話です。

長いことわたしはこの待ち針を使っています。
京都のみすやさんの針です。
ちなみに縫い針は違います。

プロの仕立て屋は実はいわゆる待ち針を使わない人も多いのです。
わたしも当初はそうでした。
縫い針でちょっと曲がってしまい、縫い針としては使えないものを使うのです。
なぜそうなのかはよくわからないのですが、たしかに場所によってはそうでないと困ることもあり、
わたしはそれも使っています。

が、しかし、これを知ってからはこっちのほうが使いやすい!
この待ち針は縫い針と同じぐらいの細さと強さがあり、長さも長めで良いのです。
頭の部分は透明なガラスでできており、それがまたいいんだなぁ。
プロとしては「ヘラ」した箇所を正確に捉える必要があり、
太い待ち針ではだめなのです。
家庭科の裁縫箱についてきたあの待ち針は使えません。


京都のみすやさんは何件か(二件?)あり、
これはこちらでも買えるようです。

ちなみに上の物差しは一尺ざしでして、一寸は約3.8cmです。
鯨尺といいます。
昔くじらのひげで作ったのだそうです。

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カシュクールワンピースを作りました。
手縫いでの作り方は今度。
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by sakillus | 2014-07-19 00:38 | 手縫い | Trackback | Comments(4)
ヤマユリ
台風以来急に暑くなってきましたね〜。
まだうちは樹木に遮られているせいでだいぶ違います。
みなさま体調はいかがですか?
わたしは元気なのが取り柄ですが、さすがにこのもあっとした暑さは嫌いです。
夏バテというのではないけれど、疲れやすくそして眠い。

そうこう言ってもしかたがない。夏も来ないと秋は来ませんものね。
庭ではなにかが虫にやられ、なにかがちりちりになり、なにかが水をほしがっている、
つるの猛威に閉口しているものもある。
濃い緑旺盛の中で大好きなヤマユリが咲き始めました。
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むせるようなゆりの香り、夏の到来をおもいます。
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ホスタ ファーストフロスト、後ろのオレンジ色の花は増えすぎ傾向のヒメヒオウギズイセン
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ソバナ 丈夫で涼しげでこれも好き
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アサマフウロ
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アリスター・ステラ・グレイ
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ロックヒル・ピーチ・ティー
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ナツノニワデスナ
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by sakillus | 2014-07-16 19:42 | 植物 | Trackback | Comments(2)
基本的な姿勢
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   オグラセンノウ


なかなか更新できませんでした。
新聞やテレビではどの程度伝えられていたでしょうか?
イスラエルのガザ空爆です。
twitterのタイムラインではここ数日この事件のことは繁茂に流れてきました。
今や死者は150人を超え、なかでも女性や子どもの被害がひどすぎます。
死にはいたらないまでも重篤な怪我も眼を覆うばかりです。

神は不公平だと言わざるをえません。

安倍首相は5月イスラエルのネタニヤフ首相と準同盟国の声明を発表しました。
これで日本とイスラエルの軍事同盟が強化されることは必至です。
あぁ本当に安倍のやることは最悪なことばかり・・・

このイスラエルや報道はほとんどされていないウクライナの虐殺やイラクの窮状など、
体の固まることが多いです。

 
  **********************************


が、しかし、気を取り直して今日は手縫いの基本的な姿勢です。
縫う時の姿勢というとどのようなことを想像されますか?
正座?椅子?
プロの仕立て屋で正座する方もおられますが、わたしは違います。
あぐらです。それも仏教の座禅をするときの「半跏趺坐(はんかふざ)」という姿勢です。
なぜ片足をもう片方の膝の上にあげるのかというと、くけ台を使わずに左足の親指と人差し指で布をはさむためです。
背骨はまっすぐに、肩は落として呼吸はゆっくりです。

私が習った最初の師匠は当時74歳の男性で、呉服では有名だった白木屋(東急デパート)で
長年指導されていた方でした。
この姿勢と呼吸はこの師匠から教わりました。細かいことを言うと、「息を吸って、縫う時は止めてろ。」と教わりましたが、私はその後縫う時はゆっくり吐くようにしています。
とにかくゆっくり呼吸するのでわたしの呼吸数は少ないのです。

静と動が混ざりあい「裁ち」の時はまちがうわけにはいかないので緊張がともなう、
大袈裟に聴こえるかもしれませんが、わたしは武道や僧侶の修行に通じることのある仕事だと思っています。
まぁ、この仕事によってわたしの精神はずいぶん鍛えられました。
向き合うのは常に布で、正直言うとお客さまのことは念頭にないのです。実際知らない場合が多いですし。誰彼関係ない、始めるときはいつもよろしくお願いしますと念じます。

ですが、普通に縫うときはそこまで気合いを入れる必要もないでしょう。
ただ肩こりしないよう楽な姿勢であることが望ましいのです。

生徒さんに協力を得ました。
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針の持ち方です。
「指ぬき」は当然しますが、わたしたちは厚みのある皮を使っています。その方が金属よりも柔らかくて疲れないのです。
この針は絹用の「四の三半」という針です。けっこう先のほうを持ちます。
針先は指の延長という捉え方です。
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縫っているところです。
右手と左手の両方を上下させて縫ってゆきます。
彼女はとても丁寧でもうかなり上手に縫います。
プロ志望ではなく自分でけっこうきものを着る方なので自分のきものを主に縫っています。

足の指はいつも布をはさんでいるわけではなく針糸を抜くときや糸こきをする時など
時に応じてはさんでいます。
また、コテをかける時に足の親指で布を抑えるので大事な道具なのです。
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by sakillus | 2014-07-14 23:56 | 手縫い | Trackback | Comments(6)
Scabiosa atropurpurea 'Ace of Spades'
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台風が来ると言うので、ほんの少しだけ咲いている花を切ってきました。

サカビオサ エースオブスペードは今年はじめて育てたのですが、これがなかなかおもしろかった。
本来はもっと低く咲くのかもしれませんが、まわりとの競合によってすくすく高くなり、
枝茎がひょうろひょろ。
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アップにするとこんな花です。
花径は4センチくらい。
多年草とありますが、夏越しができるかどうかですね。

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少し草取りをしていたら薄日が射してきてチロがやってきました。
手前にはサケバヒヨドリ(裂葉鵯)を植えてみました。
チロの日傘にもならないけれど。
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  ☆ 自分の体とミツバチがかわいかったら少なくともネオニコチノイド系農薬は使わないようにしましょう。「ミツバチは、神経毒によって帰巣能力を失った

  ☆ 商品名はこちら

お願いします。
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by sakillus | 2014-07-10 09:27 | 植物 | Trackback | Comments(0)
着物づくり〜いきなりインターナショナル part3
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これは何でしょうか?  扇風機のような・・・
後ろに歯車のようなものが見えています。
それじゃ、回しているひとは余計暑いわな。

ブライアンの家には古民具がたくさんあります。
日本人が軽く捨ててしまったものをむしろ外国人が拾ってくれていますね。
かつて、明治の頃エドワード・S・モースが来日し日本の文化に驚愕し書き記したように。


前回からの続きです。
若い女子大学生は短いゆかたを、入れ墨殿と若い男性は作務衣のようなみじかいきものを、
カナダ人の女性のみ長い、しかしおはしょりしない「つい丈」のゆかたをつくることになりました。

入れ墨殿とカナダ人の女性は帰国が目前に迫っているので大急ぎで完成させることをめざして
わたしもフル稼働。

縫い代の始末も簡単なものにしました。本来ならば正しい疲れない姿勢や基本的な縫い方も指導したかったのですが、決められた条件ではそれも叶わず、わたしのとぼしい語学力も影響してましたが・・・

でも、完成しましたよ!
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ちょっとぶれてます。3階のここは暗いのであります。
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仁王立ちの入れ墨殿、実はジェントルマンで料理も得意。
彼はデニムで作りました。隣りの牛乳(ぎゅうちち)とナイスなツーショット(と思っている)
なんと彼は、「Mark made a denim kimono to wear to his brother's wedding in Ireland this summer.」おぉ〜!
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小さな恋のメロディ
この中ではもっとも器用で仕事もスムーズだった。
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とても熱心にノートをとっていた彼女は衿つけが驚くほどうまくできた。
いくらプロのわたしが待ち針うってもそううまくは衿はつかないのだが、どうしてそうできたか不明。
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直線縫いはとてもきれいだった。願わくばもう少し早く縫えるといいなぁ。
ハーフのせいか?日本酒の酒蔵にいそうなたたずまい。


こう形にしてみると予想以上のできばえでした。
最初彼らの縫い方をみてどうなることかとおもいましたが、結果的にはちゃんと形になってる!すごい!
型も本人たちにお似合いで普通に着てすごく素敵です。
短い着物にするとカジュアルで下に何を着るかで感じもかわったりといいなぁと思いました。

お疲れさまでした!
そういえば英語に「お疲れさま」に対応する言葉がないって言ってました。


外国の方にきものを手縫いしていただくことはとてもうれしいです。
でも、私が一番に手縫いしていただきたいのは日本人なのです。
今回は技術的なレポートはできませんでしたが、これから少し技術的なことにも
ふれたいと思っています。


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これは中里絵櫓洲さんの階段てすり


ブライアンのページはこれ「JAPANESE TEXTILE WORKSHOPS
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by sakillus | 2014-07-06 23:33 | 手縫い | Trackback | Comments(10)
着物づくり〜いきなりインターナショナル part2
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ブライアンの住まいは古民家で改造、改造、大改造の連続です。
これは家、ではなく蔵ですが、外側を改造し染めの仕事場になっているようです。

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キッチンもすごく素敵に改造してあって、タイルも好みだったのでパチりと。


さて、結局5人をみることになりました。
わたしはあんまり英会話できないけれど、
ブライアンが通訳するからということでしたが、ついてくれたのは1日目だけで
それ以降は、なんだ、わたしだけかい?でも、なんとかなりましたわ。

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これらは生徒さんたちが自分で型染めして藍染めしたもの
けっこういいですよね?
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こんな感じでけなげにやってます。ふたりはアメリカ人の大学生
パターンの勉強をしているようです。
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彼女はたいへん小柄でとてもかわいいの。
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彼女もかわいいのね。ぽわ〜ん。
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手前の入れ墨殿はアイルランド生まれのイタリア在住、デザイナーだそうです。
テーブルの上の何かは「コテ」です。わたしがいつも使っている道具です。
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彼女は大学に入り直しテキスタイルの勉強をしているそうです。
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若い彼もテキスタイルや染めの勉強をしているようです。
お母さんが日本人なのだそうです。


外人のお仕事を見ていて思うのは、やっぱり日本人って器用なんだぁということ。
最初、すごい縫い方しているんですよ。ワイルドっていうのかなぁ。
そういう縫い方もあるんだというすごい驚きでした。^^;
玉止め、玉結びもほとんどできないんですよ。
でも、みなさん熱心ですし、やっぱり日本のものを形にしたいとおもってくれるのはうれしいですね。

時間もとても限られていて、とにかく形にするのが至上命令?なので、
へら付けも待ち針止めも全部わたし。いや〜、たいへんでした。
さらにめんどうなのは、わたしは常には尺、寸で仕事をしているのですが、外人にはそれは無理。
cm、mmに直して伝えなければならないので頭が満杯状態でした。
それで、もう帰国する人もいるしで完成するのか?

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蚕もいた。
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きのこ型ライト

つづく。
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by sakillus | 2014-07-05 00:31 | 手縫い | Trackback | Comments(6)
着物づくり〜いきなりインターナショナル part1
  
  ☆ 政府の集団的自衛権 閣議決定に頭にきた人はすぐに、銀行、ゆうちょなどから
預金を引き出す、解約するなどの方法が有効
です。
国の軍備費も無駄な公共事業費も私たちの預金からも使われています。


   .................................................


ここから本題

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   シナノナデシコ

その話があったのはつい先日のことでした。

友人であるブライアンは染織、絞り染め、型染め、はたまた蚕を育て糸をつくり、
藍を育て「すくも」をつくり藍染めをしている、とにかく多才で能力の高い人でした。

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  これは繭から縦糸を引く道具。とてもレアなものです。(特注)
  だいたい10個弱の繭からいっせいに糸を引く。それを手作業でする道具。
  その後、引かれた糸を数本まとめて「より」をかけて使える糸になる。



彼は数年前から海外からそれらの勉強をしたい人を10日以上のツアーで習いに来てもらうということをやっていました。
それはとても人気で今ではなにも宣伝することなく来年いっぱいまで人が埋まっているとのことです。

「型染めをした反物などできものをつくりたいので教えてもらえる?。」という話でした。
もちろんOKでした。
当初はもっと期日的に余裕があると思っていたら話が違い7月3日には帰国する人が2人いるから
なるべく早く作りたいと言うのです。

なのでわたしもスケジュールを見ながら調整。いつも不思議なことですが、日々目一杯の忙しさで仕事をしている私ですがどうにかやっとこできるかもしれないようになるのです。
そのときも呉服屋の納期が一枚あとでよいということになりこの話も可能になりました。
というか絶対可能にするわたしでありました。
今は手縫いを教えたいので。


ということで時間がないのでつづく〜。


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えへへ、これはアップできなかったイカリソウ
アンバークイーン。多花性で花期が長いです。
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by sakillus | 2014-07-04 07:55 | 手縫い | Trackback | Comments(0)
7月1日
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私たち、といっても一部かもしれないが、わたしたちはあれから幾度となくくやしい思いをしてきた。
今回また悔しさがひとつ加わったのだが、ある意味想定内のことではあった。

7月1日

日本は戦後一度も戦争をすることがなかった。今日の閣議決定において憲法を解釈改憲しようとする暴挙は歴史に名を刻むものになるだろう。
  (よかったね安倍晋三、歴史に名を残せるよ。
   次の選挙はムサシ(←不正選挙請け負い)なしで勝負しなよ。)

仕掛けられてもいないのにただだまってやられているだけなのかって、そんなに戦争をしたければ異次元でやってもらいたい。日本と地球に迷惑をかけるなと言いたい。

戦争で「美しい死」などあるものか。戦争なんて痛くて怖くてひもじくて無惨なだけだ。
戦争に幻想をもっているなら中東にでもアフリカにでも行って来るといい。そこにある死と痛みをしっかり見てくるといい。

今日も官邸前では夜遅くまで抗議のデモが行われていた。
本気でこの法案に反対している人は多いのである。それをどれだけちゃんと放送したのだろうか?
山本太郎さんも先頭に立ってデモをせまいところに封じ込めようとする警察に詰め寄っていた。
第二次戦争前新聞は戦争を鼓舞するような報道をしていた。今のマスメディアはおおかたそれだ。
政府の広報に過ぎなくなってしまった。少なくとも読売や産経を購読すべきではないと思う。


数日前、新宿で抗議の焼身自殺を図った人もいた。「若者よ死にいくな。」と言っていたのだが・・・。
過去においても抗議の焼身自殺はあったけれど、表立ってそれを「迷惑」だの「犯罪」だのと馬鹿にした言葉を吐いた人はいなかったとおもう。
それだけ心が劣化したのだ。

わたしたち世代も、自分の子どもに赤紙が来ないとは限らない時代に突入しようとしている。
何の意味もない、ただの下請けで殺し殺されるっておかしくないかな?悲しくないかな?

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by sakillus | 2014-07-01 23:48 | 世界、社会 | Trackback(1) | Comments(2)