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36%
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福島原発事故から1年後、福島県から甲状腺の検査を受けさせられた38000人を超える子供たちのうち、36%の子供の甲状腺に、異常増殖、嚢胞(のうほう)もしくは結節(シコリ)があることが分かりました。

このデータは今年の3月末には出ていたようですが、日本のテレビ・新聞は一切報道することがありませんでした。
つい最近になって報道されるようになったようですが、この驚愕的な内容に対しての追求はあまりにも少ないと感じます。
チェルノブイリの時でさえこれだけ大勢の子供に症状が出ることはなかったのです。わたしはこの恐ろしい事実をどう受け止めてよいのやらまったくわかりません。

福島の事故で陸地に放出されたセシウムの量は、広島原爆の170発分だということですが、京都大学小出助教は、それはあまりにも過小評価した量で本当は400〜500発分ではないかと推定しています。

今の時点で36%の子どもに甲状腺の以上が見つかったということはきわめて異例で、オーストラリアの小児科医のヘレン・カルディコット医師は
「1年以内に、これほどの異常が見られるのは、普通では考えられない。したがって、一度に高い量の放射線を受けたと考えるほかはない。」としています。

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特にB判定とされた「5.1ミリ以上の結節や20.1ミリ以上の嚢胞が認められた子供は186人。これは全体の0.5%。」
これらの子どもたちにはすぐにでも血液検査が必要、中でも特に甲状腺結節が大きい子供は細胞診も検討しなければいけないはずなのに、県のリスクアドバイザーでもあり、日本甲状腺学会の理事長である山下俊一氏は県の医師たちに血液検査も細胞診もさせないようにしているとのことですし、甲状腺学会のメンバー医師たちに甲状腺追加検査をしないようメールも送ったのです。

送る方も送る方なら受け取る方も受け取る方です。どうやらこの通達は威力を発揮しているようです。
どうしてそのようなことができるのですか?医師とは人の命を救うための仕事ではないのですか?
なぜそのような通達が威力を発揮するのか、医師としての仕事を全うすることとどちらが大切なのか普通に考えるならば答えは自明のはず。

そして、山下俊一はぬけぬけとこう言うのです。
「小さながんも見つかるだろうが、甲状腺がんは通常でも一定の頻度で発症する。結論の方向性が 出るのは10年以上後になる。県民と我々が対立関係になってはいけない。日本という国が崩壊しないよう導きたい。チェルノブイリ事故後、ウクライナでは健 康影響を巡る訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ。」

はぁ?これは福島のこどもたちを捨てているということですよね!?
気味の悪いことに、山下俊一は治療などはする気がなく調査をしたいだけなのです。

昨年の震災や原発事故にも打ちのめされましたが、その後の東電、政府、官僚、マスコミ、財界すべてに心底嫌気がさしました。ここのところわたしのブログは時事、政治ネタが増えています。
植物や庭に対する想いは以前と変わりませんが、以前と同じようには書けません。いろいろなことがありすぎて何から書いてよいのやらわかりません。それでも毎日それなりに多くの方が見てくださっていることに感謝しています。

政治のことや思想、信条にかかわることには拒否反応を示す方もいらっしゃると思います。コメントもしにくいでしょう。が、今は恐ろしいほどに国会に重要法案が投げ出され、いろいろなことが一気に最低な方向に向かわされようとしています。尖閣諸島、竹島など領土問題で煽られている隙に大事なことが隠されかねません。

領土問題がなぜ今あのような行動を伴って表れているのでしょうか?このタイミングでというと、これは策略かと疑ってしまうのです。

今国会の会期中に通ってしまいかねない原発規制委員会人事の採決、そしてインターネットの言論が封殺しかねないACTA、そして今後どうなるかわからないTPP、増税など国民の幸せとこれほど乖離している政権はありません。すべては別々の事柄ではなく同じ方向へと持っていかれる危険があります。(第3次アーミテージ報告←日本にあぁしろこうしろとこれまで以上につきつけているという情報あり。たとえば憲法9条を撤廃しろとか。)

 ☆ACTA問題に詳しい齋藤やすのり議員へのインタビュー

韓国の李明博大統領のブレーンにはなんとあの竹中平蔵がいるということを知りました.
。大阪維新の会、橋下徹のブレーンにもなっています。(大前健一もそうですね)これでおわかりのように李明博大統領のバックにはアメリカ、そしてグローバリストがついているのです。そして、支持率低迷の困ったときの反日頼み。
石原慎太郎さんは尖閣諸島を購入するとか上陸するとか言う前に自分の所轄区域である「横田を返せ。」と言うべきでしょう。尖閣諸島の実質実行支配は日本なので棚上げすることが日本にとっての一番の得策と軍事評論家の田岡さんや今や日本の正論、孫崎享氏は言っております。

わたしは、「経済効率の悪い業種はなくなってもいいじゃん。」とした小泉・竹中政権が大嫌いでした。そうやって日本から大切な手仕事が奪われていくのです!
そして、教育の場に経済効率を持ち込む橋下徹のやり方を愚かだと思っています。
 
内田樹「利益誘導教育の蹉跌」(2012.5.11)

そして、野田佳彦という人間、わたしには腹話術師のあやつる人形にしか見えません。



最後に小出助教、渾身の講演
  「第八回竜一忌 『暗闇の思想』から学ぶ」



松下竜一さん、懐かしいです。
by sakillus | 2012-08-27 23:46 | | Comments(3)
Commented at 2012-08-29 09:15
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakillus at 2012-08-29 21:07
あ、鍵コメさんですね!思わず名前を書くところでした。^^;
どうもこんばんは〜!

いやいや〜、いろいろなことが次々起こるので頭がぐるぐる回っちゃって、少しがんばって書いてはみたのですが、話があっちこっち飛んじゃってますね〜。でも、筆力もないし今の自分の混乱ぶりもわかっていいかなぁとか、仕方ないかなぁと思っています。

本当に悪がはびこれるしくみがあるんですね。そういうのをバックアップできる組織があまりにも大きくて、自分が新宿西口高層ビルの下を歩くちっぽけな人間のように思えます。

小出先生のような人格者は原発の世界では重鎮にはなれないかもしれませんが、わたしたちにとっての勇気の出所にはなってくれていますね。
日本の良心です。

Commented by sakillus at 2012-08-29 21:08
鍵コメさん、つづきです。

シナリオ、そうですね、明治の開国から戦後・・・今、孫崎享さんの話題の新刊「戦後史の正体」を読んでいますが、日本は戦後から今に至るまでずっと米の占領下にあるということがよくわかります。

本当に、不気味な流れがわたしもとても恐ろしいです。
このことにどれだけの人が気づいているのでしょうか?
何しろ次の選挙で第一党がどこになってしまうのかということを考えると頭がいたくなってしまいます。

うん、国民の幸福度を第一に考えるというブータンは穏やかそうでいいですね。チベットも魅力的だけれど、中国政府からの弾圧があるからねぇ・・・わたしは右翼的な意味ではなくて、純正(笑)愛国者なのでここでがんばります!

>「お金」を「持たされた」ことも
わかります、その感じ。だからそれを手放さないよう目の前の人参を追いかけ広く視野が開けないという事態になっているのかも。

あはは、マスコミにも本当に困ったものですね〜。
周囲の動きを見て全く載せないのもまずいかと?
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