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孫崎氏の提案 その1 歴史をふりかえってみる
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   いち早くニゲルが咲き始めました。

 
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植物との関わりも大事ではあるけれど、日本だけでなく地球全体に汚染をばらまいている事故、その事故の収束ははるか先であり、今でもこれからも多くの人々が生活に窮し、そんな折りにTPPという「不自由」貿易を締結しようなどという動きがあり、日本人の生活基盤が根本から揺さぶられている以上、気分的に植物だけに向かうことはできません。


わたしはこれまでも原発には反対でしたし(でも何もやってこれなかった)、政府には疑問符をつけていたけれど、これほどひどいとは思っていませんでした。それは新聞、テレビなど大手マスコミも同じです。

これからはますます本当に必要な情報を自ら手に入れ、客観的に判断しなくてはなりません。

  
孫崎享氏は、外交官を経て防衛大の教授もなさってきた方ですが、アメリカに隷属しているようなこの日本がどのように外交していけばよいかの重要な提案をしています。

そして、氏がTwitter上でも盛んに情報を流しているように、岸信介という人物について、
また、60年安保闘争とはある意味どういうものだったかをとらえ直していて、
それはとても興味深かったです。

岸信介といえば、おもいっきりタカ派、戦前復古主義者、親アメリカというイメージがあったのですが、実は戦後、アメリカに駐留している米軍を撤退するよう働きかけていたという驚くべき事実があったといいます。

A級戦犯だった岸は1946年すでに東西の冷戦を予見していたと言います。
(一般的には冷戦は1950年の朝鮮戦争から始まったと言われる)
つまり、「冷戦が始まるのならばアメリカは自分を使うだろう。」と。

そしてアメリカは岸を使いました。しかし、岸はなかなか老獪な人物でアメリカの思うようには動かなかったのです。


まだ記憶に新しい「アラブの春」は民衆によって起こされた巨大反政府デモですが、
この裏でアメリカがTwitterの利用のしかたやデモのやり方などを教えていた
ということを氏は指摘しています。

アメリカにとって都合の悪い人物や組織を潰したい時に何を利用するか?
その手段のひとつとして、民衆の力を利用する
というのがあるのだそうです。

ということを例に、氏はこう仮説をたてるのです。

「もしかしたら、60年安保闘争というのは岸を倒すために利用されたのではないか。」と。もちろんひとりひとりの学生は純粋な怒りからの行動であったとしても。

事実この安保闘争によって岸内閣は崩壊しました。そしてその後首相になったのは池田勇人でした。
池田勇人は吉田茂と路線を同じくする対米従属派だったのです。
アメリカにとっては岸よりも吉田、池田は遥かに扱いやすかった。
吉田茂曰く「日本は戦争で負けたのだから、まな板の上の鯉であって、アメリカに従うしかないのだ。」


で、何を言いたいかというと、これまであたりまえと言われていることでも疑ってかかることが必要で、まさかあの岸がアメリカに対し軍の撤退を要求していたということはないだろうと思っていたことでも、実際は公文書にこの事実は残されていることで真実だということ。

それと、戦中戦後アメリカに追従しなかった日本の政治家はいて、芦田均首相、(軍の駐留は有事に限ってほしいと要請した)
重光葵外務大臣などがいた
と指摘しています。
戦後アメリカは日本に日本語の使用をやめ、英語にせよと要求してきたことを重光が阻止したのです。本当に助かりました。

残念ながらアメリカにたてついた政治家はことごとく失脚させられます。

近年、鳩山由紀夫元首相が沖縄辺野古基地移転について県外を求めたことに対し、アメリカはもちろんマスコミも含めいっせいに非難し、失脚させられたことも同根なのですが、だからといって現野田首相のように恐ろしいまでにアメリカ追従、隷属は全く恥ずべきことです。
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by sakillus | 2012-01-12 22:55 | 世界、社会 | Trackback | Comments(2)
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Commented at 2012-01-13 08:39
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakillus at 2012-01-13 23:37
鍵コメさん、いろいろなことが、特に戦後は隠されてきていて、
それがどんどん加速していっているような気がします。
救いなのは、今ではネットで情報を選びながらも得られるので、ある意味今は変わるチャンスなのだと思います。

たくさんの原発を誘致された地元の人々が「安全だ、世のためだ。」みたいなことを言われてお金ももらい箱ものを建てられて安穏としていたことも事実としてあるでしょう。
工事でさえどれだけ手抜きであったかという報告もありますからね・・・
わたし自身は20代の頃から周りに反原発運動をしている人がそこそこいたので、それがどんなに危なく、エネルギーを無駄にしているかはわかっていたのです。

ロスは昔から今でも治安は悪いでしょう?
アメリカの人々は近年は本当に厳しい状況に追い込まれていると思います。多数の人々が貧困に追い込まれて、だから大衆のオキュパイ運動も起こりましたね。

>どんより雲に覆われた日本
というのは比喩的な意味ではなくて本当にそうだったのですね。
比喩的な意味でもまさにそうですね。
でも、私たちは少なからず雲を払えるのではないでしょうか?


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