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禁原発のススメ
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ジュウニヒトエ、シロシキブ(ただいまマイブーム)、シダ、オトギリソウ
白い花や実が新鮮♪


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禁原発という言葉は衆議院議員平智之さんが作った言葉です。


平智之さんは2009年に衆議院議員に初当選しました。(京都1区)
民主党に所属していましたが、今年6月に離党し、今は「平安党」という党をたちあげています。
我が国ではでは5人以上国会議員を有していないと政党としては認められないため、
現在は「減税日本」と一緒に会派を組み「減税日本・平安」としています。

禁原発とはなにか?脱原発とどう違うのかというと、脱原発が期間はどうであれ段階的に廃炉にしてゆくのに対し、禁原発は即時廃炉なのです。

平さんは京大工学部で高温の金属やセラミックの強度を学んでいました。
当時世にはあまり出ることはありませんでしたが、熱工学、流体力学的に原発は危ないと発言している学者はたくさんいたそうで、平さんはそれら先生方から薫陶を受け最初から反原発だったと言います。

平さんは原発が技術的にも不可能だとしていて、なぜ無理なのかというと、
「核燃料は放っておくと2700度まで上がるが、それを閉じ込めている鉄は1000度で溶融するから」
と、とてもあたりまえの説得力のある説明をしています。
燃料が高温にならないよう水冷しているわけですが、この方法がいかに脆弱なものであるかはすでに周知のものでしょう。

それとなるほどと思ったのは、
「原発が絶対にうまくいかない理由として、近代工学は車にしろ飛行機にしろ鉄道にしろ、幾多の失敗を経てここまで成功してきた。が、今この地球上にある原発400基という数は工学的には黎明以前である。
何千、何万なら可能かもしれないが、Try&Errorがあまりにも足りない。足りないのだがそう多く建てられないし、失敗するわけにはいかない代物である。軽水炉はもちろん、高速増殖炉においてはなおさらのこと。だから永遠に不可能」

というものです。

それから平さんは、即時廃炉にする時の廃炉資金や、代替エネルギーをどうするのか、原発にたずさわっている人々への保証をどうするのかも検討していて、
廃炉や保証にかかる費用は2兆円あれば充分足りる。その費用も実は電力会社が我々から前もって徴収しているそうなのです。その額は5兆円ありまったくもって充分なのだそうです。

そして、それに替わるエネルギーは地熱発電(高温岩帯発電)が有効としています。
地下1000mまで掘ると有害な気体も出ず、1基作るの費用も数億円と計算しています。
それは日本中どこでも可能なのです。
当面は火力、水力を使うとしても、太陽、風力というスマートグリッドができるまでは不安定な自然エネルギーと地熱を併用する、この日本にある地学的有利な技術でもってまかなえる、地熱の技術はすでに確立されていると言っています。

古代エジプト(だったかな?)の王は死後棺にメデューサを入れることがあるといいます。
メデューサはコントロールできない強者であり魔物です。
原発はまさにメデューサ、魔物であり、それを一部の人間たちは手中にし味方にしたいと画策しています。
しかしそれは不可能なことなのであり、やってはいけないことなのです。

たとえばこの人たち
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臆面もなく・・・・・最低




わたしは、3、11以前ならばどの党を応援するとか誰を応援するというようなことは積極的に言いませんでしたし、それほど強く思う党もなく、人材もいませんでした。
しかし今は落とすべき人は落としたい、当選させたい人は当選させたいと思い、今後も発言することがあるかもしれません。

悪というのは残念ながらはびこるもので、政治は私たちの生活に密着するもの、ものいえぬ地球のことを鑑みるうえでも今はなりふりかまわず行動したり発言することが必要な時と考えています。

この平智之議員は知性と品性を珍しく兼ね備えた方で、わたしとしては初めて惚れ込んだ議員でした。
議員経験こそ多くはないもののその志の深さと行動力、洞察力は稀に見るものです。

官僚と対峙するとき、恐ろしいまでの圧力を感じるといいます。そこで多くの議員は揺らいだりぶれたり志をすっかりなくしてしまうのでしょう。
議員とてもひとりの人間、支えなしにはやってゆけません。
今は国民がこれぞという議員に後押しをするときでしょう。

2012/09/09 安冨歩×平智之対談『魂の関が原・禁原発のススメ』
        ☆期間をすぎるとIWJ会員限定記事になってしまいますので、
        興味ある方はお早めにご覧ください。かなり長いです。
        対談している安冨歩先生も型破りな東大の先生でおもしろい。

毎日JP 「禁」原発:「電力は足りた。即時廃炉を」−−平智之衆院議員インタビュー

ほかにIWJ会員限定になってしまいましたが、会員の方でしたらアーカイブ6/20日のインタビューもおすすめです。
by sakillus | 2012-09-25 21:23 | 世界、社会 | Comments(4)
Commented by sakae at 2012-09-26 12:36 x
おじゃまします。
国が国民を向いてるか取引国に向いてるかるんごくに向いてるか?
どれが正しいとか間違っているとは僕はいわないけれど国が滅びるときはきっとこういう状況なんでしょうね。

地震も日本の断末魔だったのかもね。
Commented by sakillus at 2012-09-26 22:11
sakaeさん、こんばんは。

国民、取引国、貿易取引国第一位は中国になったけれど、sakaeさんの言わんとするところはアメリカ?、隣国。
どこもむかなければならないとは思いますが、まずは国民でしょうね。

隣国との諍いをあおったばかな都知事、本当に困ったものです。親子して。

でも滅ぼさせたくないです。できることをやるのみ。
Commented by y-sewn at 2012-09-27 17:55
こんばんは。私もおじゃまします。
親子して困り者は政治家だと迷惑過ぎますね。
私が政治の事をこんなに考える時が来るなんて 世も末です。
民主党も、自民党の総裁選もバッカみたいです。
総理を辞めたら政治から退いて欲しい。
いつまでもしがみついて<恥>を感じる器官が消滅してるんでしょう。

私は何が出来るかわかりませんが、大間を止めなければと
思っています。
Commented by sakillus at 2012-09-28 00:14
クリスさんですよね? 歩夢さんのところで拝見しています。
コメントどうもありがとうございます!

そうそう、あの親子、政治家ということで偉そうですが、中身は性格の悪い好戦的な父親と出来の悪い息子。
町内会にいたらまず嫌われるタイプですね。

民主党も、自民党も上のほうにいる人たちは権力と金と保身に身をやつしているあわれな連中です。
これまでもそうだったのでしょうが、去年からの一連の動きは許容範囲をはるかに越えてしまっています。
本当です。<恥>知らずですね。
それは彼らだけでなく、官僚とか経済界のトップとかも。

大間ですね。クリスさんは北のほうにお住まいなのでしょうか。
本当ですね!
これから建設続行となれば2030年代を越えてしまいます。
六ヶ所村とも近いので心配です。
上関が事実上中止になったように中止になるといいですね!
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