ROSASOLIS

適材、適所に適剪定

f0160480_014415.jpgアオハダの葉


今回、この場所に何の木を植えるかということは、ほぼ庭師さんに任せていました。
かねてからのわたしの要望はツリバナだけでした。
これはかなり前から(植えることは)決定していたことですが、どんなツリバナにするか?
大きさはどうか?場所は?などいくつか候補はあったものの、植え付け時期が適当でなくなってしまったりして延び延びになっていました。
そこに、今回の立水栓の話があった時点で、彼の中ではどのツリバナにするか、また場所は
どこにするかは決まっていたとおもいます。
それは立水栓の壁の横、向かって右隣、家のすぐ近くです。

そして、ほかの木々、

アオハダ
アオダモはよく使っても、アオハダは普段はあまり使わないということです。
アオハダという木は雌雄異株であり、花は咲いても実のなる株は10本に1本ぐらいしかないそうです。
うちにアオハダを使ったということは、このアオハダがその10本に1本の1本であるということが
確認できた、つまり、材料屋さんで実をつけているのを見たからだそうです。

マンサク
マンサクは黄葉する木ですが、多くの落葉樹はその後水分を失い、葉の栄養を木本体に返したあと落下するのが常ですが、マンサクはいつまでも枯れたような葉が残るのだそうで、
それが欠点でもありながら、また、そこがいいのではないかと庭師さんは言います。
そういう美学もありますよね。

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これはそのマンサクの場所を決めているところですね。
向きとか角度とかほかの木とのかね合いもあります。
その落葉しにくいマンサク ですが、じつはこれ、取り寄せで遠くから運ばれてきたので、
その間にほとんど落ちてしまったのでした。ははは・・・・
「マンサクって最高の木だとおもいますけど。」 
そう言いますが、彼の最高の木や草はとても多いのでした。

コナラ
コナラは関東の山や林ではとても一般的な木です。
雑木林といえば、どこでもコナラやクヌギはありますよね。
しかし、10mにもなるコナラは庭木として使うには、どこでも良いというわけにはいきません。
市街地の一般的な広さを持つ日本の住宅ではほとんど使うことはできないと彼は言います。
うちぐらいの広さと頭上の生長を邪魔するものがないということで、ようやく植えられるところを得たと判断したのでしょう。
ここならコナラ? (シャレのつもりか?)

新緑の薄緑の葉、そして紅葉もきれいだということで、たのしみな木であります。

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右奥からツリバナ、マンサク、コナラ、アオハダ

彼は密植派です。なぜかというと、雑木は本来山のもので、山では木々は密に生えていること、
そうやってお互いを守っているからだそうです。

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  家の中からツリバナを見る
  この野生的な株立ち姿、感激!
  ツリバナに守られている感じがする
  なお、あの魅惑的な実は移動のために落ちている

庭木にしろ街路樹にしろ大事なことは、当然のことではありますが、適材を適所に植えることだと言います。
雑木は自然樹形が一番きれいなので、なるべく剪定しないで育てられる環境の元におくのが
ふさわしいと。
単純にデザインの見地から、葉がかわいいから桂を植えるなんてことをそう簡単にしてはいけないわけですね。カツラは高木になる木ですから・・・
適材を適所に、それはもちろん木自身のためでもあります。

またこれらの雑木は道路からの目隠しの役目も果たしてくれています。
いままでは見えすぎていたのです。


剪定にしても、混み合った枝をはらうぐらいはした方が良いのですが、主幹を切るということは
まずいですね。

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これはうちのコブシですが、(たぶん)前の地主が主幹を切ったために
枝が容赦なく出ています。
大きなトピアリーみたいです。



こうなると3年ぐらい放っておくのが一番良いと言います。(それしかない)
やたら枝を切るとリバウンドがこわいとか・・・






ところで、左の格子には、バラ、Reve d'Or と Parks' Yellow Tea-scented China が
ありました!
やや陰にはなってしまいましたが、あなたたちの新天地は上だと語りかけています。

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二階までたどりついた図

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横から見て
木漏れ日があたっています。
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# by sakillus | 2008-10-06 00:51 | 庭づくり | Trackback | Comments(10)
自然のつくる形、文様
南アルプス、鳳凰三山は花崗岩の山なのだそうですが、地蔵岳付近、高峯辺りでは
突然蛇紋岩帯となり、花崗岩帯とはっきり分かれるらしいです。

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その蛇紋岩です。 さらに接近してみてみると、

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バウムクーヘンも真っ青。
地衣類がへばりついていたり、細い縞々に何層にもなる様子が美しい。
どうやってつくられたか、想像不可能です。
でも、ひとによったらこんなのなにがおもしろいのかな?となるのでしょうね。

標高2700m付近なのだそうです。重いのにどうもありがとう。
もうひとつ。こちらは娘に。

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自然のつくる文様といえば、樹の幹に見える肌合いも樹それぞれでおもしろいですね。

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アオハダ

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マンサク


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コナラ
まだ若いこの幹の感じ、わりと好きなんだな。

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ツリバナ

ツリバナでこの幹の太さは相当な年月が経っているそうですよ。

これ、もしかして? と思った方いらっしゃいますか?

そうです。到着いたしました! うちの林たち!

おまけ
立水栓の壁も落ち着いてきました。

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粘土も石と同化しています。
問題は冬の凍結時ですが、もしぽろっと欠けても、それはそれでむしろ良いですねと
言っております。
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# by sakillus | 2008-10-01 13:49 | 自然物 | Trackback | Comments(18)
暖房が欲しい

9月は第1週はあんなに熱かったのに、ここに来て急に冷え込み、体の方も気候の変化とともに
少し変わってくるようです。
あまりの急激な変化についてゆけない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いつもはテーブルとして使っているこたつ・・・ここにきてふとんをかけ、こたつとして機能させたいところです。



さて、例年と同じように明らかな剪定をすることもなく、咲いたら切る、ほとんど期待できない枝先をちょんと切るにとどまっているうちのバラ・・・秋薔薇はどうなるでしょうか?
あんまり考えないことにしましょう。

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お世辞にも樹形は趣があるとはいえませんが、よく返り咲きとても健康なバラ、
The Generous Gardener (ER)

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Baronne Henriette de Snoy (T)

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このバラもこんなにかえり咲いてくれるとは思ってもみませんでした。
Night (HT)

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つるごじゃと称される謎のバラ
これも健康的。きっと地植えしたらもっと健康的になるのはまちがいないでしょう。

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のびのび ブッドレア

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晴れた日に木陰で休むハナ

ハナは今日は具合がよくありません。
今年になってから何度かあるのですが、痙攣したようになり、足元がふらつきます。
泡も少し吹きます。
外でなにか毒草でも食べたのかなと最初はおもっていたのですが、今日は外にはほとんど
出ていません。
めまいを起こしているかのようです。
もしかしたら交通事故の後遺症なのかなと思ったりしています。
ちょっと心配です。
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# by sakillus | 2008-09-30 00:15 | 薔薇 | Trackback | Comments(2)
一斉開花

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前回の記事で何人かから好評を博している草取り鎌でありますが、この鎌いくらだと思いますか?
答えは二千円です。
この形状の鎌なら規格品でたいがい千円はしないで買えるので、やや高いというところでありましょう。
やや高いかもしれないが買うということはそれが気に入ったということと、それを応援するということでもあります。
買う側としては高いかもしれないこの鎌、でも、見方を変え、作る側から考えてみるとどうでしょう?
私は、この作った方は一体いくらもらえているのだろうと気になります。
小売店が何割かもっていく、原材料費もかかる。ここ数年鉄の材料費は上がっている。
これを作るのにどれだけの時間がかかるか、わたしにはわかりませんが、三十分やそこらでできるものではないでしょう。
正当な報酬が支払われるのならおそらくその倍(以上の)値段がつかなければならないのかもしれません。さすがにその値段では手が出せません。
このようなことを気にしてしまうのはとりもなおさずわたし自身も職人のはしくれであるからかもしれません。
鎌をつくった方は高齢でまもなく仕事をやめるかもしれないといいます。
では後継者はいるのでしょうか?

この国の職人文化は遅かれ早かれなくなってしまうのではないかとおもいます。
わたしたち職人自体、生活を維持してゆくのは楽ではありませんし、それ以上に後継者が圧倒的に足りません。
わたし自身それを育ててこられなかったこと、そのことに尽力しなかった自分の無力さをただただおもいしるばかりです。
後継者を育てるにはその仕事が魅力あるものでなければなりません。
魅力とはその仕事本来のことだけではなく、なりわいとしてやっていけるかどうかということも重要です。
単独で細々とやっている職人にとって、孤立しているものにとって、工賃をあげてもらうことはとても辛いことなのです。また、お金に気をとられることに対する恥の様な感覚もあるかもしれませんし、手作りのものをその労働に正当な報酬をもらうとすれば、その値段を出せる人は限られてしまうかもしれません。
金持ち〜小金持ちだけに利用してもらうのはおもしろい話ではありません。

この国の政治は職人を育てること、保護することは何もしてはきませんでした。何も。それは国益にならないからかもしれません。
日本はもの作り大国と言われますが、それはテクノロジーに支えられているもの作りがほとんどなのではないでしょうか?

職人文化を残すためにどうすればいいか? 
私には具体的なことはわかりませんが、今となっては国の保護が必要なのではないかと考えます。もし本当に残したいのなら、ですが。

愚直であること、必死であること、それがわたしたち職人を支えてきました。
この仕事を始めて約25年の月日が経ち、私の指先は目のようにとぎすまされていると感じます。本当に財産と言えるようなことはそんなことぐらいかもしれません。とは言いつつも、わたし自身は非力でありますから、いつも何かや誰かに助けられているのですけれどね。

あちらこちらで絶えてしまう業界のことを聞くにつけ、ときおり夢想するのです。
植物の世界でも何年か何十年かに一斉開花するものがある。そうして子孫を残そうとするものがあると。ブナや竹のように。
我々孤立している職人もひとりひとりがつながって、信号を送り、一斉開花するように後継者を残せないものかと。

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まるで木の花のように咲いているが、つるせいのルコウソウ
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# by sakillus | 2008-09-25 22:57 | Trackback | Comments(13)
レンガ敷き目地苔計画、のはずが想いは飛び

この時期ワイルドオーツは緑と紅のふたつ色になっている。

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かなり前に咲いていた夕霧草やカライトソウもまた咲き出した。

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朝顔は真夏には咲かない。うちにあるのは古いタイプで朝十時にはもうしぼんでいるがとてもきれい。
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空色朝顔と勝手につけた。


さて、やきものの窯を壊したレンガでつくった敷き道にはいろいろな雑草が所狭しと生えている。
う〜ん、まずいな。
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プロはこうならないように庭作りの最初から土を処理するというが、わたしにはそれをどうやってするか聞いても、少なくともあの時点ではできなかったろう。
素人にできないことをするのがプロなのよと半ば開き直りともとれる発想・・・

地道に?これらの草を抜くも良し。
とそこにわずかではあるが苔を発見!

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これだけではよくわからないとおもうが、遠目でみるとなかなかいい。
よし!これでいこう。
これを増やして草には遠慮してもらおうという計画。
さて、乳酸菌でもまこうかな、そして草は夏に買った草取り(抜き?)鎌できれいに根っこもとろう、
とりたい。うまくできれば・・・

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ギラリ、これは手打ちなのである。
これを売っていた建材屋の社長の話によればつくった方はもう高齢でじきに作れなくなるだろうという。

想いは飛ぶ。
飛ぶがしかし今は時間がないのでつづくということで・・・
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# by sakillus | 2008-09-22 09:55 | Trackback | Comments(16)
秋色はほんのり赤い明るい色

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ヤマボウシがはやくも色づきはじめた。

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秋明菊を背景にホトトギスも

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その秋明菊も
これから迎える寒さ対策でほんのり赤い明るい色をしている。

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ミカは何を見ているのかな?

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ヤマシャクヤクの種がはじけた音を聴いた?
わたしは聴いていないけれど・・・

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洋種オダマキに入り込むヒノミサキギク
たのしみだなぁ・・・初めて見るので

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夏中咲いていたYoland e D'Aragon は形良くなり、芳醇な香りも戻ってきた。

秋の色は穏やかな色

そしておめでとう。
                      
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# by sakillus | 2008-09-17 17:04 | 植物 | Trackback | Comments(8)