ROSASOLIS

暖房が欲しい

9月は第1週はあんなに熱かったのに、ここに来て急に冷え込み、体の方も気候の変化とともに
少し変わってくるようです。
あまりの急激な変化についてゆけない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いつもはテーブルとして使っているこたつ・・・ここにきてふとんをかけ、こたつとして機能させたいところです。



さて、例年と同じように明らかな剪定をすることもなく、咲いたら切る、ほとんど期待できない枝先をちょんと切るにとどまっているうちのバラ・・・秋薔薇はどうなるでしょうか?
あんまり考えないことにしましょう。

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お世辞にも樹形は趣があるとはいえませんが、よく返り咲きとても健康なバラ、
The Generous Gardener (ER)

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Baronne Henriette de Snoy (T)

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このバラもこんなにかえり咲いてくれるとは思ってもみませんでした。
Night (HT)

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つるごじゃと称される謎のバラ
これも健康的。きっと地植えしたらもっと健康的になるのはまちがいないでしょう。

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のびのび ブッドレア

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晴れた日に木陰で休むハナ

ハナは今日は具合がよくありません。
今年になってから何度かあるのですが、痙攣したようになり、足元がふらつきます。
泡も少し吹きます。
外でなにか毒草でも食べたのかなと最初はおもっていたのですが、今日は外にはほとんど
出ていません。
めまいを起こしているかのようです。
もしかしたら交通事故の後遺症なのかなと思ったりしています。
ちょっと心配です。
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# by sakillus | 2008-09-30 00:15 | 薔薇 | Trackback | Comments(2)
一斉開花

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前回の記事で何人かから好評を博している草取り鎌でありますが、この鎌いくらだと思いますか?
答えは二千円です。
この形状の鎌なら規格品でたいがい千円はしないで買えるので、やや高いというところでありましょう。
やや高いかもしれないが買うということはそれが気に入ったということと、それを応援するということでもあります。
買う側としては高いかもしれないこの鎌、でも、見方を変え、作る側から考えてみるとどうでしょう?
私は、この作った方は一体いくらもらえているのだろうと気になります。
小売店が何割かもっていく、原材料費もかかる。ここ数年鉄の材料費は上がっている。
これを作るのにどれだけの時間がかかるか、わたしにはわかりませんが、三十分やそこらでできるものではないでしょう。
正当な報酬が支払われるのならおそらくその倍(以上の)値段がつかなければならないのかもしれません。さすがにその値段では手が出せません。
このようなことを気にしてしまうのはとりもなおさずわたし自身も職人のはしくれであるからかもしれません。
鎌をつくった方は高齢でまもなく仕事をやめるかもしれないといいます。
では後継者はいるのでしょうか?

この国の職人文化は遅かれ早かれなくなってしまうのではないかとおもいます。
わたしたち職人自体、生活を維持してゆくのは楽ではありませんし、それ以上に後継者が圧倒的に足りません。
わたし自身それを育ててこられなかったこと、そのことに尽力しなかった自分の無力さをただただおもいしるばかりです。
後継者を育てるにはその仕事が魅力あるものでなければなりません。
魅力とはその仕事本来のことだけではなく、なりわいとしてやっていけるかどうかということも重要です。
単独で細々とやっている職人にとって、孤立しているものにとって、工賃をあげてもらうことはとても辛いことなのです。また、お金に気をとられることに対する恥の様な感覚もあるかもしれませんし、手作りのものをその労働に正当な報酬をもらうとすれば、その値段を出せる人は限られてしまうかもしれません。
金持ち〜小金持ちだけに利用してもらうのはおもしろい話ではありません。

この国の政治は職人を育てること、保護することは何もしてはきませんでした。何も。それは国益にならないからかもしれません。
日本はもの作り大国と言われますが、それはテクノロジーに支えられているもの作りがほとんどなのではないでしょうか?

職人文化を残すためにどうすればいいか? 
私には具体的なことはわかりませんが、今となっては国の保護が必要なのではないかと考えます。もし本当に残したいのなら、ですが。

愚直であること、必死であること、それがわたしたち職人を支えてきました。
この仕事を始めて約25年の月日が経ち、私の指先は目のようにとぎすまされていると感じます。本当に財産と言えるようなことはそんなことぐらいかもしれません。とは言いつつも、わたし自身は非力でありますから、いつも何かや誰かに助けられているのですけれどね。

あちらこちらで絶えてしまう業界のことを聞くにつけ、ときおり夢想するのです。
植物の世界でも何年か何十年かに一斉開花するものがある。そうして子孫を残そうとするものがあると。ブナや竹のように。
我々孤立している職人もひとりひとりがつながって、信号を送り、一斉開花するように後継者を残せないものかと。

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まるで木の花のように咲いているが、つるせいのルコウソウ
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# by sakillus | 2008-09-25 22:57 | Trackback | Comments(13)
レンガ敷き目地苔計画、のはずが想いは飛び

この時期ワイルドオーツは緑と紅のふたつ色になっている。

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かなり前に咲いていた夕霧草やカライトソウもまた咲き出した。

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朝顔は真夏には咲かない。うちにあるのは古いタイプで朝十時にはもうしぼんでいるがとてもきれい。
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空色朝顔と勝手につけた。


さて、やきものの窯を壊したレンガでつくった敷き道にはいろいろな雑草が所狭しと生えている。
う〜ん、まずいな。
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プロはこうならないように庭作りの最初から土を処理するというが、わたしにはそれをどうやってするか聞いても、少なくともあの時点ではできなかったろう。
素人にできないことをするのがプロなのよと半ば開き直りともとれる発想・・・

地道に?これらの草を抜くも良し。
とそこにわずかではあるが苔を発見!

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これだけではよくわからないとおもうが、遠目でみるとなかなかいい。
よし!これでいこう。
これを増やして草には遠慮してもらおうという計画。
さて、乳酸菌でもまこうかな、そして草は夏に買った草取り(抜き?)鎌できれいに根っこもとろう、
とりたい。うまくできれば・・・

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ギラリ、これは手打ちなのである。
これを売っていた建材屋の社長の話によればつくった方はもう高齢でじきに作れなくなるだろうという。

想いは飛ぶ。
飛ぶがしかし今は時間がないのでつづくということで・・・
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# by sakillus | 2008-09-22 09:55 | Trackback | Comments(16)
秋色はほんのり赤い明るい色

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ヤマボウシがはやくも色づきはじめた。

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秋明菊を背景にホトトギスも

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その秋明菊も
これから迎える寒さ対策でほんのり赤い明るい色をしている。

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ミカは何を見ているのかな?

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ヤマシャクヤクの種がはじけた音を聴いた?
わたしは聴いていないけれど・・・

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洋種オダマキに入り込むヒノミサキギク
たのしみだなぁ・・・初めて見るので

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夏中咲いていたYoland e D'Aragon は形良くなり、芳醇な香りも戻ってきた。

秋の色は穏やかな色

そしておめでとう。
                      
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# by sakillus | 2008-09-17 17:04 | 植物 | Trackback | Comments(8)
立水栓〜壁〜つくばい

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これは立水栓〜壁のてっぺんである。
植物を植えられるようにポットをつくっておいてくれていた。
斑入りイワミツバ(pさん、どうもありがとう!)、ダルマギク、カワラナデシコ、苔も貼って。

庭師さんが唯一やりたかったと言えるのが、このカワラナデシコを植えること。
たまたまホームセンターの園芸売り場にあったものだけれど。(本人談)

いよいよ水受けをつくるにあたってどうするか?
一番簡単なのは何かをつくって、もしくは何かを置いて、そこから排水することであるのだが、
水受けから流れをつくってまわりに石を配置し、少し流れたところで排水するというプランもあった。
後者は手間がかかるのだが、おもしろいのではないかという。
しかしながら、わたしはそのあたり、一輪車を通行させるため、それをつくると石が邪魔をするのではないかとおもった。
さらにいよいよ石が残り少なくなってきたため、水受けの部分と流れの部分に石をふりわけなければならず、水受けだけをつくるより、完成度としては落ちるかもしれないということ。
かといってやたら他の石を加えると陳腐になりがちだということで、水受けだけの部分をつくってもらうことにした。

では、水受けになにかを利用するか?という考えもあった。
彼が言うには、中国製の飼い葉桶はなかなか良い雰囲気で値段的にもリーズナブルだという。日本製の方がもちろん良いのだが、値がはるとのこと。
それらを使わないで石だけでつくることもできるというので、石だけでつくってもらうことにした。

その翌日はとても残暑が厳しく、そんな日に配水管の工事をすることはたいへん体にこたえることだったろう。実際、軽く熱射病気味になってしまったようだった。

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地面って、掘るとわけのわからないものが出てくるし・・・暑いし、ホントお疲れさまでした!
水受け部分から排水マスまで管をつなぐ。マスには穴をあけて。


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あれやこれや並べています。
その日はわたしは本業の仕事をしていたため、ずっと見ていたわけではなかった。
時間が経ち、ふと見にいってみると、あっ!意外なものになっていた!
つくばいである。

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ただ排水させるだけではつまらないと考えたのか、水の落ちるところから時計回りにぐるっと
円を描くように水が流れるようになっていた。
当然傾斜をつけスムーズに流れるようにするのだが、下はコンクリートでかため、その上に小石を配置する。
沢のながれのように石が邪魔をしたり堰きとめたりしながら・・・

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突然、「なにか桶はありませんか? 漬け物樽のような。」と言うので、探すとありました!
以前味噌樽として使っていたものが。

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桶の下の石は軽く傾斜がつけられており、桶の前面から水が落ちるようになっている。

つくばいのまわりには植栽スペースがたくさんあり、すでにいくつか植えられている。
水辺には水辺の植物を。
ヒメセキショウ、カキツバタ、アヤメ、クリンソウなど。
かれは植え方にもすごく厳しい。
わたしが受けた注意を書くとすると1時間はキーをたたかなければならないだろう。
重要なことは葉の伸びている方向と光の来る方向を合わせること。
今後伸びてゆく方向を推測しそちらにやや傾けること。

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大きな石は近くの河原から採集してきた。
さきほどべつの石を混ぜると陳腐になりやすいと書いたのだが、壁の部分と隔てるという意味で他の石があることがむしろ功を奏している。

それにしても彼はこのような装置をいつ考えたのだろう?
考える事は好きだと言うが、条件が決まったすぐあとにおもいついたのではないだろうか。
彼は、自分がこうしたい、ではなく、「条件」がつくるものや植栽を決めると言う。
だから迷わないと。

壁の左となりにはカイナンサラサドウダンを植える。

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全景であります。

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私はこの装置をとても気に入っている。
小さな自然、大きなジオラマのようだ。
遊べる。

彼はわたしがこのようなものを好むだろうと判断したからつくったのだ。
好まなそうなひとにはなにかべつなものを考えただろう。

こんな面倒な石の立水栓をつくるプロもまずいないだろう。
本人も「新しい提案」と言うように。


このプロジェクトはまだ終わりではない。
次はいよいよ植栽である。
ひとつは決定している。
ツリバナである。それも野生的な。
ほかに・・・あぁ、雑木林の庭が欲しかった。
ここが雑木林の一角になるのだとおもうとうれしい。
何を植えるか聞くとぞくぞくする。
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# by sakillus | 2008-09-11 00:54 | 庭づくり | Trackback | Comments(12)
立水栓〜壁

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暗い赤みの葉を持つノムラモミジであるが、この時期緑味を帯びることを初めて知った。
血の色のような紅葉を前にして、どんな理由でかなんともいえない色になる。

 
さて、立水栓の続き。

普段石の仕事をするときには実際使う量の2倍はもっていき、選びやすくするそうなのだけれど、今回はなにしろあるだけの量でするということなので苦労は絶えないが、見えないところは練った粘土を団子にしたものを多用した。

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丹念に団子にして積み重ねていったこれ、わたしは妙にとても好きなのであった。

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割れたやきものを壁に塗り込めるやり方は古くからあるそうで・・・
目みたいだねぇ。

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石を工面しながらとても丹念に積み重ねてゆく。
気に入らなければなんどでもやりなおす。
粘土の粘性が弱いと判断すればまたはずして練り直す。
本当にどれだけ手間のかかる作業であるだろう。
でも、遊びの感覚もあり、わりと愉しそうでもある。

ここは、蛇口のでっぱりにちょうどよくはまりそうな石をはめているところ。
かれはいつも腕輪をしている。

立水栓は壁になろうとしている。
それがほぼできあがりつつある頃、
「粘土のセメントが効いていないことが発覚しました。」と、報告に来る庭師さん。
「えっ!え〜っ、なんでぇ〜?」
「あのセメント、目地セメントなんですね。」

最初は庭師さんが持ってきたセメントを使っていたのだが、なくなったのでうちにあるのを使ってもらっていた。
それは外側をビニール袋で覆われていたので、文字が見えなかったのだ。
家のタイルを貼る時に使った目地セメントだったということを私はすっかり忘れていた!
ばかだなぁ!

石はしっかり組んであるし、そうそうぼろっと崩れたりはしないだろうということだけれど、
プロとして強度については細心の注意をはらってきた庭師さんにもうしわけなかった。
試しに、同じように土と少々のセメントで練った土は1ヶ月ぐらいするとかちんかちんにかたまったというのだ。
そうまでしてくれたのに・・・え〜ん。
実は目地セメントはかたまらないということも私は知らなかった。。。苦笑

「これはブログ用のネタ落ちですねぇ。」と苦笑する彼。
いやぁ、仕込んだわけではないのだけれど・・・
ほんとうにごめんなさい〜!

その日は、人生にはアクシデントがつきものですよね、なんていう話をしていたので、その通りになっておかしかった。いや、笑い話ではないのだけれど。

後日、庭師さんが言うには、「想像したんですけれど、風化が早くなるかもしれないけれど、
かえっていいかもしれませんよ。」と、言ってくれた。
「ぼろっといったら、また修復すればいいので。」
そうね、修復すれば・・・誰が?わたしが?   大丈夫かなぁ・・・?

そんなこんなもあったが壁は完成した。

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石の表情

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粘土の表情

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裏から見て

ちょっと遺跡みたい。
これは農家のオヤジにはできないなぁ・・・

次は水受けをどうするか?という話になるのだが、それはまた次回。

ところで、比較というわけではないのだけれど、以前彼に写真で見せてもらった、
仕事でしたべつのお客さんの立水栓はこのようなものであった。

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石の野性味もありながら端正でかっこいいとおもう。
水受けの玉石のまとめ方も粋である。
これは生来のセンスかなとおもう。

レンガ敷きもいいね、というと、「レンガがいいだけですよ。」などと言う。
事実200年以上経過しているほんとうのクラシックレンガなのだそう。
網代に敷くのもすてきだし、色が微妙に違うのは2色のレンガを頼んで色を混ぜているからとか。
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# by sakillus | 2008-09-07 16:21 | 庭づくり | Trackback | Comments(10)