先日娘たちが移住先でお世話になっている自主保育「おむすび」というところに行ってきました。
家を保育の場所にしています。 ここを運営されているひろみさんご夫婦は就学前のお子さん3人を持つ親御さんですが、 保育の大切さを痛感され、しかし、それを満足させる施設がなかったために、「さくら・さくらんぼ保育園」という斎藤公子さんの提唱で運営されていたその保育方法を学び、この春から少人数態勢で自主保育を作られました。 斎藤公子さんはもう故人なのですが、その方が実践しておられ、その志をひきついだ「さくら・さくらんぼ保育園」は全国に数カ所あるようです。 斎藤公子の保育観はたとえばこちら 私自身は斎藤公子さんの保育についてはほとんど知らないのですが、上を読んでみると、「非定形発達や何らかの困難を抱えて生まれてきた子どもたちの保育に尽力し」、障がいを軽くできたというのはすばらしいなぁと思います。 「おむすび」の保育目標は、「野外で自然に触れながら思いっきり遊ぶこと、安全な食事、労働、リズムと身体、子ども達の育つ環境を大切にしています。」ということで、実際子どもたちに接してみるととてもたくましく素直なんです。 ここは広い駐車場だったところを改造して。 庭には砂場がありどろんこになって遊ぶ。 ちょうどこの日は育児休暇中のご主人や保育にきているお母さんたちが手伝って砂をりビニールを張り簡易プールを作っていた。 ..................................... それでわたしが出向いたわけは、お母さんたちと子どもズボンを作ることでした。 そこに至った理由を話すと長くなります、また急な展開でしたが、ここの自主保育では お母さんたちも保育に参加することになっていて、手縫いでの服づくりのことを娘の口から伝えたところ、興味を持たれた方がおりまして、わたしもなにしろ手仕事を残したいことと、日常的に着られる服を作りたい願望が増してきたことがリンクしてこのような事になりました。 今では学校教育でも手縫いを教えることはほとんどないと思います。でも、おかしいですよね? つい何十年前ではほとんどの女性は縫えたわけです。 それがいまでは服づくりというとほとんどがミシン。 ミシンの良さももちろんあります。 ただ、手縫いを覚えておくことは何かの時にきっと役に立つと思うのです。 手縫いの良さはいろいろありますが今は割愛します。 手縫いの基本的なことを知ればうまく縫うことや少し練習すればスピードを上げることも難しくはありません。 実際はじめて指ぬきを使う縫い方を教えてずいぶんうまく縫える方もおりました。 まぁ限られた時間と場所ですので完成には至りませんでしたが、みなさん積極的に縫われて こちらも刺激を受けました。 「おむすび」ではとにかく活動的で汚れてもかまわないものが求められるので、 はじめてのこともありとてもシンプルな形にしました。 本来ですと裾やウエストの見返しの始末は「くけ縫い」になるのですが、 それを教えている時間はなかったのと、たぶん教えても最初からは時間がかかるので、 こういう簡単な方法でいいということにしました。 運営社のひろみさんはすばらしい方でしたし、お母さんたちもみなさん気持ちのよい人たちで わたしもとても楽しく過ごせました。 子どもたちには薄着を奨励している。 この日は特別に皆さん手作りのものを持ち寄って、たいへん美味しい料理をいただきました。 そうそう、前にわたしが急いで縫っていたのは皆さんに見せるためだったのですね。
by sakillus
| 2014-06-22 01:14
| 手縫い
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Comments(4)
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sai
at 2014-06-25 22:06
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その節はありがとう!
おむすびのみんなもちゃくちゃくとズボンが仕上がり、みんなはきはじめています。 作るのも面白かった!ようで、もう一回作りたいので型紙を貸してと二人から言われました。みくりのズボンも素敵に出来たし。良かったです(^^)
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sakillus at 2014-06-26 09:11
saiちゃん、おはよう!
どういたしまして。こちらこそ貴重な機会を得ました。ありがとう。 彼女たちうまいのでもっともっとつくるといいね。子供服は小さくて簡単なので。 また素敵な子供服の本見つけちゃったよ〜♪ 今、自分の服もつくっているところ。 またできるといいね!
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hako
at 2014-06-26 10:03
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sakiさん、おはようございます。
今発見! 画像に写っている大川友美さんの本、私もよく参考にします。 図書館で借りてきて、型紙と作り方のページだけコピーしてますが(笑) 手縫いでお洋服・・・。 作れるようになりたいです。 確かに小学校で習ったのに、運針すらできない(涙) 浴衣すらミシンで縫おうかと思ったくらいですが ミシンで縫う勇気も出ず、かといって手縫いできる自信もなく 何年も反物のまま「いつかは自分で縫うぞ!」という気概だけで 何度も夏が過ぎ去っていきます。 浴衣はともかく、手縫いの練習って何から始めたらいいんでしょうか。。。
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sakillus at 2014-06-26 20:00
hakoさん、こんばんは。
あはは、見つけました!?大川友美さんの本。すみっこにそれもぼけて写っているのに、さすが! 手縫いいいですよ!なにしろ体ひとつなので手軽♪ つれないですし。優しいです。 カーテンなんかを縫うにはミシンは早いかもしれないけれど、こまごまとしたものは早さ的にもそんなには変わらないですよ。 きものはまず「裁ち」が難しいんです。 手縫いの練習はまず運針ですね.少しやってあとは実践で。 指ぬきをしている図など、撮れたらいいのですが・・・ 自分のは撮れないし、だいたい自分の手はいやだな。 実はまだ確実ではないんですが、今度7月にたぶんゆかたを教えるミッションが入りそうなんです。それも外人(汗) 写真できるだけ撮ります!撮ってブログにアップします。
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