ROSASOLIS

2018年 02月 15日 ( 1 )
紫のクリスマスローズ
季節の移り変わりを認める瞬間がある。今日は朝から穏やかで暖かささえ感じた日。
今まで夜中ともなれば氷点下の凍えるような時を迎えたものだが、もう少しで氷点下にならなくなる日が来るだろう。私の感じる季節の移り変わりは山を見るとき、山の色が変わるときだ。寒さの極みであろうときでさえ春は間違いなくやってくる。山の色味が暖色になるとき。枝に芽吹きが、何百本の木の枝に芽吹きが感じられる。

今朝は久しぶりな感じで庭の立ち枯れしていた枝を切ったり、枯葉を薄くしていた。いっぺんにやることもないだろう。春はゆっくり歩いてやってくる、だから、ゆっくり手入れすればいいのだ。
しかし、やれていない諸々のことを考えると頭が重くなるので考えないことにする。私は庭仕事からすでに「義務」を外していた。それなりにでよし。

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1匹だけとなった我が家の猫 何年か前はなでることなんて考えられなかった。チロもすっかり家猫になったね。


ところで、毎年2個ぐらいは自分用になるクリスマスローズ、ここ数年は淡い色系が多かったので、、今年は紫色のクリスマスローズにした。
これはデュメトルム系ハイブリッド(hybridus)

実物を見てみると同じクリスマスローズとはいえそれぞれの醸し出す雰囲気は違う。
この個体は花の花弁の重なり方も好みだったけれど、雰囲気が良かった。最初神秘的な雰囲気を持っていると思った、そのうちふっくらと懐の深さを感じるようになった。
今クリスマスローズは、育種家の努力により本当に多彩になった。が、私のこの選択はものすごくレアと言うよりは雰囲気で選んだもの。

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紫というのも幅があるわけだけれど、大きく分けて青みの紫と赤みの紫がある。
歌舞伎の人気演目のひとつ「助六由縁江戸桜」の主人公の助六が巻くハチマキの色が代表的な江戸紫は青みの紫、これに対して、紫根を京都で染めたものが京紫で赤みの紫である。

このクリスマスローズは紫根(ムラサキの根)で染めた色よりはもっと鮮やかではあるけれど、ふっくらした赤みの紫で花の形もふっくらとして、弁の重なり方も色気がある。雰囲気があるというのかな、庭においても結構目立っていい感じだ。

古来より紫は高貴な色、紫を染められる植物は少なく、紫根は大変貴重なものである、何しろ根だし。
紫根の染め方はこれもまた特別で、紫根に熱湯をかけて根を揉んで色を出す。私の記憶に間違いがなければ、あらかじめアルカリ媒染した糸なり布を染めるのだが、何回もやらないと濃い色にはならない。
「禁色」=日本の朝廷において、官人の官位等に応じて禁じられた服装の色にも当てはまるそうな。
後年、禁色というと別の意味もあるけれどね。笑

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by sakillus | 2018-02-15 23:43 | 植物 | Trackback | Comments(2)