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祭りのあと
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   レディ・メリー・フィッツウィリアム

我が地区のお祭りは盛大で毎年9月1日、2日にやると決まっている。

この地区60数世帯を5組に分け、1年間の行事の世話をする「世話役」というのが
決められている。
1年間の行事はなかなか多く、その中でもこのお祭りにかける人々の力の入れようはすごいものがある。

今年わたしはその「世話役」の年なのでその準備から始まりあとかたずけにいたるまで
5日間を費やさなければならず、正直辛いものがある。

しかしながら、この地域の人々のつながりの深さや意気込み、みなが楽しみにしていることなどを
思うと、我慢、我慢、我慢、我慢とおもう。
地域の人々がそうやって協力してもり立てる姿や、祭りを誇りに思うことはいいものだと思うわけだし。

1日の神輿は夕方5時にはじまり10時までかけて、飲み食いしながら練り歩く。
終わってまた飲み食い・・・
2日のカラオケが去年からなくなり少しほっとしている。

行事をもっとコンパクトにしたいと思う者は新参者のわたしはもちろん、地域の人でもそう思う人は少なからずいると思う。が、なかなかそう簡単にはいかないものである。

夕べはかたずけのあとの慰労会があった。
稼がねばならない私は欠席しようかどうしようかと寸前まで迷っていたが、あともう少しなのでがんばろうと思った。

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   ママン・コシェ

慰労会、宴もたけなわの頃、どういうわけか隣りに座っていた人が、
「原発はもう大丈夫なのでしょう?。」というので、そこからわたしのスイッチがはいった。笑。

「いえいえ、とんでもありませんよ。全く収束などしていませんし、とりわけ4号基は危険な状態で燃料棒を取り出し始めるのが早くても来年の12月云々。」

ちょうど今年うちの隣家に引っ越してきた人が「ちゃんとした情報」を知っていた人で
その隣家氏もいっしょに、どれだけ福島がたいへんなのをとつとつと説明した。
話はTPPや日米安保にも及んだ。

インターネットで意識して情報を集めない方々は、テレビ、新聞などの情報を鵜呑みにしているのでほとんどなにもわかっていないのだった。

「でもアメリカは日本を守ってくれるでしょう?」と思っている。
「いえいえ、守ってくれませんよ。戦後どれだけ日本を喰いものにしてきたか、今話題の尖閣、竹島など係争地には有事になっても来ませんよ。云々。」

ソ連の防波堤として日本を利用してきたこと、中国や韓国とは諍いの種を残しておきたいことなども話した。

その情報の出所は何?と聞かれるので、
孫崎享の新刊「戦後史の正体」をあげた。

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外務省官僚であった著者が公文書などで念入りに裏を取った、「怖くて誰もかけなかった戦後史」である。日本がどれだけ戦後米に隷属されてきたかがわかる本であり、
ほとんど宣伝なしで発売後まもなく12万部という異例の売れ行きの本である。

著者の主眼は、戦後日本の政治家は対米自立路線をとった者と隷属路線をとった者と大きくわけられるが、今では考えられないような肝の座った対米自立路線の政治家がいたということである。

とりわけわたしが感謝してもしきれないほどありがたく思うことは、
1945年9月2日の降伏文書に署名した直後、厳しい現実を思い知ることとなる、その

  「日本を米軍の軍事管理のもとにおき、公用語を英語とする」
  「米軍に対する違反は軍事裁判で処分する」
  「通貨を米軍の軍票とする」


布告案に対し決死の覚悟でひっこめさっせた重光葵(しげみつまもる)の英断、実行力である。

と、話は横道にそれたが、とにかく2、3人のおじさんたちに
「原発はやめなきゃだめだねぇ。」と理解していただけたことと、
TPPや日米安保のことなども少しわかっていただけたことが、この祭りの中で一番愉快なことだった。


【ドラム隊】霞ヶ関・永田町周辺反原発デモ2012年8月31年NO NUKES



人類が初めてつくったと言われるドラムの音は根源的な力を呼び覚ます霊力を持っている。

私はドラム隊に感動する。聴いていると泣けてくる。
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by sakillus | 2012-09-04 06:21 | 世界、社会 | Trackback | Comments(7)
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Commented at 2012-09-04 21:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakillus at 2012-09-05 06:30
鍵コメさん、おはようございます!

そうたいへんですが、もしわかってくれるならその努力も報われるというもの。相手が全く理解できないような人だったらそのエネルギーは使いたくないんですけれどね。

なんだかとにかく今は「やらねばならない」想いにかられています。
それは自分が30年前から原発をエネルギー源にしてはいけないとおもっていたことや、今の世界的な「まずい」流れを食い止める方向へ向かわなければ本当に人類そのものの存亡が危ういと思っています。
時々、淘汰されてもいいかと思うこともあるけれど。

センサーのきかない人々もいますが、ネットなどで情報を得ていない人々はマスコミ報道との落差が大きいからいかに柔らかく言うこともかんがえなければいけませんねぇ。


ドラム隊、ほんと?踊っちゃいましたか!
自然に体が動きますもんね。
いいですよね〜。
「首相には我々の声が聞こえていないようだからもっと大きな音を出そうと思った。」というようなことを主催者が言っていましたが、こういう発想も好きだなぁ。
Commented by sakae at 2012-09-05 15:34 x
地元となじむのは大切ですね。
僕もこの春お祭りのお手伝いしました。
でも何だかまだ外モンです
こちらに引っ越して18年町内会に積極的に参加して13年ここで生まれた人たちに比べれば外モンなんでしょうね。

宴に呼ばれるだけうらやましいですよ。
Commented by sakillus at 2012-09-06 00:41
sakaeさん、わたしも地元とはそうおもいます。
あまり無理をせず、あ、今回は無理もしましたがっ。
そちらは祭り、春なんですね。

こちらのような地元民の関係が蜜なところでは、ここに本当に受け入れてもらえるようには3代ぐらいかかるとおもいます。

え?宴に呼ばれないの?
こちらでは全員参加が基本ですよ。
Commented by rosedeco at 2012-09-06 04:31
こんばんは。
私は地域の一大イベントを寝坊してすっぽかしてしまいました!><(一昨日)
田舎の行事の大変さ。。解ります。。おつかれさまでした!

おじさんに語るサキさん♪
伝える事は本当に大事なことですね。
・・おじさんが洗脳完了した人じゃなくて良かったです。
ウチの身内って頭の良い大学出ばかりなんですがあの人達、凄く怖いです。
「仕方ない」
って云うんです。
洗脳された人たち。。意思のない人たち。。という感じです。
日本の教育とはそういう物なのかもしれませんね。
私は日本がこういうことになって初めて、
自分の中に人を助けたいという気持ちが山ほどある事に気づき、
凄く驚いています。
沈む日本を今まで通り楽しく生きている鈍い人が少し羨ましいです。
・・・淘汰されてしまえばいいとも思います。
でも、子供は救いたい。
強く生きて行きましょうね!

歩夢
Commented by sakillus at 2012-09-06 18:56
歩夢さん、こんばんは。

わはは、すっぽかしましたか!
わたしも話し合いの時すっかり忘れたことがあります。
そしたら電話がかかってきて呼び出されました〜。
お気遣いありがとうございます。
今は一仕事おわりほっとしています。

経済優先で「仕方ない」と思う人も多いですね〜。特に男性。
今の立場を守るがため思考停止でその人自身も蝕まれてゆく・・・
わたし、そういう人々が蝕まれてゆくのは自業自得でいいんじゃないのと思うのですが、その悪影響で蝕まれてゆく地球とかもの言えぬ動物とか子どもや弱者の存在があるから許せんのです。

日本の教育、うん、一部のものすごい有能な人とあとはおとなしく言うことを聞く多数がいればいいのだと。愚民教育という言い方もありますね。

つづく

Commented by sakillus at 2012-09-06 18:57
歩夢さん、つづきです。

歩夢さんの隠された本能、といっていいのか、その助けたいという気持ち、それが歩夢さんの役割のひとつなんですね。
それは誰でもできることではないですから(Rさんからちょっと聞きました)うまくいくといいなぁと願っていますし、きっとうまくいくと思います。だって千里眼と強い心を持っているんですもの。それと良い背後霊?笑。

そう、今まで通り変わらず自分の欲のままに生きていける人が不思議です。
皮肉では鈍いのがうらやましいといえるけれど、やっぱり気づくひとでありたいですね。
ほんと、強く生きていきましょう!
わたしは3、11以後少し強くなったかもしれません。そして、もちろん歩夢さんに励まされていますよ。
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