ROSASOLIS

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Bryanのすくもづくり
「すくも」というのがなんなのか、染めをやっている人でないとわかる人はまずいないのではないか?

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                    ↑彼は Illka君、from Finland


正藍染めというのは、インディカンという藍色を染める色素を持つ植物を化学薬品なしに
建たせるものである。
藍色を染められる植物は数種類あるのだが、日本の本州ではもっぱらタデ科のタデアイを使う。
タデ科のタデアイは一年草でその種は毎年播かなければ劣化し使えなくなる。
だから、戦時中、食料にならないものを生産することが禁じられたそのときも徳島の藍師は隠れてその種の命をつないだという。

藍の草を夏に刈り干しておく、もっとも根を掘り起こさなければ2度3度また成長し刈れる。
その干したタデアイの葉だけをむしりとって発酵させてできるものが「すくも」である。

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この日愛すべき友人ブライアンの家にはわらわら人が大勢来て,すくもづくりの仕込みを手伝っていた。
ここ数年間は栽培だけして、すくもはつくっていなかったという。
数年分の藍の葉に水をしみこませる。しかし,水道水はよくない、カルキやら消毒剤がいろいろはいっているからだ。
ブライアンの家には池があり,湧き水をひきこんでいる。その水を使うわけだ。
つねに水がはいるから凍ってはいないもののしびれるほどの冷たさ。
でも,考えたのは、ネットにそこそこ大量の葉を入れてネットごと沈めるということ。
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どうだい?みたいな
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笑っているね。なにがそんなにおかしいのかな?
(右のY君がナイスガイでね〜)

ひたひたと水を含んだ葉を袋状にした「むしろ」に入れる。
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この箱はすくもづくりのために新しくつくったものだ。
まず一番下にカシワの葉をしいて、
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(たぶん)3袋のむしろを入れる。
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その上にもう一度カシワの葉を入れてさらに稲わらをかぶせる。
稲わらは良い菌がたくさんついているからだ。

それで、木のふたをして3ヶ月間発酵させる。
2週間したらむしろの中の葉を取り出してかき回すのだという。


このやり方は宮城県栗駒の正藍冷染、人間国宝の千葉あやのさんの手法で、ブライアンは千葉あやのさんのことを知り藍染めをやろうと思ったのだとか。
かつて、わたしも栗駒の千葉家をたずねたことがあり、今の継承者まつ江さんが迎えてくれたことを思い出す。

思えばブライアンとの最初の出会いは青梅の有名な藍染め「壷草苑」における藍建て講習会でのことだった。はやいものでかれこれ20年ほど前のことである。

日本に現存する数少ない藍師、つまりすくもをつくる家はほんの数件に限られ、徳島が有名だ。
徳島の発酵のさせ方は雄大でやはり微生物を利用するものだが、発酵温度が(たしか)60〜70度ぐらいになり山とつまれた草を切り返す作業がたいへんだ。


発酵したあとの作業もたいへんで、つぶして団子状にまとめるのだ、つぶす作業が私ひとりでかつてやったときはきつかった。

藍建てはいろいろな面でたいへんだ。そのひとつが灰を集めること。
たとえば5キロのすくもを使うとすると5キロの灰が必要となる。
その灰に水を加えpHの高くなった水を使う。
温度はある程度高くなくてはならない。
壷草苑では常に20度程度に維持されているとのこと。
多くの藍建てが加温するのに対し、栗駒の藍染めは加温しない。そのため建てる時期は夏と決まっている。加温しない=冷染めと言われるゆえんである。

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世の中がクローバル化という所詮ひとにぎりの富裕層しかゆたかにならないゲームに
便乗し合理化が進む中にあって、バカみたいにエネルギーのいる作業である。

今回の発酵でできるすくもは15キロぐらいだと言う。
ブライアンの使っている瓶(一番上の写真)の大きさで使うすくもの量は、たしか7キロぐらいと言っていたと思う。それでどれだけの布を染められるかというと、反物7反、
これだけの労力を使っても染められる量はしれている。
おまけに、ブライアンは成功するだろうけれど、藍はいつも建つとは限らない、
藍の華が咲いたとしても維持するのもたいへんだ。
正藍染めが高くなるのはあたりまえで、むしろ安いと思う。


ブライアンの一言「お昼食べに来ない?」で駆り出される人も多々。笑

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彼はstudio fujinoのたいへん緻密な木工をするFさん。
この日は夫婦で駆り出された。笑

なにはともあれここにはそうやって時には騙されて人が集まってくる。
そうして、貴重な体験ができてよかったよかったと言って人々は帰ってゆくのである。
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by sakillus | 2016-01-28 00:38 | 微生物 | Trackback | Comments(14)
強烈なクリスマスローズ
本日大木さんのところから届いたクリスマスローズはまた強烈でした。
売りたくない気持ちを抑えるのが必死。笑

本日夜(24日)夜8時のアップですのでどうぞご高覧ください。

咲季山草軒ネットショップはこちら

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ムルチ系ダブル

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この小さな2.5cmほどのつぼ形はダブルなのです!
デュメ系ゴールドハイブリッド

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ムルチ系ダブル
これもころんとしてきゃ〜かわいい♪花径は2.5cmぐらいの小ささ。
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これはレアなデュメ系ゴールドのダブルです。

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クロアチ デュメハイブリッド

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ムルチ系ゴールドハイブリッド
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by sakillus | 2016-01-24 18:13 | Trackback | Comments(0)
第1回 大木ナーサリー クリスマスローズ販売
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本日24日から、咲季山草軒では2016年 大木ナーサリーさんのクリスマスローズ販売をいたします
ネットショップアップは夜8時頃です。


画像は美人系?ヘルツェゴビヌスハイブリッド、とても端正で冬の日によく映えます。
個人的にはかってにスノービューティと名づけています。笑

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デュメ系ゴールドハイブリッド

ゴールドハイブリッドは今回いくつか出てきますが、とても多彩になりました。


今シーズンは1回のアップでは数は少なめで数回アップしていく予定ですので
どうぞよろしくお願いいたします。


咲季山草軒のブログもよろしければ見てくださいね。^^。
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by sakillus | 2016-01-24 08:31 | 咲季山草軒 | Trackback | Comments(2)
おひさまの丘 宮城シュタイナー学園
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ふと見るとスノードロップが咲き始めていました。

今日はわたしの高校時代からの友人のお話です。
本名を書いていいのかどうか微妙なので彼女のことをマックと書くことにします。
そのニックネームは高校時代の部活のもので、わたしのサキという名前もここに由来するのでした。
本名の名前はクラスに7人もいたことがあって、ちょっと閉口していました。
その頃の愛称がずっと今にいたって続いているので、本名よりサキのほう自分らしい感じがするのです。

と、自分のことなどどうでもいい。

部活も一緒、1年、3年のクラスも一緒だった彼女とは卒業以後も文通やらその他、ずっと親しく友好関係が続いていました。
そのマックがついに今年2016年4月に、おひさまの丘 宮城シュタイナー学園を開校させます。

わたしも感無量です。
彼女はいつから教育の道を決めていたのだろう?それはともかく教育大=国立に入るべく苦手な数学を3年の夏以降だったか,秋ぐらいからだったか,集中的に勉強し,他の教科はいいのかと逆にこっちが気をもむぐらいでしたが、そんなことはおかまいなくマックは滑り止めの大学なども1校も受けず、一発で受かったのでした。
高校のときは独身を決め込んでいた彼女はあっけなく結婚し3人の子宝にも恵まれます。
彼女のことを想うと優しく暖かい思い出しか浮かんできません。
シュタイナーのことは教師になってからも比較的早い時期に,それが自分のめざす道と決めていて、
学校をつくるべく準備をしてきました。

かつて、東京立川のシュタイナースクール、賢治の学校で講習会などがあるときはうちを定宿としてきていました。わたしも一度は講習会に参加したことがあります。

度量があり聡明、頭脳明晰、慈悲深く、穏やかで美人、彼女は天命をもってうまれてきたと思わざるを得ません、いや、天命はだれしもあるはずなのですが、そこに気付くか気付かないかで生き方は違ってきます。
学校をつくるということが容易ではないことは想像つきますが,おそらくマックは気負うことなくひとつひとつのことを着実にわがものとし、同じ想いを持つかたがたとの関係を深めることによって
自然につくれたのだと思います。
本当にすごい人だと、そう思います。昔からかなわないなぁと感じていました。
今でもはっきりと覚えていますよ。高一の最初のころ私たちは席が近く、わたしは本を読んでいた彼女に何を読んでいるのかを聞いた。そのとき「ヘッセの車輪の下」と答えたことを。


シュタイナースクールはオーストリアのルドルフ・シュタイナーの思想を教育理念とするフリースクールです。その教育方法は一般的な学校のそれとはかなり異なり、興味のある方はHPを見ていただければとおもいますが、創造性と芸術性、人間同士の関わりを重視した教育理念と言えるのではないかと思います。特にわたしがおもしろいと思ったのは,「毎朝100分、3~4週間にわたり一つの教科(国・算・理・社・フォルメン線描などの基本科目)を集中的に学びます。一つの教科にたっぷり浸って学んだ後は、しばらく別の教科を学びます。そのことによって、学習内容をしっかり消化し、より深く理解することができるようになります。」ということで、それは私自身も実感を持ってそう思うのです。

費用的なことで誰しも通えるわけではないことは残念ですが、世界が穏やかで優しく想像と芸術に満ちたものであるよう、こどもたちにそのことを教える場として、これからいっそう活動をひろげていってもらえたらなぁと、思います。彼女ならきっとうまくやる。そう信じられます。


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ヤブコウジ 日達丸 年に何度か咲くタイプ
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こっちは一般的なヤブコウジ

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これは表情がめずらしくやさしいチロ
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ハナもなんとかやってます。
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by sakillus | 2016-01-18 00:43 | 人物 | Trackback | Comments(4)
富士吉田浅間神社 富士山
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正月早々に富士山を見るのは気持ちの良いことで行ってきましたよ。
今シーズンの暖冬は全国的のようで富士山も例外ではありません。
土地の人の話ではこれほど雪がない=地肌が見えているのは近年にないことだということです。
スキー場に雪がない、蔵王でも樹氷ができない、桃の花が咲いたなど
暖かいのは暮らすには楽だけれど、前倒しに花が咲いたあとどうなるのかと不安になったりもします。

それでも、通常閉鎖されている富士スバルラインが開通している、5合目まで行けるというニュースには飛びつきました。またひさしぶりに高いところに行きたいものね。

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5合目から上を見てもこんな感じで雪が少ない!
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遠くに見える南アルプス
穴あけないで〜。リニア絶対やめてほしいとおもっている。
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富士山5合目にある小御嶽神社。


その前に初詣は浅間神社へ
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ヒノキの大木と灯篭が林立する参道
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浅間神社(せんげんじんじゃ、あさまじんじゃ)は富士山信仰の神社で日本各地にありますが、とりわけ富士山周辺には多いようです。
清き水の流れ、一説によるとその湧きい出る水は20年かかるということで、
さらさらと音が聞こえるような錯覚を覚えます。
針葉樹の大木群と清らかな水、張りつめた冬の大気とともにきれいな空間です。

そして河口湖
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          「あたし、カモといっしょにやらなきゃならないしごとがあるんですぅ。」






朝崎郁恵 あはがり
地の声、土の声
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by sakillus | 2016-01-08 23:01 | Trackback | Comments(12)
新年早々のバッグ作り
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新年あけましておめでとうございます。
もう少しというところまできたモダンローズヘクトルはたぶんこれ以上は開かないかもしれないが、
葉が濃く紅葉していい感じです。


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世界では紛争が絶えず目の前にあらわれる奥で魑魅魍魎たちが力を行使しています。
個人の力では簡単に何かを動かすことは容易ではありませんが、
人々が自分たちの幸せを求めるように社会全体も穏やかで幸多きものであってほしいと
おもいます。
表面的な繋がりでもなく心遣いでもない、真の結びつきを求めたい、
そしてひとびとが他人との比較ではなく、他人にわずらわされることなく
自分自身を生きられるよう望みます。


  ............................................. 


マイブームというのは唐突にやってきます。
仕事以外で布ものをつくりたくていたが、なかなかできないでいました。
今マイブームは縫うことと布です。

でも今回はちょっと手縫いではないんですな。
厚みがあり、かちっとした印象のあるぬのなのでミシンにしました。
でも,ミシン、苦手.....

参考にした本はありましたが、一部で作り方や寸法を変えました。
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表布 タックをとって
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裏布も

バッグのできあがり
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何かつけようかなと 候補1
アンティークブローチ

が、こわれるのもいやなので 結局
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以前ハシモトさんがつくった鉄のペンダントにしました。
あはは、なんかわたしらしいわ!
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                      参考本 斉藤謠子『ふだんづかいの布バッグ』


ついでにアンティークビーズでカーテンタッセルをつくったり。(1個だけ)
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一輪だけ咲いた水仙 
今シーズンはどこも早いようで
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ヒノミサキギク
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by sakillus | 2016-01-01 23:26 | 創作物 | Trackback | Comments(15)