ROSASOLIS

避暑地になれるか?


東京では暑くて育てるのが難しいということでうちにやってきたタカネイバラのその後の状況です。

その1
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その2
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その3
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いずれも新たに葉を展開させていて、なんとか環境には順応しているようです。

そして、九州からやってきたチングルマ
あの、、、チングルマは高山系の植物です。
一夏九州で過ごしたというのは驚異かもしれません。
しかも、これは草ではなく木だそうで、うちにやってきたときは木質でしたが、
今は草っぽい様な・・・

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うちの辺りでも花を咲かせるのは難しいらしく、それが咲いたらほめてやってください。
わたしじゃなくて、チングルマをね。

以前戸隠で見ていいなぁと思って育てたカライトソウ、これは難しくないようです。

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これの側によるとなにか香るので振り向いて鼻を近づけるとたしかに香っていました。
ふわふわの花が。
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# by sakillus | 2008-07-21 07:39 | 植物 | Trackback | Comments(4)
茎 (ステム)

まだテレビを観ていた頃でも、歌番組を観るということはほとんどなかったのだが、たまたまついていたとか、チャンネルを変える時にひっかかったぐらいのことだとおもう。
椎名林檎は嫌いではなかった。その時飛び込んできた歌は「茎(ステム)」というものだった。
それがどんな歌詞でどんなことが歌われているのかはほとんどわからなかったが、なにかとても切実な感じがした。
わたしは視覚的な情報よりも聴覚的な情報に反応するタイプだとおもう。どちらかといえば、だが。
花をうたうひとはたくさんいると思うが、茎だなんて・・・そんなことをうたうひとを嫌いにはなれないなぁ。

それもいつしか忘却の彼方にしずむ。

You Tubeで捜し物をしていたとき、突然椎名林檎が乱入してきた。
記憶が蘇り、ついでだから「茎(ステム)」聴いておこうかなという気になる。
この曲は日本語盤と英語盤があることをこの時に知る。

日本語盤を聴いてわかったことだが、その茎とはなんと仙人草(クレマチス)のことだった。

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ビチセラ ルブラ

そのはかなさ、たよりなさは夏の薔薇にも通じるものがあるように感じた。
それは茎の、ということではなく、花姿のということであるが。

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夏の薔薇にはとまどいがある。
そのとまどいは薔薇のとまどいなのか、わたしのとまどいなのかわからない。
咲いて良いのかわるいのかわからない。
良い、わるいではなく、ある種の薔薇はそのように繰り返し咲く性(さが)をもっているにすぎないのだが・・・

夏の薔薇など、咲いてもとるに足らないものと高をくくってみても・・・
それを覆すだけの輝きがあった。
誰の何のためでもない。本能に依って咲いている。
それだのに咲いては翌日か翌々日にはハラリと堕ちる。
暑い太陽を身に受け崩れずにはいられない。
その時まで全身全霊で咲いている。

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椎名林檎 「茎(ステム)」のサビの部分のみ抜粋

  
   喩へ蒔いても育っても仙人草(クレマチス)
   咲いても強く色付かうとも
   瞬時に黙って堕ちて逝きます
   如何して 何故 哀しくなったの
   現実の夢

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   斯くてないては 惑っては生りませぬ
   立ったら強く進まなくては
   やっと呼吸に成ってきました
   如何して 何故 うなされているの
   現実が夢

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   今日からは生えても芽吹いても仙人草(クレマチス)
   咲いても悦び過ぎないから
   大事な生命 壱ツだけ
   だうか持って行かれませぬ様に
   ないたり 惑ったり致しませぬ
   立ったら弐度と倒れないから
   何も要らないただ壱ツだけ
   だうか 誰か 鳴呼


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イントリカータ ボタニッシュアート

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椎名林檎の「茎(ステム)」はここ。英語盤です。おもいきりB級映画のようです。


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# by sakillus | 2008-07-19 23:11 | 植物 | Trackback | Comments(13)
模様替え

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毎日暑くなってきましたね。
でも、ここのところ午後になると夕立が来るので涼を呼びますし、水やりの手間も省けます。

夏になると植物の生育はいよいよ増してきて、旺盛になりすぎるものは悩みどころとなりました。そういったことだけでもなく、植物同士の彩りや、適切な場所に植えてあるかどうかなど、
あらためて考えてみる必要がありそうでした。
西洋的なカラースキームという概念は、あまりそれにとらわれすぎると、なんだか植物のことを素材として扱っているようでそぐわない感じがします。
とはいえ、隣同士や近い場所で色が喧嘩してしまうのも考え物ですね。
いまもひとつどうしたらいいのだろうと悩んでいるものがあります。

それはそれとして、

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ダリアが予想以上に大株になり、道をふさいでしまいました。

「植栽に失敗しましたね。」なんてことを庭師さんに言われ、ちょっと悔しいおもいをしましたが、
「太陽の方向、伸びる方向を考えると、こっちの方に植えた方がいいですよ。」
とアドバイスを受けると、ちょっと唇をかみながら苦笑いなどして、
「そうだね〜。」といいつつ、ここは自分のエゴを出すのはまだわたしが未熟なせいなので、
確かにふさわしい場所に植栽する必要はあろうかと、
花も盛りをすぎたので、移動しました。


枝垂れ梅の下にはやはり大株になったレモンバームがあるのですが、これは2株あるので
ひとつを抜いてしまいました。
そうしたところ、それなりにスペースがあいたので、というか、植えたいものがあったので、
(どっちが先かな?)買った山野草を植えました。

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庭師さんからエビネを10株ほどわけてもらっていました。
それのうち5株をここに。
それと某所で買った、ホウチャクソウ、サンギソルバ(洋種ワレモコウ)、ハスバカラマツ、
そして、バラ、「Night」の後ろにはヤマアジサイ「紫紅梅」、ユウギリソウを植えました。

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ホウチャクソウ

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サンギソルバ

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比較として、ヒメワレモコウ
サンギソルバの方が葉が細いです。

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ハスバカラマツ

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ヤマアジサイ「紫紅梅」
軸が赤くてこの枯れた色合いが気に入りました。
今は二株もっていることが判明しました。


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ヒトツバショウマも涼しげです。

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ジギタリス オブスクラ(原種ジギタリス)は移動もあったり踏まれたりして今頃咲きました。
小型でかわいいです。
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# by sakillus | 2008-07-16 17:00 | 庭づくり | Trackback | Comments(13)
テリハノイバラ

いただいていたヤクシマテリハノイバラが咲きました。

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なんとまぁ、めんこい〜♪ (めんこいとは仙台の方言でかわいいのこと。)
這性で、本当に地面を這うように枝を伸ばします。ゆえに高さは出ません。
花は枝葉のわりに大きいかも。
花径3〜3.5㎝はあります。
咲き始めのこのおしべがたっぷりしている様子がとても愛らしい。
テリハノイバラの特徴として、稲妻状に長く枝というのがありますが、それほど極端ではないものの、それが見てとれます。


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ところで、ヤクシマテリハノイバラというのはヤクシマにあるということですか?
それとも、よく使われるように、小型の、ということですか?

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ところで、先日うちの地区で草刈りがありました。
高速に平行して走る道はついこの間開通したばかり。
その道の一部を我が組が担当にあたっていました。
ここって、公団の仕事じゃないの?という疑問が幾人から聞かれました。
たしかに!
それはともかく、すっかり刈り払われた道路脇ののり面に

   野ばらが!

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そこはテリハノイバラの一大群生地でした!
道のわきにあるガードレールを越えると、地面には今しがた刈り払われたばかりの
ノイバラの枝が横たわっています。
でも、掘り起こされたわけではないのでいずれ来年には元通りになるでしょう。
でも、花の咲く時期と草刈りの時期がいっしょって、ついてないじゃありませんか〜。

花は同じようでも、葉をよく観るとあれ?かなり違いがあります。

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テリハノイバラの特徴は光沢のある「丸い葉」なのですが、
こんなにとんがっていて、しかも小葉が11枚。
交雑などもあるのでしょうね。

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こちらは特徴そのまま。

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おまけでうちの実のなった野生バラです。

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ロサ・スピノシッシマ・ルテア

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ロサ・フェドチェンコアナ
ひとつだけ成りました。 この毛はおもしろい。

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カラフトイバラ
焼いた銀杏みたい。
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# by sakillus | 2008-07-10 01:11 | Trackback | Comments(6)
棘だらけ、傷だらけ

草むしりのできる日は少しずつでもやっている。
ある部分が済んだかとおもえば、数日前にやったところがまた伸び始める。
今日抜いたところはマルチをしてみたがどれほど持つのだろう?
植栽部分だけではなく駐車スペースの草も油断ならない。
そうしてこの作業は永遠に繰り返されるのだろう。

それにしても薔薇が生長するにつれ、それらをかきわけかきわけするうちに、
棘が服に、服を通して肌にひっかかり傷をつける。
長袖を着ていられる時はなるべく長袖を着ていようとおもうのだが、それでも
おかまいなしにひっかく。ひっかき傷が絶えない。
よく虫は葉や花を食害するが、棘を食べるということはないのだろうか・・・?
棘は硬すぎるのかおいしくないのか?
わたしは薔薇の棘も好きだが、さすがにこう進路を妨害されるとまいったなぁとおもう。
まぁ、それも密度が高くなってしまったからなのだけれど・・・

普段の生活の中で手をついた拍子にちくっと痛みが走ることがある。
なんのことはない、手の中に棘が埋まっているのだ。
そのままにしたらどうなるのだろう?とはいえ、きっと今までもそのままにしていたことはあったのだろう。
先だって、バラ友さんから、「鍼治療の鍼のそもそもの発端はインドにおける薔薇の棘である。」ということを教わったのだが、
もし鍼治療に使われるような棘が体内に残っていたらたいへんである。

いくらわたしでも、好きな薔薇の思い出に棘を埋めておこうとおもうほどものずきではない。
棘を抜くという行為も好きなので、気が付く限り抜いている。

と、棘の話はひとまずおいて・・・
花である。

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The Generous Gardener (English Rose)
このややベージュがかった淡いピンクの蓮のような花、きれいではないか!
赤みの枝と照り葉との対象、東洋的でもある。

しかしわたしは、かってにこの薔薇のことを、別名シンクロナイズドスイミングローズと
呼んでいる。
なぜなら、水面上(花)はこんなに繊細で見事に美しいのに、

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水面下(株全体)の勢いがすごすぎるからである。
新たに出たシュートの直径も1,5㎝ぐらいあり、とどまるところを知らない・・・

これがゆるやかなカーブを描き、その先に枝垂れるように咲くものだったら
どんなにいいかとおもう・・・

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冬梅之子は愛すべき小花をたくさん咲かせる薔薇である。
去年は無肥料で機嫌をそこねたが、今年は少し肥料をやったらこのとおり。


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いただきものの Mme.Georges Bruant もかなり遅くになって咲いた。
環境になじむのに時間がかかったのかもしれない。
でも、この薔薇も今では下からベーサルが4本ほどのぞいている。
今後の勢いはまちがいない。
そしてこの薔薇もハイブリッドルゴサなのだから、棘のすごさは言うまでもない。


これ以上棘の数を増やすことは危険かもしれないなとおもう。
その反面、「ひっかき傷なんて、2日もすれば直っちゃうんだから。」と
わたしの中の勇敢な声がささやく。
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# by sakillus | 2008-07-03 18:12 | 薔薇 | Trackback | Comments(10)
カカヤンバラ

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草ぶえの丘で見たカカヤンバラがあまりにもかわいかったので、その後まもなく
買ってしまったのである。

別名 ヤエヤマノイバラ
学名 Rosa bracteata
bracteatus (ブラクテアートゥス)・・・苞葉の

日本では八重山列島の一部に自生する。
海外では台湾や中国南部など。

1828年、八丈島の船が漂流してフィリピン、ルソン島北部にあるカガヤンという場所に流れついた。
2年後江戸に戻った船長はこのバラの種子を持ち帰っており、当時植物愛好家として
名高かった旗本、馬場大助がこれを譲り受け、丹精して咲かせたのがこのバラの最初の記録となったという。


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小さな常緑の葉に似合わず、比較的大きめの愛らしいハート形の花弁を持ち咲かせる。
学名にある苞葉は萼筒のすぐ下に深く切れ込んだもの。
これも愛らしい。


この通り蕾も愛らしい。






そしてその花の香りときたら!   甘く濃密な南国の香り。
やや湿度のあるような香り・・・わたしのイメージではマルグリット・デュラスの描いた
ベトナムを想起させるような香り、である。
もしくは、樹木に覆われたやはり湿度を感じさせるなかにある一件の家のような、
高床式でデッキのようなものがはりだしている家が浮かんでくる。そんな香り。

いや、こうなるとわたしの中では空想やら夢やらが不確かに入り交じってどうしようもなくなる。

そんなめまいをおこさせるような匂いだ。


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この花は陽がかげると閉じるのだが、家に切ってもってきたものを観察すると、
おもしろいことにめしべがうるんできて、接触してきたおしべを離さない。
わかりやすくてふと笑みがもれる。

花弁が散ったあと、じつは少しこわくなるのである。

遅咲きで一度開花するとゆっくりとしたペースで夏までぼちぼち連続して咲かせるようである。

耐寒性にやや欠けるというのだがどうなのだろう・・・?
もう地植えしちゃったのだけれど・・・
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# by sakillus | 2008-07-01 01:26 | 薔薇 | Trackback | Comments(8)