瑞牆山は山梨県と埼玉県の県境に接していて、もう少し北上すれば長野県にもなるという位置にある。 奥秩父の金峰山とも近くで、この一帯の山は瑞牆山に限らず巨岩によってできている山が多いということがあとからもわかった。 上の山も瑞牆山の一部と思われる。主峰は2230mなのだが、こちらは2062mのほうと思われる。 虫かごもってみくりじゃ〜んぷ! みずがき山自然公園は芝生の広場が広がっており昆虫好きのミクリは歓声をあげながら虫をおっかけている。 遊歩道に入ると程よい密度の樹林帯、木もれ日が心地よい。 シラカバやツガ、シラビソ、クヌギ、カシワ、カラマツ、さまざまな樹木が生えていて落葉樹と針葉樹のバランスもいい。アズマシャクナゲも有名で残念ながら花期には少し遅かった。 ヤマブドウは実はわたしは庭で栽培していたこともあった。ヤマブドウを食してみたかったし。 が、生育の良さと葉の大きさにおののき、フェンスに這わせていたのだが、無理な感じがして抜いてしまったのだった。 あらためてネットで葉の形を確認もしてみた。葉の軸に赤みのあるのが特徴で、もしかすると花(花序)の時期も近かったから見ることもできるかと思ったのだが。 道中道すがらもあれがヤマブドウではないかと思われるものにも出会えたので期待感はあった。 LABOの代表者である友人(本日欠席)の息子のハガネ君は何かを見つけるのが得意 これは木片が炭化しているように思えるものを発見したところ ハガネ君は、一日目はヤマブドウ採集で2日目は水晶採集なんだと思っていたらしい。 違うのよ、違うのよ、登るの、それが第一目的なんだから。 遊歩道にはいってほんの100~200mぐらいのところで、あれはヤマブドウじゃないか?の声 樹林帯の中では下のほうにはそれほど光が射すわけではなく、それかと思えるつるは上のほうに樹間から光を求めて葉が出ているのが見える。 ヤマブドウの樹皮は荒くボソボソしていて、実際カゴなどに使われるものは外側の皮ではなく内側の皮だ。 どうやらさっそく出会えたらしい! ヤマブドウの外側の樹皮は簡単にはがれる。 これをはいだあと、縦に切り込みを入れると今の時期なら容易に採れる(はがれる)ようだ。 そんなこんなでヤマブドウの葉の感じがわかると、みんな懸命に見つけてる。笑 通奏低音のように鳴くカエルの声、セミの声、鳥の声、森林をまさに浴びて心地よい 花はあまり見られなかったけれど、クリンソウ マムシグサでOK? ヤマブドウはここらではけっこうあることがわかり、そこそこ採集もできた。 遊歩道の終わりまで来たところで、行き止まりになっている! が〜ん 曇ってきてやや雨も降ってきた。登山道にもつながるはずなんだけど、これからがんばるのは無理だろうと思った。 わたしのラブリーな巨岩が遠のく〜。涙 まぁいいさ、みんなが満足しているのだから。(負け惜しみではなくね) ということで遊歩道を駐車場まで戻り翌日のための対策を練ることにした。 テント泊することになっていたので、わたしは、仕事のことや猫のこともろもろあり、ふつうなら断ったかもしれないけれど、今回はLABOに集まる人々にとってもすごく良い機会だったということをいろいろ詳しい事情なども聞き、せっかくだからわたしも1泊することにした。 つづく
by sakillus
| 2017-06-22 00:54
| 自然物
|
Comments(4)
Commented
by
kusuo522 at 2017-06-25 11:01
何を探すでもなく、それぞれが歩き、そして見つけた山ブドウ、そこの植えつけたようなクリンソウ。
みくりちゃんのジャンプも素敵!
0
Commented
by
すみごん
at 2017-06-26 07:08
x
気持ちよさそうですね!
空気が全く違いますよね、山の中って。 写真を見ながら深呼吸させていたきました(^^;) 山葡萄、無事に収穫できてよかったですね。 自然は実にいろいろなものを提供してくれるっていうのに 人間てば恩返しどころか悪いことばかりしていて。 ハナちゃん、大丈夫でしたか? わが家のご老体(みかん15才)は年のせいか時々体調を崩しています。でも、まだまだ!
Commented
by
sakillus at 2017-06-26 15:48
kusuoさん、あとでわかったことですが、やまぶどうはどこの山周辺にもあるものではなく、標高的にも意外と高い地域に偏在しているということがわかりました。
この日ちょうど場所的にも時期的にもドンピシャで合ったのは 一番採りたかったガク君のこれまでの貯金だねと話しました。 わたしは、その日は登れませんでしたが、次には必ず! ミクリのジャンプもなかなかよいタイミングでしたね。笑
Commented
by
sakillus at 2017-06-26 15:58
すみごんさん、この遊歩道は高低差がなく散歩的に歩くにはすごくよいです。樹林の様相が美しく空気もきれいでおすすめです。
実際瑞牆山に登るとなると急登もあったり足場も悪かったりするのでしょうけれど、ここは安全です。 そうですね。ヤマブドウは奇跡的にすごく良い場所と時期に遭遇しました。翌週ガク君はひとりで3泊もしながらそうとう大きなヤマブドウに出会え、どういうところに生えているかじゅうぶん観察してきたようです。 自然からいただく時はダメージも考えつつ再生できる形でいただきたいですね。 ハナは大丈夫でした。向かいの奥さんにはご飯のことなどときどき見てもらいました。 そろそろ出かけるときは2階に行けないようにしたほうがいいかなぁと思いましたが。 人間も猫も年取ると心配なこともありますが、通らねばならないことなのでね!
|
カテゴリ
全体 薔薇 植物 自然物 微生物 動物 創作物 人物 庭づくり 栽培 畑 山野草 Rosa spinosissima 庭配置図 咲季山草軒 道具 世界、社会 掲載・本 体 庭 循環 こころ 手縫い 3.11以後 きもの 文化伝承 山登り 未分類 以前の記事
2021年 09月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 04月 2020年 02月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 more... お気に入りブログ
メモ帳
Links
咲季山草軒 咲季山草軒ネットショップ 咲季きもの仕立て草苑 ROSASOLIS (teacup) ぶどうの樹 春になれば 風設計室 クミン's ガーデン「備忘録」 sakaeさんのバラバラ日記 ぴぴん日記 野の花ガーデン Interior 大地窯 炭素循環農法 Organic Roses 散歩絵 庭物語 やさしい庭 make a note of Under the Rose。 Days in Focus 花のある暮らし 阿蘇の麓の本屋の本音 farlyhats kyoko studio 大木ナーサリー にしだみきのひとつ工房 Roses help me find ひかたま(光の魂たち) 検索
その他のジャンル
画像一覧
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||