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クラフトフェア
先週の日曜日、八ヶ岳山麓信州原村のクラフトフェアに行ってきました。
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雲ひとつない快晴!
紅葉もはじまっています。
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こんな店やあんな店
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犬も大人気
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総勢130店舗?が出ます。
やきものが一番多く、木工、金工、染め織り、などなど

わたしの第1の目的はコーヒーカップでしたが、なかなかこれといったものには出会えず。
娘の目的は情報収集でした。
卒論のテーマが「クラフトマネージメント(娘の造語)〜陶芸作品の効果的販売方法の考察」(仮題)
であり、知りあいの作家や有名ギャラリーのオーナーに話を伺い、クラフトフェアも有効になりうるということを知ったからです。

クラフトフェアは出店料こそギャラリーを借りるよりも安いもののほかにも諸費用がかかり、作家もなかなか楽ではありません。
でも、こんな晴れた日には青空の下、気分がよさそう。

ついでに八ヶ岳南麓の方へと足を伸ばしました。

数年前わりに気に入っていた器屋さんへ行ったものの、お手頃価格が増え、それはよいとしても
質の良い作家が減ってしまったことが残念。
すごく気に入ったわけではなかったけれど、ここまできて買わないのも・・・とおもい、
コーヒーカップと漆の器を買いました。

でも、なんとなく不完全燃焼の残る気分。。。
娘の「土間に行こうよ。」で決まり。
土間とは小淵沢の上笹尾にある「ギャラリー土間」です。

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やはり良いものが目白押し。(店内は撮影禁止)
オーナーの趣味が良く、また水準以上の技術を持つ作家ばかりです。
福森雅武さん(通称土楽さん)の湯呑みもひとつあって、やっぱりいいなぁとおもいました。
常設ものから企画ものへ目を移すとそこにあったのは、若手作家の作品群でした。
これこそわたしたちの見たかったものでもあったのです。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの青木良太氏の作品もありました。
彼は頭にはターバン、服はコム・デ・ギャルソンという出で立ちで有名です。
釉薬への厳密な研究、型に粘土を流し込む独特のやり方、繊細で優美、軽みのある味わいは多くの人をひきつけるだけの理由はありそうです。
青木氏だけでなく、そこには新鮮なやきものがたくさんありました。

オーナーも若手作家のことを絶賛しています。
特に30代前半の年齢の作家には今までにない感覚を感じると言います。
それは私たちも感じました。
形のセンスも良く、斬新な色づかいやデザイン、なによりおしゃれで楽しい感じがします。
お値段もリーズナブルといわざるをえません。
ルーシー・リーの影響を受けている人が多いとオーナーも言うように、微妙な流れるような線や軽やかな感触を持つものが多かったです。
この年代は就職難だったこともあるのでしょうか。ハングリーで独創的な方が多いような気がします。
その下の年代になると陶芸家を目指すひとは少なくなるそうで、それは食べてゆけないからに違いないのです。
それでもやっていこうとする作家たちに陰ながらエールを送りたいです。

そして悩みに悩んでそこで求めたものは高島大樹さんという方の多目的カップ。
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シンプルですが、形がとても良く、片手で持ち、もう片手で添えるときの姿がよく見える器です。
本当はとても欲しかったコーヒーカップがあったのですが、買えませんでした〜。
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by sakillus | 2009-10-17 00:04 | Trackback | Comments(15)
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Commented by Noir-Z at 2009-10-17 09:33
sakiさん、おはようございます。
都内でも時折、こういった企画展が催されます。
僕が以前、冬に「Mrs.Herbert Stevens」を一輪挿してにしていた
片口のような器もそうでしたね...。面白いもので或る日ぽつんと出逢います。
今回のクラフトフェアは2枚目の写真で既にぐっと惹き込まれたのですが(笑)
ルーシー・リーはとても素敵な作品を数多く残していらっしゃいますね。
僕も大好きなのですが、たまに出逢えても庶民の僕等には手が出ません(笑)
ですから数々の書籍で我慢しております。
僕にとってこういった器の類いは実際に使ってみたい衝動に駆られるか否か...
が、とても大きな要因になってきます。古道具なんかもそうですけれど。
物づくりをされていらっしゃる若手の方々の苦労はよく耳にします。
経済的なものもあるでしょうし、葛藤の中、真摯に作品に向かう姿を思うと
胸が熱くなりますね。僕などからすれば非常に憧れるものがあります。

G d D
Commented by Noir-Z at 2009-10-17 09:34
sakiさん、とても素敵なカップをお求めになりましたね。
色といいラインといい...僕は好きです。
いいですね...。もちろんソーサーはないのでしょう?
ギャルソンは香水も素敵な香りのものが多くて普段愛用しています。
川久保伶さんは素敵な方ですね。一時期ハマりました。20代の頃。
青木良太氏...作品を手にとってみたい気がします。

G d D
Commented by ぴぴん at 2009-10-17 16:00 x
ヴェロニカさんの器と、どんな器なら同じ家の中で共存するかなと思いました。
うちには彼女のとは共存しない器がたくさんあります。^_^;)

青木氏のいでたちを検索で見て来ました。
黒いターバンでした。わたしもかぶりたい...

いまわたしの手帳には、試香紙に吹いた COMME des GARCONS 3 が入っています。
Commented by sakillus at 2009-10-17 19:22
G d Dさん、こちらもどうもどうもです。

最初は他は寄るつもりはなかったのですが、昼までに見終えてしまったので、何となく物足りないような気がして・・・まわってしまいました。
クラフトフェアはここもそこそこはたのしめましたけれど、レベルとしては松本が高いようです。
選考がかなり狭き門みたいで。
今回の土間さんでの出会いは面白かったです。
世の中がバブリーだった時代には大きなものや見る対象のもの、コレクターの蒐集品となるようなものがよく売れたようですが、今では生活雑器に移ってきているようで、それはすごくまっとうなことだとおもいます。やきものってつかってなんぼのものですものね。
日々使う器によって癒されたり刺激をもらうことが多く、わたしにとってはなくてはならないものです。

ルーシー・リーは作品も素晴らしいですが、ご本人もいつも白い服を着ていらっしゃって、とてもかわいらしいおばぁちゃまというところがまた、うつわに花を添えていますわねぇ。
でもやっぱり素晴らしい。
ものづくりされている方々の苦労・・・ほんと、ほとんどの場合、労に対する値はついていませんからね。

Commented by sakillus at 2009-10-17 23:24
G d Dさん続きです。

カップのことおほめいただきどうもありがとうございます。
G d Dさんはとても素敵な器をたくさんお持ちと想像しています。^^。
このカップは口径が12㎝ほどですが、スープやカフェオレ、チャイなどいろいろ使えそうです。
この方は40歳前後と思いますが、うまいなぁ、計算されているなぁと感心しました。
ソーサーは・・・あったんです! 別売りで、カップと同じ値段だったんですよ〜。
うちにあるもので代用できないかしらとふんだのですが、やはり今イチ・・・まぁ、なくてもいいさ。。

川久保伶さんにそうでしたか! センセーショナルでしたね。当時ギャルソンは黒と白で颯爽としていてかっこよかった。いまでも第一線で活躍されているのですね。すごいことです。

青木良太氏の器、その日、ミルクピッチャーがあったのですが、それがとてもよかった!
本来の目的よりもまさに!バラのためでしたね!
近々展示会があります。西麻布の「桃居」にて。ぜひチェックしてみてください。わたしも行かれればとは思っているのですが。
Commented by sakillus at 2009-10-17 23:32
ぴぴんさん、ヴェロニカさんの器とですか? どうなんでしょうね?
うちではかまわずなんでも使っちゃいますけど。漆器なんかだと違和感なく使えますね。
たしかに合わないのはありますね。いかにも磁器なのはあまり合わないかもしれません。

青木氏のいでたち、検索してみましたか。ターバンって、ふふふ、ユニークですよね。
シーク教徒かフランソワーズ・モレシャンかってとこですよね。
あ、ぴぴんさんお似合いかも! 
二人ターバン巻いて並んで歩いているところを想像してしまったじゃないですか。

COMME des GARCONS 3?はて?なんだかわからなくて残念です。
Commented by ぴぴん at 2009-10-18 13:15 x
あああ... すみません!
自分のなじんでいるものはひとも知っているみたいな、横着をしてしまいました。ううう...
「COMME des GARCONS 3」は、ギャルソンのパフュームです。
GdDさんがギャルソンの香水を使っておられると読んで、反射的に書いてしまいました。

うちでヴェロニカさんの器と合わないのは、
版画家・山本容子さんの、薔薇と天使の絵が付いたカップです。
どっちも好きなんですが、分裂した自分を感じます。
Commented by sakillus at 2009-10-18 17:41
ぴぴんさん、どうぞ気になさらずに〜。

わたしは自分ではつけないので知らないんです。
お二人が好まれるブランドならわたしも好ましく思う可能性は大です。
いつか機会があれば・・・

違うタイプのものを好むのはよくあることです。
わたしもたとえば音楽では、一日のうちにボサノバ聴いて、ロック聴いて、クラシック聴いて、ジャズを聴く
というようなことは日常的にあります。
いろいろなジャンルのいろいろな人のいろいろな要素になにかひっかかるのでしょうね。
普通だとおもいます。
Commented by クミン at 2009-10-19 15:00 x
sakiさん、こんにちは^^。
>なかなかこれといったものには出会えず
と思われた事とともに、お嬢さんの論文も非常に気になります。
>青木良太氏の作品
を知らなかったので検索してみましたが、なかなかスゴイです!
この作家さんはどういう育ちをした方だろうと考えてしまいました。

陶芸家の方たちの苦労や苦悩もいろいろとあるのだろうな~。
またそれは『クラフト』フェアーに集まった色んなジャンルの作家さんたちにとってもそうだろうし、アートの方も・・・。
お江戸のギャラリーもどこも大変と聞いていますし、日本の若い作家さんたちはさぞかし不安だろうな~。
う~む(悩)。

また今日も出遅れクミンで、すいませんでした(笑)。
Commented by sakillus at 2009-10-19 21:29
クミンさん、こんばんは。^^。

そうですねぇ、クラフトフェアではやきものではレベル的にそうは高くなかったとおもいます。
それと、持ち手のつくカップはきめの粗い土では不向きですよね。あまり数もありませんでした。

娘の論文は、そもそも娘がヴェロニカさんのアシスタントをしたことに起因するのですが、
やっていたときなにをどうすればよいかがわからず、しかも軍資金もないですから、それは苦労しました。
この成果(あるといいな)もヴェロニカさんや、必要とする方がいれば、その方々のために少しでもお役にたてればとのおもいもあります。

青木良太氏、クミンさんもすごいとおもいますか。^^。
育ち方ですか・・・独立心の強い方ですよね。陶芸の学校に通っていたときは親の援助を受けていなかった感じですね。それで赤貧。でもものすごい集中力でもろともしなかったように感じられます。(たぶん)。

Commented by sakillus at 2009-10-19 21:30
クミンさん、続きです。

手工芸にかかわる方たちはよほどの成功者は除いて程度の差こそあれ、みなさん楽じゃないですよね。
「土間」のオーナーさんも言っていましたが、去年のリーマンショック以後いっそう買い手が渋くなったようですね。
もの作りの方々もたいへんでしょうが、若い人たちの間でも関心ないわけではないと思うので、必ず盛り返しの気運が高まることを信じたいです。
日本のやきもののレベル、手仕事のレベルはとても高いので続いていってほしいものです。
Commented by クミン at 2009-10-19 22:37 x
sakiさん、こんばんは^^。

>育ち方
の件なんですが
地元に古美術のコレクションで有名な私設の美術館があるのですが、そちらの自宅にあげていただいた時
『ここんちの人には絶対にかなわない!』って思ったんですよ。
子どもの頃から生活の中にホンモノの美術品が並んでいるのですから・・・
それで青木氏もそういう『本物を見て育った方』なのではと思ったわけです。
でもそうでないとすれば、すごい審美眼を生まれ持った方なのかな?
機会があったら、実物を見てみたいです。

>必ず盛り返しの気運が高まることを信じたいです
そうですね。
私も信じます!
Commented by sakillus at 2009-10-20 00:10
クミンさん、こんばんは。^^。

あ、そっちの意味ででしたか! 若い頃の知りあいでも、家柄がいいといいましょうか、歴史のある家に
生まれた人がいて、やはりものを知っていると感じさせるヤツがいました。
青木さんの場合はどうなのかなぁ?
家はわかりませんが、本人のセンスがなにしろ良いですよね。陶芸に入る前に洋服つくったり、アクセサリーつくっていたりしてましたね。センスが良くて器用でなにをやっても並以上のものができちゃう。
それに精神的なタフさとか人間としてのユニークさとか。
むしろ、家庭環境は普通っぽい感じがするんですけれど・・・
ちなみにコム・デ・ギャルソンの川久保玲は実家は「普通」と言っていましたね。
わたしは本人のターバン姿を見てみたいです。^^。
Commented by 長女のダンナ at 2009-11-12 01:18 x
小淵沢はとても良いところですよね。
私も、家族で何度か「リゾナーレ」に遊びに行きました。

土間さんにも行ったような記憶もあるのですが・・・・
さだかではありません。

故福森雅武となっておりますが
まだ、存命でございますので・・・・・
Commented by sakillus at 2009-11-12 09:30
長女のダンナさん、はじめまして!
すみません、まったく誰でしょう・・・わたしにそんな情報を流したのは。。。(大汗)
失礼いたしました!!さっそく訂正しますので!
のちほど貴HPもじっくり見てみますので!
福森雅武さんのは土鍋をひとつ持っていました。本も。

土間さんには以前もよく置いてありましたね。

小淵沢はきれいなところですね。
「リゾナーレ」、そうですか! わたしも何かの目的で足を運んだことはありましたが・・・
その程度です。

重ね重ね、失礼をお詫び申し上げます!
コメントどうもありがとうございました。
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